現代の学園を舞台に、宅配便で届いた『食べられたがり』の同級生・白咲初姫と、家族に関わる痕跡をきっかけに犯人探しへ進む物語。語り手は有坂家【モンスターファミリー】の次男・有坂有哉で、姉を殺し内臓を食べた人物に自分も食べてほしいと語る初姫から疑いを向けられる。さらに兄妹の部屋で内臓と手首を見つけた有哉は、家族を推定無罪としつつ、初姫が納得する別の犯人を探すことになる。学園での人間関係、家族の気配、異様な依頼が重なり、学校と家庭の両方で事件の輪郭を追う単巻構成。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 猟奇事件と家族の秘密が絡む、ひねりのあるミステリーとして読まれている。
- 主人公の軽口まじりの一人称や、童話・メタっぽさを混ぜた文体が強い個性になっている。
- ぶっ飛んだ登場人物たちの歪んだ関係性や、愛情と暴力が同居する空気感が印象に残る。
- グロさ一辺倒ではなく、奇妙さ・ユーモア・切なさが同時にある読み味が評価されている。
- イラストやヒロインの存在感、キャラの可愛さを推す声も目立つ。
こんな人におすすめ
- 変則的な語り口や癖の強い文章を楽しめる人。
- ダークな家族もの、歪んだ関係性、猟奇寄りのミステリーが好きな人。
- ライトなノリと重い題材の落差を面白がれる人。
- キャラの会話や内面のねじれを読むのが好きな人。
- 続きがある前提の作品でも、余韻や未解決感を受け止められる人。
人を選ぶポイント
- 語り口の寒さや改行の多さが合わないと、かなり読みづらい。
- 登場人物の癖が強く、全員が壊れ気味な空気に疲れることがある。
- グロさや猟奇性を期待しすぎると、思ったほどではないと感じる場合がある。
- 物語の見せ方が謎めいていて、入り口で戸惑いやすい。
- 続巻前提の終わり方に見えるため、完結感を重視する人には物足りない。
テンポ・読後感
- 軽いテンポで進む一人称の会話劇だが、内容はかなり不穏。
- ミステリーの謎解きと、家族の歪みを追う展開が並走する。
- ふざけた調子の裏で、じわじわ息苦しさが増していく。
- 童話めいた比喩やメタな言い回しが、独特の空気を作っている。
- 読後感は「面白いのに疲れる」「変だけど引っかかる」といった反応が多い。
キャラクターへの評価
- 主人公は飄々として軽薄に見えるが、信用しきれない不穏さがある。
- ヒロインは強い執着と独特の価値観を持ち、可愛さと危うさが同居している。
- 家族や周囲の人物も含めて、全員どこか歪んでいて印象が強い。
- ぶっ飛んだ言動のキャラが多く、行動を眺めるだけでも楽しめる。
- 兄妹や家族の関係性に注目する読者が多く、別視点を読みたい。
巻一覧
ヴィランズテイル 有坂有哉と食べられたがりの白咲初姫
この巻のあらすじ
食糧と書かれた宅配便に入っていたのは『淑女』と名高い同級生、白咲初姫だった。姉を殺し内臓を食べた人物に自分も食べて欲しいという。彼女は『有坂家【モンスターファミリー】』次男である俺、有坂有哉が犯人だと言い、自分を食べろと居座り始めた。折しも俺は兄妹の部屋から誰かの内臓と手首を見つけてしまい……。それでも俺は家族を推定無罪とし、平穏を守るべく、初姫が納得する別の犯人探しに乗り出すが――。青春を生き抜く悪役たち【ヴィランズ】の学園ミステリアス・エンタテイメント!
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