現代の銀鈴学院高校を舞台に、霊感のある転校生・柳瞳佳が、同級生の守屋真央らと心霊相談に向き合う学園伝奇シリーズ。おまじないをきっかけにした少女の失踪、写真に写る異形の影、首つりの霊、呪い人形などの怪異が、交霊会、聞き取り、写真、学校に残る噂を手がかりに調べられていく。各巻で扱う事件は異なるが、どれも学院内の人間関係と霊障が結びついており、瞳佳と真央を中心に、事件の背景と学校の秘密が少しずつつながっていく。怪異が日常の教室や校舎の一角に入り込むため、調査は学校生活の延長として進み、少女たちの距離感や役割分担も物語の軸になる。ロザリア・サークルの活動として案件が持ち込まれ、事件のたびに新しい証言や写真が出てくる。
構造レビュー
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
霊媒体質の女子高生が降霊会で見たものは。
編集部
霊媒体質の女子高生・柳瞳佳が転校先の学園で降霊サークルに関与し、心霊が絡んだ様々な事件に巻き込まれる学園ホラー。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
降霊会に興味がある人 オカルトに関心がある人 占い師・魔女・巫女キャラが好きな人 学園ホラーが好きな人 名家の代理戦争が演じられる名門校の内部事情が知りたい人
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AI分析(あらすじ)
学園を舞台にした怪異調査、心霊相談、少女たちの連携を追う物語が気になる人。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
ふゆの春秋(ふゆの)はイラストレーター。主にSNSやpixivで活動中。画集『トウカセカイ』『制服少女、銃器 ARTWORKS』も発売中。『セブンスホールの魔女』(池田朝佳)のイラストも手掛けています。
編集部
甲田学人の作風が好きな人にはおすすめ。本作では降霊会の要素を前面に打ち出し『Missing』と差別化を図ったものの、成功しているかどうかは微妙です。複数視点のデメリットとしてテンポがだれてしまいがちなのも、やや冗長で散漫な印象を与えました。
作品Q&A
評価されるポイントは? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 学園を舞台にした心霊・オカルト案件が、巻ごとの依頼形式で進む構成が好評で、「事件を追ううちに学校の秘密が見えてくる」展開に引き込まれる。
- チェーンメールやスマホなど現代的な都市伝説を、カトリック系高校の西洋オカルトと日本の心霊観が混ざる世界観に落とし込んでいる点を評価する読者が目立つ。
- 超常現象より「人間の念」や人間関係の陰湿さのほうが恐ろしい、という甲田学人らしい恐怖の描き方が支持されている。
- 心霊現象に専門用語や説明が伴い、納得感のある新伝奇×ホラーとして読める。
- 「自称学園メルヘン」と銘打たれつつ、背筋が寒くなるホラー描写とオカルトの薀蓄が両立している点が魅力だ。
こんな人におすすめ
- 学園ホラーや心霊・降霊会・交霊会に関心がある読者。
- 占い師・魔女・巫女など一癖ある超常能力キャラが好きな人。
- 甲田学人作品や、都市伝説系ホラーの文筆を好む読者。
- 名家・学年総代など、学校内部の権力構造や因縁が絡む物語を楽しめる人。
- 事件解決型のミステリー要素も含むホラーを、ライトノベルらしい軽快さで読みたい人。
人を選ぶポイント
- グロ・物理的に痛い描写や、いじめなど重い人間関係の描写が強く、読者を選ぶ作品だ。
- ラノベにしては登場人物の醜さや陰湿さが生々しく、後味の悪さやスッキリしない終わり方を指摘するレビューがある。
- 第3巻は物語が途中で切れる上下巻構成で、続巻待ちの状態だと分かるレビューが複数ある。
- 初巻は霊的能力や設定の説明が多く、チュートリアル的・淡々と進む印象を持つ読者もいる。
- 夜中の一気読みには向かず、寝付けなくなるほど怖い。
テンポ・読後感
- 全体的に終始ビクビクする緊張感があり、忍び寄るような恐怖描写で引き込まれる。
- 「メルヘン」と謳いつつ、鬱屈した人間ドラマとホラーが重なり、救いのない場面とわずかなカタルシスが混在する読後感だ。
- 巻によっては依頼が完結して爽快感を覚える一方、人間の打算や不吉な予感を残して次巻への期待(または不安)を煽る終わり方も目立つ。
- 第3巻は学院の起源や因縁が濃くなりつつ、前編として物語が未完了のため、テンポは盛り上がりながらも区切りが中途半端だ。
- Missingシリーズを思い起こさせる要素はあるが、死より人間関係の崩れや念の怖さが前面に出る、やや異なる学園ホラーとして受け止められている。
キャラクターへの評価
- 霊媒体質ゆえに問題児扱いされがちな柳瞳佳は、困っている人を放っておけないお人好しさと逞しさが評価され、男らしい性格の新鮮さを挙げる声もある。
- 有料で心霊相談を請け負う守屋真央と、口寄せ巫女・魔女っ子など個性派が集う「ロザリア・サークル」の頼もしさ・チーム感への期待が高い。
- 学年総代・荻童獅朗は個人の人間性の怖さや、学院の権力構造を象徴する存在として強い印象を残す。
- 芙美のサバサバしたキャラクターや、中二病的な可愛さの那琴など、サブキャラの一癖も読みどころだ。
- 依頼人側(的場茜、小木姉妹など)の置かれた環境の重さや、和歌のような「悪意ではないが余計なことをする」人物への複雑な感想も見られる。
巻一覧
この巻のあらすじ
「おまじないを誰かに見られたら、五人の中の誰かが死ぬ」 銀鈴学院高校に転校してきた少女・柳瞳佳。前に心霊事故に遭遇し退学処分となった瞳佳だが、初日から大人しめの少女四人組のおまじないに巻き込まれてしまう。人が寄りつかない校舎のトイレにて、おそるおそる始めたおまじない。人数と同じ数を数え、鏡に向かって一緒に撮った写真。だが、皆の画面に写っていたのは、自分たちの僅かな隙間に見える、真っ黒な長い髪をした六人目の頭だった。そして少女のうちの一人、おまじないの元となる少女が、忽然と姿を消してしまい……。少女の失踪と謎の影が写る写真。心霊案件を金で解決するという同級生・守屋真央に相談することにした瞳佳は、そこで様々な隠された謎を知ることになる──。
この巻のあらすじ
少女失踪の心霊事件以降、ロザリア・サークルの代表・守屋真央が主催する「交霊会」の手伝いをすることになった柳瞳佳。そんな中、守屋のもとに同じ学校に通うテニス部所属の的場茜から心霊相談が舞い込む――それは「一人交霊会」を機に、人が全く変わってしまった親友・吉野美南海の調査だった。美南海の横顔に無数の目鼻が浮かび上がった写真。彼女を取り巻く友人たちに次々と起こる不可解な現象。そして調査をしていくうちにみえてきた美南海に取り憑く首つりの霊。全ての謎を追っていくうちに、やがて明らかになっていく哀しい真実とは――。
この巻のあらすじ
「あそこには、呪われたドールハウスがあるんです」 銀鈴学院に昔から伝わる被服準備室倉庫の呪い人形の霊。真央や瞳佳たちが所属するロザリオ・サークルに、人形の霊に取り憑かれた少女の姉からの相談が舞い込む。 そして事件を追っていくうち見えてきたのは、相談者の妹が絡むポルターガイスト現象。やがてそれは学院の抱える秘密に迫っていき――。
星評価・感想
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