空の境界

名作
基本情報
イラスト
レーベル
講談社文庫
刊行年
巻数
3巻
アニメ化
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 名作

作品傾向

ストーリーの良さ S (4)

理由・補足

編集部

初期が同人小説であったとは思えないほどの、しっかりとした世界観、ストーリー展開。どの展開でも、主人公とその周囲が仕組まれたように動くので、とても引き込まれる。

キャラクター S (4)

理由・補足

編集部

独特のキャラクターが多く存在するが、どのキャラクターも背景までしっかりと描かれている。中には世界観を同じくする作品に同じキャラクターや、近しいキャラクターも登場するため、読者としてはつながりを見つけることができるととても嬉しい。

設定・世界観 SS (5)

理由・補足

編集部

魔術や魔術師が登場する現代ファンタジーと呼べる世界観。世界観の造りがとてもしっかりしており、世界観を同じくする作品も多く登場している。つながりを見つけた時の面白さは、格別である。

話題性 S (4)

理由・補足

編集部

・アニメ化 ・ドラマCD化 ・漫画化 ・スマホゲーム「Fate/Grand Order」内にて「両儀式」で登場(赤いジャケット式:アサシン/白い着物式:セイバー)

初心者向け S (4)

理由・補足

編集部

長編ではあるものの、引き込まれる世界観、キャラクターが登場するため、とても読みやすい。世界観が同じ他作品もあるため、本作だけでなく幅広く楽しめる。

読後感の良さ S (4)

理由・補足

編集部

主人公の少女とそれを支えた少年がどうなっていくのか、今後のことが気になるような雰囲気を感じ、何かにつながっていくような期待が浮かぶ。切なさや儚さを感じた。

テンポの良さ S (4)

理由・補足

編集部

長編でありながら、それを感じさせないストーリー展開。いくつかの章で成り立っているが、どれも面白く、またつながっていくため、見逃せない面白さを感じさせる。

読みやすさ S (4)

理由・補足

編集部

もとが同人小説とは感じられない、しっかりとした世界観、丁寧な描写の文章である。特に世界観とキャラクター設定が面白く、引き込まれるので、本作のようなジャンルが好きな人はとても読み進めやすいと感じた。

短評・キャッチコピー

編集部

独特の世界観や価値観などが盛り込まれた、かつては同人誌だったとは思えないほどの大作。のちに多くの作品が生み出されるきっかけになった作品である。長編を感じさせない面白さ。

概要

編集部

2年間昏睡していた少女が目覚めると、不思議な能力を手に入れていた。あらゆるものの死を視ることができる「直視の魔眼」を持った少女の物語。人間の葛藤、欲望、理性など、さまざまな場面が登場し、少女が何を選んで行くのか気になる展開。

こんな人におすすめ

編集部

・オカルト、ホラーチックな作品を読みたい人 ・長編で現代ファンタジー系の作品を読みたい人 ・他作品にもつながる世界観のある作品を読みたい人

内容・特徴

編集部

特殊能力を得た少女とそれを支える少年が、人間としての葛藤や迷い、成長を得ていく。悲惨な場面もあるが、その中に人としての何かを感じることができる。

著者情報

編集部

奈須きのこ(なす・きのこ) 千葉県出身の小説家、ゲームシナリオライター、同人作家。 有限会社ノーツ代表取締役。同社ゲームブランドTYPE-MOON所属。 ≪代表作≫ ・空の境界/講談社ノベルス/2004年(全2巻) ・月の珊瑚/星海社FICTIONS/2010年 ≪ゲーム≫ ・月姫/同人ゲーム/TYPE-MOON/2000年 ・Fate/stay night/TYPE-MOON/2004年

イラストレーター情報

編集部

竹内崇(たけうち・たかし) 千葉県出身のイラストレーター、同人作家。 有限会社ノーツ代表取締役。TYPE-MOON代表。

メディアミックス状況

編集部

・アニメ化 ・ドラマCD化

文体

編集部

丁寧にキャラクターの内面や状況なども描写されている。

世界観の作り込み

編集部

かなりしっかりと作り込まれている。世界観に関し、同じ世界観の別作品もあり、そちらを読むことでさらに本作への興味や、さらに読み込んでみたいとの気持ちにもなれる。本作だけでも楽しめ、また深い世界観を味わうことができるが、同じ世界観の別作品があることも今後の読書に強く影響する。

ジャンル・テーマ総評

編集部

ただのオカルト系かと思っていたが、それだけではなく、もっと深い世界観の作品である。世界観がしっかりと作られており、美しも儚い部分や、人間の内面(良し悪しどちらも)を見ることもできる。特殊な能力を得たとしても、どうやって生きていくか、何を考えるか、など多くのことを訴えかけてくる作品である。

評価点

編集部

長編を感じさせない、しっかりとした世界観やキャラクターの設定があり、その世界観が他作品でもつながっているので、とても面白さを感じる。特殊能力だけに注目せず、人間の内面などとても深い部分があった。

【おすすめキャラクター】 両儀式(りょうぎ・しき) 2年間の昏睡後、目覚めた時に「直視の魔眼」を手に入れた。さっぱりとした性格かと思えば、そうでもない面もあり、奥深い少女。また和装にジャケットを羽織るという独特の洋服センスが特徴的。

評価が分かれる点・問題点

編集部

長編なので、読みにくいと感じた人はなかなか難しいかもしれない。またかなりの残酷シーンもあるため、苦手とする人もいるかもしれない。

総評

編集部

同人小説から作られている作品とは思えないほどの世界観、しっかりとしたキャラクターの設定など、とてもよい作品である。魔術師や魔術、特殊能力などファンタジーな要素も多いが、人間の内面などを見ることができる部分もある。さまざまな人間性を見ながら、特殊能力を得た少女がどう生きていくのかを見ることができる作品。

巻一覧

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