構造レビュー 会員 53件
星評価
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
編集部
大人気ゲーム「Fate/stay night」で断片的に語らていた前日譚「第四次聖杯戦争」の真相が明らかになったり、登場していない魅力的なキャラクターなどが登場。物語の全容を知りたいと考えていたファンには待望の作品。
概要
編集部
人気ゲーム「Fate/stay night」の前日譚。ゲーム内では第四次聖杯戦争と呼ばれた過去の戦いについて、詳しく描かれている。ゲームだけでは分からなかったキャラクターの過去、繰り返される聖杯戦争について知ることができる。
こんな人におすすめ
編集部
・ファンタジーバトルが好きな人 ・現代ファンタジーが好きな人 ・ゲーム原作に興味がある人 ・ゲームの前日譚まで知りたいと思う人 ・世界観を同じくした作品が多数あるものを読みたい人
内容・特徴
編集部
特に英霊の存在、歴史上実際に存在した者が英霊として登場してくる。その英霊は伝説や伝承にまつわる部分と、そうではない部分もあるため、面白くもあるが、分かりにくい印象もあった。
著者情報
編集部
虚淵玄(うろぶち・げん) 東京都出身の小説家、ゲームシナリオライター、脚本家。 株式会社ニトロプラス取締役副社長。 ライトノベルの執筆だけでなく、ゲームやアニメの原作や脚本も手掛ける。 人気作品が多く、ライトノベル作品以外でも有名。 ≪書籍≫ ・ファントム/角川スニーカー文庫/2002年6月(全2巻) ・吸血殲鬼ヴェドゴニア/共著:種子島貴/角川スニーカー文庫/2003年2月(全2巻) ・沙耶の唄/共著:大槻涼樹/星海社FICTIONS/2018年12月 ≪映像作品≫ ・魔法少女まどか☆マギカ/ストーリー原案・脚本/2011年 ・Fate/Zero/原作/2011年 ・PSYCHO-PASS サイコパス/ストーリー原案・脚本/2012年
イラストレーター情報
編集部
竹内崇(たけうち・たかし) ゲームメーカー・TYPE-MOONのイラストレーター。 ≪代表作≫ ・月姫シリーズ ・Fate/stay nightシリーズ
メディアミックス状況
編集部
・コミカライズ化 ・アニメ化
文体
編集部
丁寧な描写と魔術などの雰囲気を思わせる文体。読みやすさには問題ない。出てくる本作特有の文言にはやや難しさを感じる。
世界観の作り込み
編集部
聖杯戦争という世界観、魔術師と英霊が登場するバトルの世界など、独特の世界観の構築が素晴らしいと感じる。ただのバトルではなく、さまざまなルール、またルールの抜け穴、キャラクターの背景など、多くのことが交じり合って、世界観ができあがっている。 世界観を同じくする作品、スピンオフなども作られており、本作が関連した作品の幅広い展開にも驚かされる。
ジャンル・テーマ総評
編集部
バトルとしてはルールやルールの抜け穴など、難しい点もやや見られる。正統派ヒーローが出てくる要素はなく、登場するキャラクター自身の願いを叶えるために繰り広げられる戦いは、人間性を浮き彫りにさせると感じられた。そういった点でも楽しめる作品であると思う。
評価点
編集部
世界観やキャラクターの背景などの作り込みが複雑かつ、丁寧なので、面白味を感じると思われる。元はゲームから始まり、世界観を同じくする作品も多数あることから、つながりを感じつつ読んで行きたい人はとても楽しめると思った。
【おすすめキャラクター】 衛宮切嗣 ゲーム主人公の養父として、ゲーム内で度々名前が登場。また他キャラクターとの因縁や、ゲーム主人公の人間性に影響を与えたキャラクターである。ただの脇役かと感じられたが、本作では彼が中心のストーリーとなっている。
評価が分かれる点・問題点
編集部
魔術師や英霊などのキャラクター背景が、複雑なので混乱を招く部分はある。また英霊は過去の人物であるが、すべてが伝承の通りには設定されていないので、違いを知りつつ読んでいく方がよい。結末的にあまりいい終わり方ではないため、関連作品の把握までをおすすめしたい。
総評
編集部
大人気ゲームの前日譚として描かれた作品であるが、世界観やキャラクターの背景など、かなり綿密に作られており、作品として読みごたえもある上に、引き込まれて行く。アニメ化やコミカライズ化もしているので、本作だけでは分かりにくかった部分などは、多方面から補填できるのも作品を読みやすくしてくれるものではないかと感じた。世界観を同じくする作品が多くあるので、そちらの把握をすることで作品をさらに楽しむことができる。
ストーリーの説明
編集部
ゲームの前日譚としてはとても細かく設定されたストーリー展開である。またゲーム内で名前だけが出ているキャラクターでも、しっかりと描かれている。
キャラクターの説明
編集部
名前だけしか登場していなかった過去キャラクターが、しっかりと描かれており、ゲームに続く設定がしっかりしている。また英霊について、実際の伝承や伝説の存在が登場し、それに合わせた設定もあるため、面白いと感じる。また伝承や伝説に捉われない、個性が発揮されたキャラクターも多く、魅力的なキャラクターが多数登場する。
設定・世界観の説明
編集部
魔術など目には見えないモノが存在する世界観。その中でも英霊の存在、魔術師の存在は物語を強く印象づけている。ただの戦争ではなく、聖杯という願望を叶えるものを争うことで、魔術師と英霊の人間性が試される世界。
話題性の説明
編集部
アニメ化 一部キャラクターはスマホゲームにも登場
初心者向けの説明
編集部
本作だけでも楽しめると言えば、楽しめるが、ゲームから派生したものであるため、ゲームもしくはゲームの内容を理解していないと、面白味が欠ける印象。「Fate/stay night」の補填として読むことにより、より面白味を増す印象が強い。
読後感のよさの説明
編集部
設定上、あまりよい雰囲気の終わり方のストーリー展開ではない。「Fate/stay night」で発生していることの根本が本作にあるため、読後は頭を悩ませることもあるかもしれない。また「Fate/stay night」には多くのルートが存在するため、理解が難しく終わる可能性も高く感じられた。
テンポの良さの説明
編集部
ストーリー展開は割と早めであるが、基本的には魔術師もしくは英霊の一騎打ちなので、一斉に戦争が終わる、という流れではない。中にはマスターが変わったり、マスター以外のキャラクターが登場するなどもあり、しっかりと読み込まないと分からなくなってしまうこともあった。
読みやすさの説明
編集部
文章としては読みやすいと感じるが、そもそもの世界観やそれに合わせた単語などがあるため、それを理解することが難しかった。「Fate/stay night」の前日譚であるため、その世界観を知っていての本作に入る方が読みやすい印象である。
他のおすすめ作品
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空の境界 未来福音
世界観を同じくする作品。同じ世界観であることを示唆する表現が多く、こちらも魔術師などが登場する。人間の欲望やさまざまな感情を見ることができる作品。魔術師の登場と怪異の登場がある。同人小説がもとになったとは思えない重厚なストーリー。同じ世界観の繋がりがある作品が好きな人におすすめ。
作品詳細を見る -
ブラック・ラグーン
同著者の作品。日本の商社マンが南シナ海へ出張中に海賊まがいの運び屋に出会い、当てにしていた会社からあっさり見捨てられ、そのまま見習い水夫に転職するストーリー。銃撃戦など激しいシーンもあり。漫画原作を完全オリジナルストーリーで小説化。もともとがそんなことあるのか、と感じるような設定が飛び交い、その中で更なるオリジナルストーリーが読めるので、漫画ファンにもおすすめ。
作品詳細を見る
巻一覧
星評価・感想
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