現代日本を舞台に、鬼の血を引く高校生・如月和真と、語り部一族の少女・媛田愛鈴珠が、お伽話に結びつく怪異を追う現代伝奇ホラー。和真は幼いころから聞かされてきた「如月家は鬼の子孫」という伝承と、血を吐いて死ぬ事件の記憶に挟まれ、自分の血筋を疑いながら事件に向き合う。二人は昔話の筋立てと現場の異常を照合し、怪異の由来を推理して封じる。学校生活の周辺に、家系の伝承、血脈への恐れ、民話めいた怪現象が重なり、日常と怪異の境目が揺れていく。物語は、怪異の発生源をお伽話の側からたどる形で進み、鬼と語り部という役割が何を担うのかを探っていく。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代怪異、伝奇ホラー、伝承を手掛かりに事件を追う構成を読みたい人。

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • おとぎ話に怪異や言霊の要素が重なり、民話めいた不気味さとホラー感が立つ。
  • グロめ・痛覚に訴える描写が強く、怖さをしっかり味わえる。
  • 愛鈴珠の第一印象とのギャップが大きく、可愛さやポンコツ感が印象に残る。
  • 和真と愛鈴珠の距離感や夫婦っぽいやり取りが微笑ましい。
  • 既存の怪異譚を思わせる雰囲気を持ちながら、作者なりの解釈で読ませる。

こんな人におすすめ

  • 怪異譚や民話モチーフのダークファンタジーが好きな人。
  • 痛い・怖い系の描写を楽しめる人。
  • ギャップのあるヒロインや、可愛いのに頼もしさもあるキャラが好みの人。
  • 断章のグリム系の空気感に惹かれる人。
  • 続刊前提のシリーズものを追いたい人。

人を選ぶポイント

  • 既視感のあるモチーフに感じる人もいる。
  • 元ネタの見当がつきやすく、驚きが薄れる場面がある。
  • 主人公の属性によって緊張感がやや和らぐと受け取られる。
  • 物語の区切りが強く、今後の展開次第で続けにくそうと見られている。
  • グロや痛みの描写が苦手だと読みづらい。

テンポ・読後感

  • 序盤から怪異の気配が濃く、徐々に不穏さが増していく。
  • 後半ほど怖さや痛々しさが強まり、緊張感が高い。
  • 全体は読みやすく、勢いで一気に進めやすい。
  • シリアスな怖さの中に、ヒロインの可愛さや軽い掛け合いが挟まる。
  • どこか御伽噺らしい不気味さと、キャラ小説的な軽さが同居する。

キャラクターへの評価

  • 愛鈴珠は、クールそうに見えて実は震えたり慌てたりするギャップが魅力。
  • 可愛い、ポンコツ、ツンデレ寄りといった受け止め方が多い。
  • 和真は鬼の血を引く設定がありつつ、土下座プロポーズなど情けなさもあって親しみやすい。
  • 夫婦っぽい空気感が好評で、二人のやり取りが作品の見どころになっている。
  • 栞は切ない立ち位置として受け止められ、報われなさが印象に残る。

巻一覧

お伽鬼譚 —亡者と鬼哭の怪異譚—
2015年3月 ISBN 9784777814510
この巻のあらすじ

嘘吐きから始まる血みどろの怪異。お伽話に込められた恐ろしい真実。“鬼”と“語り部”の末裔がタッグを組んで、お伽話から迷い出た魔を封じる!

「あなたは《鬼》よ」血の海に溺れる死体の前に佇んで高校生・如月和真に、長い黒髪の少女はそう言い放った。突然の殺人衝動、その後の曖昧な記憶…。朦朧とした意識の中で何が起こったのか全く分からない…。「俺が殺したんじゃない! 俺は《鬼》じゃない!」 …… 幼いころ祖父から聞いた《如月家は鬼の子孫》という伝承。己の血脈、自分の中の《鬼》を恐れていた和真。そしていま、大量の血を吐いて絶命する死亡事件が立て続けに起こり、犯人は自分ではないかという妄想に怯える。そんなある日、転校生がクラスに入ってきた。媛田愛鈴珠(ひめだありす)と名乗るその転校生は、あの忌まわしい夜、和真を《鬼》と呼んだ少女だった…。人喰い鬼の末裔である少年と語り部一族の少女が怪現象につながるお伽話を推理し、お伽話から抜け出た怪異を封じる異能バトルエンタテイメント・ホラー!

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