古川七日と、人を喰う神の少女ラティメリアが組む異種バディ伝奇ファンタジー。舞台は、古来より人間に害をなす神々“マガツガミ”が存在し、それを討つ祈祷士が組織を作って戦ってきた現代日本。祈祷士の道を離れた七日は、ラティメリアとともに各地で起こるマガツガミ絡みの事件へ向かい、因縁の相手や過去の戦場、六花のマガツカミをめぐる事情に触れていく。物語は、二人の関係と、マガツガミをめぐる戦いの背景を軸に進み、祈祷士協会や戦時中の記憶、複数のマガツカミの存在へと広がる。全4巻で完結する。|古川七日と、人を喰う神の少女ラティメリアが組む異種バディ伝奇ファンタジー。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ラティメリアと七日の、殺伐としつつも噛み合うバディ感が強い。
- ダークな復讐譚とコメディの切り替えが効いていて読みやすい。
- 六花をめぐる因縁や戦争の過去が、物語に重みを与えている。
- ラティメリアの可愛さや食いしん坊ぶり、変化していく感情が印象に残る。
- 1話ごとのまとまりがよく、短編的な読み心地でも追いやすい。
こんな人におすすめ
- 殺伐とした関係性のバディものが好きな人。
- ダークファンタジーとコメディの両方を楽しみたい人。
- 戦争や復讐、因縁のある過去話に惹かれる人。
- 可愛いヒロインのギャップや成長を見たい人。
- 1巻ごとにテンポよく読めるラノベを探している人。
人を選ぶポイント
- 世界観や設定の説明は控えめで、序盤はややあっさり感じやすい。
- 物語が進むほど重い過去やしんどい展開が増える。
- 最終巻は駆け足気味、詰め込み感を覚える読者もいる。
- 恋愛要素や甘い掛け合いはかなり薄め。
- バトルの派手さより関係性や感情の変化を重視する作り。
テンポ・読後感
- 序盤はコミカルで軽快、食事や掛け合いの場面が和。
- 中盤以降は一気にシリアス寄りになり、緊張感が増す。
- 章ごとの起伏がはっきりしていて、読み味の切り替えが大きい。
- 全体としてはダークで切ないが、希望を残す後味。
- 文章は比較的すっきりしていて、読み進めやすい。
キャラクターへの評価
- ラティメリアは可愛い、食いしん坊、ポンコツ気味で愛着が湧く。
- 七日は容赦のない面と、背負った過去の重さが印象的。
- 六花は物語の核として存在感が強く、周囲の感情を引き寄せる。
- 雪生や巳月など脇役も個性が立ち、関係性の広がりを作っている。
- 敵側の人物も一筋縄ではいかず、魅力や不気味さが両立している。
巻一覧
この巻のあらすじ
神を憎む男の相棒は、人喰う神の少女。
夏の猛暑のさなか、行方不明となっていた少年が凍った死体となって発見された。警察は事件の異常性から“マガツガミ”によるものと判断した……。古来よりこの国には人間に害を為す禍々しい神々“マガツガミ”が存在する。そして、それらマガツガミを討伐する特殊な力を持った者たちを“祈祷士”と呼んだ。連携し独自に組織を作り上げた祈祷士たちは、マガツガミたちと長きにわたり戦いを続けてきた――。そして現代、天才的な資質を持ちながら祈祷士としての道を捨てた男・古川七日と、可愛らしくも残酷な“喰い神”の少女ラティメリア。人間とマガツガミという許されざる異種間のコンビは、法や常識に縛られることなく、彼らなりの理由と方法でもって禍々しい神々を葬っていく。
カミツキレイニー待望の新作は、「冷徹な最強の男」×「人を喰う神の少女」の異種バディもの! 共闘もするが、たまに殺し合いもする……そんなコンビが見せるダークファンタジー!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
明かされてゆく七日の凄絶なる過去。
“六花のマガツカミ”の存在を報せる手紙を受け取った古川七日は、ラティメリアを連れて夏祭りで賑わうとある町を訪れる。手紙の差出人は、戦時中、ともに最前線で戦った女祈祷士の大坂雪生。七日との再会を喜ぶ雪生だったが、初めて見るラティメリアの容姿に驚愕する――「六花さんにそっくり……」。戦場において七日と雪生は、七日の姉・六花を中心に編成された祈祷士部隊に属していた(のだトルツメ)。六花から生まれたマガツカミの脅威は七日もよく知っているはずなのに、なぜそれを側に置いておくのか? 雪生はラティメリアを斬るよう忠告するが、七日は取り合おうとしない。そんな折、祭りの最中に、古くから生き長らえる強大なマガツガミ・轢き神が現れる。轢き神の暴走を止めるため、その行く手に立ちふさがる七日だったが……。明らかになってゆく七日の過去と、その姉・六花の存在。そして、ラティメリアの誕生秘話。人間とマガツカミの異種コンビが魅せるダークファンタジー第2弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
人喰う神を乗せて、列車は走り続ける。
超高級蒸気機関車『カムパネルラ』に乗り込んだ七日とラティメリア。煌びやかな車内装飾に、豪華な食堂車、そして上流階級の乗客たち。そんな浮き世離れした世界とは異にする車両があった。祈祷士たちが強固に警備にあたる物々しい雰囲気……。
この高級列車は、祈祷士協会によって捕らえられた“六花のマガツカミ”の一人である“掴み神”を秘密裏に移送するためにカモフラージュされたものだった。列車に潜入した七日の目的はただひとつ“掴み神”ヘリアンサスを斬ること。タイムリミットは目的地到着予定の深夜まで。そんななか、七日はかつて戦場でともに戦った元六花隊の一人と再会する。 “妖刀使い”獅童巳月――彼は“掴み神”ヘリアンサスの移送を監督する看守長となっていた。一方、初めての列車旅行に浮かれるラティメリアもまた、ある人物と出会っていた――
「やあ、“喰い神”ラティメリア。君は本当に六花に似ているね」
マガツカミを殺す者と護る者、かつての戦友同士が繰り広げる熾烈な攻防戦! それぞれの思惑を乗せて列車は走り続ける。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
六花のマガツカミを巡る戦いの終結!
「何度言ったらわかるの? わたしは六花じゃない--!」 大事にしていたウミネコのサキちゃんに逃げられ、傷心のラティメリア。七日とのやりとりもすれ違う一方で、“六花のマガツカミ”を巡るプロジェクトは最終局面を迎えようとしていた。 祈祷士協会解散を目論むGHQと、「最後の切り札」を楯に祈祷士たちを利用し、自らの悲願を遂げようとする紙燭龍之介。 すべての六花のマガツカミを集め、紙燭龍之介が成し遂げようとしていたことは、過去に囚われたおぞましい計画だった--。 運命と策謀に導かれ、ついにラティメリアたち「六花のマガツカミ」は集結する。 マガツカミにその身をすべて喰われ、それでも六花が望んだこととは。そして、六花が最後に生んだマガツカミ、ラティメリアの想いは。そして七日は--。 「決めた。私は、人間を喰うわ」 七日とラティメリア--人間と喰い神。彼らの戦いは終わり、雪はすべての者に等しく降り続く。 シリーズここに完結!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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