魔女の愛し仔

判定なし
基本情報
イラスト
一色
レーベル
星海社FICTIONS
刊行年
2020
巻数
1巻
アニメ化
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 判定なし

評価

8軸評価レーダーチャートストーリー(3.0)キャラ(3.0)設定(3.0)
ストーリーの良さ
A (3)
キャラクター
A (3)
設定・世界観
A (3)

短評・キャッチコピー

編集部

魔女に拾われた人間の娘は書庫に眠る御伽噺をハッピーエンドに導けるか。

概要

編集部

魔女集会へ生け贄として捧げられたサラは古き魔女エンゲル・ヘクセンナハトに拾われ、『幸福になれなかった物語』を管理する彼女の書架に導かれる。そこには在るべき結末を迎えられずに封印された、“呪われた御話”たちが密やかに眠っていた。サラは禁忌を破って本の世界へ飛び込み、物語の結末を書き換えようと奮闘するのだが……。

こんな人におすすめ

編集部

百合テイストな魔女と人間の主従に惹かれる人 おとぎ話が好きな人 童話とミステリーを絡めたダークファンタジーが好きな人

内容・特徴

編集部

百合テイストな幻想ファンタジー。魔女の拾われ子であるサラが果てしない物語世界を旅する中で、「在るべき結末」に至れなかった登場人物たちの感情に触れ、エンゲルへの想いを見直していく。おとぎ話と謎解きを絡めた趣向は『憂鬱なヴィランズ』に近い。

著者情報

編集部

綾里けいしは日本のラノベ作家。耽美でダークな作風で人気を誇る。代表作は以下。 * “B.A.D.”Beyond Another Darkness(イラスト:kona、ファミ通文庫、本編全13巻、短編集4巻、2010年10月 - 2014年12月) * アリストクライシ(イラスト:るろお、ファミ通文庫、全4巻〈最終巻は一次創作同人誌〉、2013年3月 - 2023年2月) * 幻獣調査員(イラスト:lack、ファミ通文庫、既刊2巻、カクヨムにて先行連載された) * 異世界拷問姫(イラスト:鵜飼沙樹、MF文庫J、本編全10巻、外伝全3巻) * 終焉ノ花嫁(イラスト:村カルキ、MF文庫J、既刊3巻、同人誌1巻〈MF文庫Jの続編および未収録作品〉) * 霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない(イラスト:生川、ガガガ文庫、全4巻) * 魔導書学園の禁書少女(イラスト:みきさい、角川スニーカー文庫、既刊2巻) * カルネアデス(イラスト・企画:rurudo、MF文庫J、既刊3巻) * ヴィランズテイル 有坂有哉と食べられたがりの白咲初姫(イラスト:リラル、ファミ通文庫、2015年5月30日発売、<nowiki>ISBN 978-4-04-730503-8</nowiki>) * 魔獣調教師ツカイ・J・マクラウドの事件録 獣の王はかく語りき(イラスト:鵜飼沙樹、NOVEL 0、2016年7月15日発売、<nowiki>ISBN 978-4-04-256017-3</nowiki>) * 悪逆大戦 地獄の王位簒奪者は罪人と踊る(イラスト:ろるあ、MF文庫J、2022年3月25日発売、<nowiki>ISBN 978-4-04-681289-6</nowiki>) * 偏愛執事の悪魔ルポ(イラスト:バツムラアイコ、講談社タイガ、2022年5月13日発売、<nowiki>ISBN 978-4-06-528011-9</nowiki>) * 夜獣使い 黒き鏡(イラスト:青依青、ハヤカワ文庫JA、2023年6月20日発売、<nowiki>ISBN 978-4-15-031554-2</nowiki>) * 魍魎探偵今宵も騙らず(イラスト:モンブラン、MF文庫J、2023年7月25日発売、<nowiki>ISBN 978-4-04-682659-6</nowiki>) * 人喰い鬼の花嫁(イラスト:久賀フーナ、講談社タイガ、2023年8月10日発売、<nowiki>ISBN 978-4-06-532830-9</nowiki>) * 超探偵事件簿 レインコード ユーマを待ちながら(原作・監修:スパイク・チュンソフト、イラスト:花澤明、KADOKAWA、2023年8月30日発売、<nowiki>ISBN 978-4-04-737581-9</nowiki>) * スタァ・ミライプロジェクト 歌姫編(イラスト:夏炉、MF文庫J、2024年6月25日発売、<nowiki>ISBN 978-4-04-683702-8</nowiki>) * 死神公女フリージアは、さよならを知らない(イラスト:藤実なんな、角川スニーカー文庫)、2024年10月1日発売、<nowiki>ISBN 978-4-04-11531-61</nowiki>) * 悪役令嬢について(イラスト:水視ずみ、ガガガブックスf、2025年6月18日発売、<nowiki>ISBN 978-4-09-461188-5</nowiki>) * 聖女聖戦─大罪勇者と思い出の魔女─(イラスト:Genyaky、ダッシュエックス文庫、2025年6月25日発売、<nowiki>ISBN 978-4-08-631609-5</nowiki>)

イラストレーター情報

編集部

一色は日本のイラストレーター。美麗なイラストで人気を集める。イラストを担当した代表作は以下。 『若返りの大賢者、大学生になる』 『ミリは猫の瞳のなかに住んでいる』 『ガンナー・ガールズ・イグニッション』 『転生程度で胸の穴は埋まらない』

評価点

編集部

【おすすめキャラクター】 '''サラ''' 魔女集会に生贄として捧げられた人間の少女。古き魔女エンゲル・ヘクセンナハトに拾われ、彼女の書庫の番人になる。在るべき結末を迎えられなかった御伽噺の運命を書き換えるべく、掟に背いて本の世界に飛び込む。自分の恩人に当たるエンゲルに対し複雑な感情を抱き、未だ距離感が掴めずにいる。

総評

編集部

魔女が管理する物語の世界に飛び込んだサラが、童話の結末を書き換えるべく謎解きに挑むミステリー。扱われる謎は小人のアリバイ崩しや猟師不在により起きた赤ずきん殺人事件など魅力的なものばかりで、おとぎ話が好きな読者ならずとも楽しめる。サラとエンゲルの関係性を底流にしているのも見所で、二人のすれ違いが童話の運命と共鳴し合い、バッドエンドの先の希望を指し示すラストには心が震えた。

ストーリーの説明

編集部

人間のサラと魔女のエンゲル・ヘクセンナハト、二人の歪な絆を軸に『幸福になれなかった物語』の真実を解き明かすファンタジックミステリー。取り上げられるのは『白雪姫』や『赤ずきん』など有名なおとぎ話ばかりなので、否が応にも没入感が増す。七人の小人たちのアリバイ崩しや猟師不在の惨劇など、童話に謎解きを絡めた実験的構成も面白い。

キャラクターの説明

編集部

魔女集会に生け贄として捧げられたサラと彼女を庇護下に置いたエンゲル・ヘクセンナハト、種族も価値観も異なる二人の愛憎半ばする主従関係が耽美で尊い。雰囲気重視の百合好きにおすすめ。各エピソードのゲストキャラも灰汁の強さでは負けておらず、彼女たちがバッドエンドを選択した動機が、画一化できない「幸せ」の価値基準と相俟って苦い余韻をもたらす。

設定・世界観の説明

編集部

魔女と魔法が命脈を繋ぐ中世ヨーロッパ風の世界。魔女集会の際は人間の少女が生贄に捧げられる。エンゲルは呪われた物語の管理人として書庫を預かり、サラもそれを手伝っている。

巻一覧

魔女の愛し仔
ISBN 9784065204399

星評価・感想

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