こうして彼は屋上を燃やすことにした

判定なし
基本情報
イラスト
文倉十
レーベル
ガガガ文庫
刊行年
2011
巻数
1巻
アニメ化
読み放題状況
Kindle Unlimited: 1巻まで(備考: auto:KU 全巻) / BOOK☆WALKER: 1巻まで(備考: auto:BW MAX 全巻)
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 判定なし

評価

ストーリーの良さ
A (3)
キャラクター
A (3)
設定・世界観
A (3)
話題性
B (2)
初心者向け
B (2)
読後感の良さ
B (2)
テンポの良さ
A (3)
読みやすさ
A (3)

短評・キャッチコピー

編集部

彼は何故屋上を燃やしたのか?はみだし者の高校生たちを『オズの魔法使い』一行に見立てた青春群像劇

概要

編集部

自殺志願者の高校生男女4人が学校の屋上に集い、奇妙な友情を育んでいく青春群像劇。カミツキレイニーのガガガ文庫デビュー作となる。

こんな人におすすめ

編集部

思春期特有の人間関係の悩みを抱えている人 失恋した人 はみだし者グループが秘密基地を作る話が好きな人 青春ジュブナイルを読みたい人 主人公の成長に感動したい人

著者情報

編集部

カミツキレイニーは沖縄県出身のラノベ作家。主にガガガ文庫で活動している。代表作は以下。 『憂鬱なヴィランズ』(イラスト:キムラダイスケ、2012年8月、全5巻) 『魔女と猟犬』(イラスト:LAM、2020年10月、既刊5巻) 『七日の喰い神』(イラスト:nauribon、2015年9月 - 2016年12月、全4巻) 『黒豚姫の神隠し』(2016年12月20日、既刊1巻) 『かりゆしブルー・ブルー』(イラスト:白狼、2017年6月) 『それでも異能兵器はラブコメがしたい』(イラスト:切符、2018年4月、既刊1巻)

イラストレーター情報

編集部

支倉十は日本のイラストレーター。数多くのラノベのイラストを手掛ける。代表作は以下。 * 狼と香辛料(支倉凍砂著 / 電撃文庫) * 花守(越後屋鉄舟著 / GA文庫) * イチゴ色禁区(神崎リン著 / 角川スニーカー文庫) * イマジン秘蹟(本田透著 / 角川スニーカー文庫) * ビター・マイ・スウィートシリーズ(森田季節著 / MF文庫J) * 魂追い(田辺青蛙著 / 角川ホラー文庫) * 悠久のアンダンテ -荒野とナツメの物語-(明日香々一著 / GA文庫) * Sky* きみの生きるせかい(志藤絢著 / ガンガンノベルズ) * うちのメイドは不定形(静川龍宗著 / 森瀬繚原案 / スマッシュ文庫) * サンタクロースを見た(電撃コラボレーション/電撃文庫MAGAZINEVol.23別冊付録電撃文庫MAGAZINE文庫) * グロリアスハーツ(淡路帆希著 / 富士見ファンタジア文庫) * 理想のヒモ生活(渡辺恒彦著 / ヒーロー文庫) * 魔女は月出づるところに眠る(佐藤ケイ著 / 電撃文庫) * サクラコ・アトミカ(犬村小六著 / 星海社文庫) * ブタカン! ~池谷美咲の演劇部日誌~ (青柳碧人著 / 新潮文庫nex) * ストレンジガールは甘い手のひらの上で踊る(森田季節著 / MF文庫J) * ウィッチハント・カーテンコール 超歴史的殺人事件(紙城境介著 / ダッシュエックス文庫) * 魔法とSkyTubeで生きていく(高野小鹿著 / 角川スニーカー文庫) * 家つくりスキルで異世界を生き延びろ(小鳥屋エム著 / ファミ通文庫) * 東京下町湯屋話(真媛響乃著 / SKYHIGH文庫)

受賞歴

編集部

第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞受賞作。

評価点

編集部

【おすすめキャラクター】 '''加奈(ドロシー)''' 本作の主人公にして語り手の女子高生。アメくんにフラれたショックから衝動的に飛び下り自殺を試みるものの、屋上でカカシ・ライオン・ブリキに出会い思い止まる。根は友達想いで素直。屋上では「ドロシー」の通称で交流する。

総評

編集部

カミツキレイニーのデビュー作。ゲスト審査員の麻枝准に絶賛された。大好きなアメくんにフラれたショックで後先考えず自殺未遂に走った加奈が、それぞれナイーブな問題を抱え孤立した仲間と出会い、彼等を助けるべく手を尽くすうちに失恋の痛みから立ち直っていく所が良かった。 お互いあだ名で呼び合うことが伏線になっており、各々の本名が暴かれると同時に衝撃的な事実も明らかになる終盤の展開が上手い。タイトル回収も鮮やかだった。

ストーリーの説明

編集部

取り立てて派手さはないが誠実。高校生なら誰しも共感できる悩みやコンプレックス、人間関係のトラブルに、主人公の加奈と仲間たちがしっかり向き合っている所に好感を持てた。

キャラクターの説明

編集部

童話『オズの魔法使い』にインスパイアされており、主要キャラは「カカシ」「ライオン」「ブリキ」と作中キャラのあだ名で呼び合っている。 彼氏にフラれた直後に屋上から飛び下り自殺を試みる加奈の突拍子もなさには面食らうものの、友人の為に全力を尽くす行動力と、真っ直ぐな正義感は好ましい。

設定・世界観の説明

編集部

現代日本に準拠。スクールカーストの描き方が上手い。一種のシェルターとして機能する屋上の非日常性が際立っていた。

話題性の説明

編集部

『CLANNAD』『AngelBeats!』のシナリオライター、麻枝准氏が絶賛したことで注目を浴びた。

初心者向けの説明

編集部

ラノベとジュブナイル小説の中間のような立ち位置。ラノベらしいキャラ萌えを求めると残念な結果に終わる。

読後感のよさの説明

編集部

ストーリーは駆け足でご都合主義な面が目立ち、整合性にこだわると消化不良。各キャラクターの自殺動機に紐付く問題解決方法も、些かあっけなさすぎた。

テンポの良さの説明

編集部

起承転結の構成が上手く、登場人物に感情移入が成功すれば一気に読める。

読みやすさの説明

編集部

加奈の一人称語りで物語が進行する。難しい言い回しや表現は使われておらず、スムーズに自己投影できるのが長所。

巻一覧

こうして彼は屋上を燃やすことにした
ISBN 9784094512700

星評価・感想

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