異能捜査員・霧生椋

基本情報
著者
三石成
イラスト
くにみつ
刊行年
2023-2024
巻数
2巻
アニメ化
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 良作

評価

ストーリーの良さ
S (4)
キャラクター
S (4)
設定・世界観
S (4)
話題性
C (1)
初心者向け
S (4)
読後感の良さ
S (4)
テンポの良さ
S (4)
読みやすさ
S (4)

短評・キャッチコピー

編集部

異能力を持つ青年が、殺人事件の現場に連れていかれ、巻き込まれていく異能×ミステリー要素が面白い作品。

概要

編集部

一家殺人事件の生き残りである主人公は、その事件以来、異能力を持って生活していた。その異能力のため、外に出ることもできず、友人とささやかな日々を過ごしてる。しかしそんな彼の能力を知る刑事によって、主人公は事件に巻き込まれていく。日々を過ごす中では、日常生活の穏やかな様子、美味しそうな料理と共に、物語が進んでいく。

こんな人におすすめ

編集部

・異能力が登場する作品が好きな人 ・殺人事件などのミステリーが好きな人 ・料理の表現が丁寧な作品が好きな人 ・男性主人公と友人が同居している作品が好きな人

内容・特徴

編集部

殺人事件の生き残りである主人公は、自分の異能力のせいで外に出ることができない生活を送っていた。しかしその異能力を知る刑事に、事件に巻き込まれ、慣れない状況でも成長していく主人公の姿を見ることができる。

著者情報

編集部

三石成(みついし・せい) 多摩美術大学を卒業後、デザイン業に従事。フリーランスになり、2021年より小説投稿を始める。 「第5回ホラー・ミステリー小説大賞」の優秀賞を受賞。

イラストレーター情報

編集部

くにみつ 書籍装画、キャラクターデザインなどを手掛ける。

受賞歴

編集部

「第5回ホラー・ミステリー小説大賞」の優秀賞を受賞。

文体

編集部

とても丁寧で、ストレスフリー。表現、説明ともにわかりやすく、ミステリーや異能を扱っていると感じさせない。

世界観の作り込み

編集部

異能の方へ注目してしまうような部分もあるが、日常生活の部分では、グルメ作品と言ってもいいほどの丁寧な料理の登場、料理の表現がある。日常生活の丁寧さがあり、より異能という部分を際立たせているようにも感じられる。

ジャンル・テーマ総評

編集部

ミステリー作品としても悪くなく、異能という特殊な部分があっても、丁寧に作り込まれた世界観を感じることができた。難しい部分はないが、ミステリーとしてもしっかりと読むことができ、異能力が登場しても違和感がない。また、日常生活を送りながら主人公を大切に思う同居人や、丁寧な料理の登場など、さまざまな部分で楽しむことができた。

評価点

編集部

異能とされているが、主人公の過去や事件などがあっての異能なので、共感してしまう部分もあった。また同居している友人が、主人公を思う気持ちが、態度や言葉だけでなく、料理からも感じることができる。

【おすすめキャラクター】 上林広斗 主人公の同居人。主人公のことをとても心配してくれる。また料理がとても上手なので、自宅での生活に彩を与えてくれている存在。多彩な料理の腕にも注目。

総評

編集部

異能×ミステリーとして、とても丁寧に作られた、読みやすくて面白い作品だと感じた。また男性主人公が、友人と同居しながら必死に生きる様子なども見られて、面白い。意外にもさまざまな料理の登場や、料理の表現などが丁寧で、グルメ作品の良さまでも感じることができた。

ストーリーの説明

編集部

異能力の話ではあるが、日常生活を送る場面も丁寧に描かれているので、難しいストーリーではなかった。むしろ、異能力のために外に出ることができない主人公、という部分を日常の美味しい料理やさまざまな食事が彩っており、明るい反面「外へ出ることができない」からこそ、そういった料理などが充実しているのではないか、と考えさせられる。

キャラクターの説明

編集部

異能力を持つ主人公の、異能力自体も面白いものであるが、登場するキャラクターのそれぞれにしっかりとした設定があり、同時に人間味も感じられるので、面白い。

設定・世界観の説明

編集部

異能力と聞いても、それがとても異常な世界観ではなく、日常の中でひっそりと存在するような印象であった。主人公の生活や過去などを、丁寧に描いている世界観である。

話題性の説明

編集部

特になし

初心者向けの説明

編集部

異能力の話ではあるが、難しい表現も話もなく、読み進めやすい作品である。また、登場する料理がとてもさまざまなものばかりなので、そちらの楽しみを感じることもできる。

読後感のよさの説明

編集部

今後も事件への介入を続けていくような、主人公が成長したようなことを匂わせる最後であった。これから先の話も読んでみたい、と思えるような感覚になれる。

テンポの良さの説明

編集部

最初の部分は、主人公と同居人の話が中心なので、ゆっくりとしたペースと日常的な流れを感じることが多い。テンポとしてはゆっくりしているが、しっかりと話を読んでいくことができる。

読みやすさの説明

編集部

難しい作品なのか、とタイトルから感じる部分があったが、内容としてはそんなことはなく、むしろ読みやすい。丁寧に描かれており、日常生活などの表現も丁寧で、とても分かりやすい作品である。

巻一覧

異能捜査員・霧生椋 緑青館の密室殺人
ISBN 9784434326301
異能捜査員・霧生椋2 白峰荘の人体消失
ISBN 9784434341748

星評価・感想

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