構造レビュー
星評価
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
編集部
嘗て共に人を殺した、幼馴染は何故死んだのか?
概要
編集部
小学生の頃に些細なイタズラがもとで人を殺してしまい、その罪を背負い続ける幼馴染グループ。その一人がラブホで首吊り自殺を遂げたことをきっかけに、久しぶりに集まるのだが……。 はたして彼は本当に自殺だったのか?
こんな人におすすめ
編集部
陰鬱な雰囲気の青春ミステリーが読みたい人 罪と秘密で繋がった少年少女の破滅が見たい人 共依存カップルが好きな人 衝撃の結末に絶望したい人
著者情報
イラストレーター情報
編集部
くまおり純は日本のイラストレーター。SNSやpixivで活動中。画集『ILLUSTRATION MAKING&VISUAL BOO』も発売中。
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 八尋 本作のキーパーソン。陵司たちの幼馴染で小学校の同級生。投石のイタズラで事故を引き起こし、乗用車の運転手を死亡させた過去があります。SNSでは何故か陵司になりすまし、イキッた言動で過去の犯罪をほのめかしていました。
総評
編集部
陰惨な作風故に賛否両論分かれます。正直な所誰が八尋を殺したかは重要ではなく、何故八尋が死ななければならなかったかが焦点として論じられており、安易に他人に成り代われるSNSの暗黒面や、虚実入り混じった捏造が独り歩きするネットの風潮に寒気を覚えました。
ストーリーの説明
編集部
罪の記憶で結ばれた少年少女の断絶を描いた、終始重苦しい雰囲気の青春ノワールミステリー。認知の歪みが落とし穴となるSNSの盲点や、意思疎通のすれ違いから生じる人間関係の亀裂に焦点を絞っています。
キャラクターの説明
編集部
クラスで孤立している陵司とは対照的に女子高で上手くサバイバルしている桜香、SNSで陵司になりすまし過去の殺人を自慢していた八尋。思春期特有の焦燥感とコンプレックスを併せ持ったキャラクターが、リアリティーを持って描かれていました。
設定・世界観の説明
編集部
SNSやスマホに代表される現代の若者に必要不可欠なツールと、それがもたらす承認欲求の加速が悲劇の根幹に関わっています。
話題性の説明
編集部
キャッチャーさがないので殆ど話題になりませんでした。
初心者向けの説明
編集部
ラノベらしいカジュアルさがない為初心者向けではありません。文体はドライで硬質、一般レーベルで刊行されても違和感ない内容です。ジャンルでたとえるならイヤミスが一番近いでしょうか。
読後感のよさの説明
編集部
八尋が自殺した理由は明らかになるものの、誰も救われない結末なので後味は良くありません。
テンポの良さの説明
編集部
主人公の哲学的思索が多く、地の文と会話のバランスを悪く感じました。
読みやすさの説明
編集部
ラノベらしいカジュアルさは薄く、読みやすいとは言えません。作者の思想性が強いです。
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