構造レビュー 会員 123件
星評価
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
編集部
おとぎ話が歪む刻、少年少女は魔に魅入られる。猟奇と残酷が奏でる暗黒メルヒェン。
概要
編集部
悪夢の泡から生まれた惨劇に挑む騎士団と、彼等に関わることになった少年の死闘を描いたラノベ。各巻のメインとして扱われる事件は古今東西の童話をベースにしており、童話好きなら楽しめます。特筆すべきはグロ描写の過激さで、読んでいて痛みを感じるほど。
こんな人におすすめ
編集部
グリム童話が好きな人 本当に恐ろしいグリム童話を知りたい人 都市伝説が好きな人 ダークファンタジーが好きな人 毒舌クールなヒロインに罵倒されたい人 狂気に浸蝕されたい人 グロが好きな人
イラストレーター情報
編集部
三日月かけるはメルヒェンな作風に定評あるイラストレーター。砂糖菓子のようにふわふわした幼い顔立ちのキャラクターが得意。
メディアミックス状況
編集部
松坂ユタカ作画のコミカライズが全4巻発売中です。
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 時槻雪乃 神狩屋ロッジ所属の騎士。姉が両親を殺害した末自宅に放火したトラウマを負い、泡禍を根絶やしにすべく日夜戦っています。好戦的な毒舌家ですが根は心優しい少女。<雪の女王>の異名を持ち、リストカットを行うことで自身の苦痛と血液を業火に変えます。
総評
編集部
本当に恐ろしいグリム童話ラノベ版。過剰なまでにグロテスクな描写が多く、耐性がないとトラウマになります。身体的な痛みを感じさせる描写や生理的嫌悪を催させる描写が毎巻必ずあり、とりわけ集合体恐怖症の方にはおすすめしません。 キャラクターの死亡率も高く、意外な人物の裏切りが発覚する、終盤の展開には打ちのめされます。活字から滲みだす狂気の凄まじさには戦慄を禁じ得ません。
ストーリーの説明
編集部
ダークファンタジーが好きな人は、おとぎ話をギミックにした残酷な世界観にハマります。
キャラクターの説明
編集部
幼馴染を見殺しにした罪悪感に苦しむ蒼衣、泡禍に魅入られた姉に親と家を焼かれた雪乃、許嫁に胎児の肉を喰わされ望まずして不死を手に入れた神狩屋。 主要キャラの大半が惨劇を生き延びた副産物として異能に目覚め、倫理に反した信念や狂気を帯びた哲学に取り憑かれている危うさに惹かれました。復讐鬼や闇堕ちキャラも豊富。
設定・世界観の説明
編集部
人間の心的外傷から生じた泡禍の核を、古今東西のおとぎ話に紐付ける着想が秀逸。既存の童話が関係者の潜在意識によって歪曲された泡禍現象は酸鼻を極め、関係者の過半数が死亡、最悪全滅することさえ少なくありません。ごく一部の幸運な例外を除き、犠牲者が出てからじゃないと動けないのがジレンマです。 泡禍のもととなる童話は予言されるものの、具体的な配役は伏せられたまま進行する為、誰がどの登場人物の見立てで何が起こるか推理し、次善策を講じるミステリー要素も含まれます。その過程で仕掛けられたミスリードにまんまとハマるのも一興でした。
話題性の説明
編集部
童話ベースの本格的なダークファンタジーとして一部で話題になりました。
初心者向けの説明
編集部
文章がくどく冗長に感じるので初心者向けではありません。終始一貫してグロテスクな描写も人を選びます。
読後感のよさの説明
編集部
精神的支柱の暴走とも言える絶望的展開が終盤に待ち受け、神狩屋ロッジを含む複数のロッジが多大な犠牲を払った挙句崩壊に追い込まれます。蒼衣も行動規範にしていた「普通」の枠組みから完全に逸脱してしまい、後味は悪いです。白雪姫の章の導入自体やや唐突で、主だった伏線は回収されているものの、打ち切りの印象が否めませんでした。
テンポの良さの説明
編集部
後半に行くに連れ上下巻が増えて蛇足な描写が嵩む為、テンポは良くありません。
読みやすさの説明
編集部
持って回った比喩が頻出し、読みやすいとは言えません。その多くがキャラクターのモノローグや狂気の表出に費やされ、会話文が少ないのも影響しています。
他のおすすめ作品
巻一覧
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星評価・感想
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あめめのめ 5 小さな物語に大きな恐怖が止まらない
文章表現でこれだけの恐怖を演出できるラノベ作家は他にいません。
断章のグリムシリーズ初の短編集になります。
なのでサクサク読めて難しくなく、だけどしっかり恐怖があります。
そしてこの小説の中では風乃というヒロインの姉がメインの小説があります。
本編では見られなかった展開や内容に引き込まれます。
1巻から読むのが普通ですがもし、本シリーズが気になっているけど迷っているというのなら、この短編集から読むのもおすすめです。
定期的に話題になる童話ホラーを思いっきり楽しみましょう。 -
がじん 3 痛い表現が素晴らしい
グリム童話をモチーフにしたホラー展開が不気味で、痛みを表現する描写にぞわぞわとします。 -
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