『DDD』は、感染者の精神だけでなく肉体まで変貌させる奇病「A異常症」と、俗に“悪魔憑き”と呼ばれる存在が広がる現代を舞台にした伝奇シリーズです。左腕を失った石杖所在と、黒い義手義足をまとい病床にいる迦遼海江を中心に、日常の延長にある異常と、境界の向こう側へ踏み込む出来事が描かれます。物語は、病理・異能・悪魔祓いの要素を重ねながら、現代社会の中にある非日常を扱う方向で広がります。現時点で確認できる本編は1巻で、続編・外伝・短編の情報はありません。続巻の有無はこの入力では確定できません。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
奈須きのこ作、現代風ファンタジー。人気作とはまったく別の世界観で描かれる世界だが、こちらの世界の広がりさえも夢見てしまうような、面白さ。感染者が存在する奇病を「悪魔憑き」と呼び、繰り広げられるストーリーは重厚な造り。
編集部
「悪魔憑き」と呼ばれる奇病を中心に、感染者とそれを追いかける存在の物語。謎は多く、奇病、悪魔、とさまざまなものが絡み合う。個性的なキャラクターの登場が物語を進めていく。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・奈須きのこ作品が好きな人 ・新感覚なライトノベルが読みたい人 ・奇病や悪魔などダークな雰囲気が好きな人 ・オリジナリティの高い作品が好きな人
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AI分析(あらすじ)
- 現代伝奇の設定を読むのが好きな人 - 奇病や悪魔憑きの題材に関心がある人 - 異能と悪魔祓いが交差する物語を探している人
著者情報
この項目をレビュー編集部
奈須きのこ(なす・きのこ) 千葉県出身の小説家、ゲームシナリオライター、同人作家。 有限会社ノーツ代表取締役。同社ゲームブランドTYPE-MOON所属。 ≪代表作≫ ・空の境界/講談社ノベルス/2004年(全2巻) ・月の珊瑚/星海社FICTIONS/2010年 ≪ゲーム≫ ・月姫/同人ゲーム/TYPE-MOON/2000年 ・Fate/stay night/TYPE-MOON/2004年
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
こやまひろかず TYPE-MOONグラフィックデザイナー、イラストレーター。 TYPE-MOONや奈須きのこ関係のイラストやデザインに関わることが多い。
編集部
オリジナリティの高い独特な作品である。他作品から入っても楽しめると感じられるが、そもそもの奈須きのこ作品を読んだり体験しておくことで、更に楽しめると思われた。独特の作品の様子、展開などはどれをとってもオリジナリティが強く、おすすめできる作品。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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何巻まで出ていますか? シリーズ全体 会員の質問
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DDDとは何の略ですか? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 型月シリーズとは別世界ながら、奈須きのこ特有の「きのこ節」——狂人視点の地の文、厨二要素を狂気として昇華させる筆致——が健在だ。
- A異常症(俗に「悪魔憑き」)という奇病設定が魅力的で、症状から病因を想像する楽しさがある。
- 現代社会とオカルトが交差する、独自性の高いダークファンタジー世界観に引き込まれる。
- 野球を題材にした投手vs打者の一打席勝負など、アクション描写が熱く、手に汗握るほど盛り上がる。
- 時系列が入り乱れるパズル的構成や叙述トリック、計算された演出に驚かされる。
こんな人におすすめ
- 奈須きのこ作品や「空の境界」「Fate」など型月作品が好きな読者。
- 奇病・悪魔憑き・ダークな雰囲気の作品を求める読者。
- オリジナリティや世界観の厚みを重視する読者。
- ミステリ的要素や叙述トリックを楽しめる読者。
- 野球描写やスポーツものの熱量にも惹かれる読者(とくに第2巻を楽しむ層)。
人を選ぶポイント
- シリーズが未完のまま長年更新がなく、続編を待ち続けるもどかしさを感じる。
- 作品独自の字体など視覚的に読みにくい点があり、好みが分かれる。
- 癖の強いキャラクター描写や独特の文体のため、最初は把握しづらい・乗り切りにくい。
- 第2巻は野球パートの比重が大きく、野球に馴染みがないと読み進めにくい。
- 凄惨な事件や不穏な展開が続き、内容的にスッキリ感を求める読者には合わない可能性がある。
テンポ・読後感
- 序盤はやや掴みにくいものの、中盤以降は好奇心を煽られ、ページをめくる手が止まらなくなる。
- 現実味のある社会描写と、常識から逸脱した異能・事件が交錯し、不気味さと派手さが同居する読後感だ。
- 野球対決のクライマックスは特に熱量が高く、何度読み返しても緊張感が残る。
- 2000年代ライトノベル特有の世紀末感・ノスタルジーを感じつつ、今読んでも色褪せないエンタメ性がある。
- 巻末は強い引きで終わり、「これから」という期待と、続きへの切実さが残る。
キャラクターへの評価
- 迦遼海江(カイエ)は美しくも無慈悲な雰囲気や、義手義足のビジュアルが印象的で好意的な声が多い。
- 日守秋星は登場量は少なくてもインパクトが強く、セリフや「最高速」といった発想のカッコよさが評価されている。
- 火鉈は強くて可愛らしく、推しキャラとして根強い人気がある。
- 狂気や権化のような存在感を持つ妹キャラ、霧栖の天才性、マトやアリカの個性など、キャラの濃さ全般が高く評価されている。
- 白髪隻腕の青年や義手義足の美少年など、ビジュアルと設定が強烈で記憶に残る。
巻一覧
この巻のあらすじ
それは骨の軋む幽(しず)かな夜。花開くような、美しい命の音。――Decoration Disorder Disconnection感染者の精神だけでなく肉体をも変貌させる奇病、A(アゴニスト)異常症患者――俗に言う“悪魔憑き”が蔓延(はびこ)る世界。左腕を失った男、石杖所在(アリカ)と、漆黒の義手義足を纏い、天蓋付きのベッドで微睡(まどろ)む迦遼海江(カイエ)の2人が繰り広げる奇妙な“悪魔祓い”とは――!?“日常”と“非日常”が溶け合う“たった今”の世界を“奈須きのこ”という稀代の才能が描破する!衝撃の“新伝綺”新章!物語は境界の“向こう側”へ!
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