構造レビュー
星評価
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
編集部
「体を噛む・噛まれる」という歪な関係で結ばれた、心音と莉子の耽美な百合物語!
概要
編集部
「体を噛む・噛まれる」という歪な関係性の心音と莉子の物語です。一見単なるSMのように見えますが、行為には様々な思いが込められています。また、小学生から高校生という長いスパンで、物語が描かれているのも特徴です。 2009年に発売され、2023年に新装版が発売されています(画像・イラストは新装版準拠)
こんな人におすすめ
編集部
・歪な関係の百合が読みたい人 ・痛みが伴う百合が好きな人 ・丁寧な心理描写を楽しみたい人 ・長い期間の物語が読みたい人
内容・特徴
編集部
本作品は、歪な関係にある心音と莉子を中心に描いていく物語です。様々な出来事や出会いを経て、2人の関係や心音の気持ちが、鮮明になっていきます。加えて、物語が進むにつれて「噛む・噛まれる」という行為に込められた思いが、少しずつ変わっていくのも見どころです。
著者情報
編集部
本作品の著者は、瑞智士記先生です。他には「星刻の竜騎士」や「レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます」を手掛けています。 星刻の竜騎士 レベル0の魔王様、異世界で冒険者を始めます
イラストレーター情報
編集部
本作品のイラストレーターは、椎名くろ先生です。「現実でラブコメできないとだれが決めた?」や「ひだまりで彼女はたまに笑う。」のイラストを手掛けています。
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 渡会心音 心音のモノローグ通して、歪な関係を続けてしまう女の子の魅力を、存分に堪能できます。心音が初めて莉子に噛まれた時に感じた喜びは、とても切実で、思わずグッとくること間違いなしです。
評価が分かれる点・問題点
編集部
本作品の短所として、メインキャラクターの関係性が、特殊である点が挙げられます。しかし本作品は、丁寧な心理描写により、キャラクターに感情移入しやすいです。ぜひ、特殊な関係性ならではの物語を、楽しんでいただきたいです。
総評
編集部
「体を噛む・噛まれる」という特殊な行為に込められた思いが、本作品の1番の見どころです。「歪な関係や痛みが伴う百合」や「長い期間を経て徐々に心情が変わっていく物語」を探している方には『あまがみエメンタール』をおすすめします。
ストーリーの説明
編集部
莉子との行為や何気ない日常、他のキャラクターとの交流を経て、心音の心持ちが変化していく様子が秀逸です。また、心音と莉子の関係に並行して、莉子の母親に関する謎も展開されていきます。そして、物語の全貌が明らかになり、歪な行為の意味も変化を遂げる終盤は圧巻です
キャラクターの説明
編集部
本作品は、心音の一人称視点で描かれており、心音の心情が余すことなく描写されています。丁寧な心理描写により、心音の言動が腑に落ちた状態で読み進められます。さらに物語が進むにつれ、噛まれることに込められた、心音の思いも変わっていくのです。歪な関係から生まれてくる感情の描き方が、魅力的な作品です。
設定・世界観の説明
編集部
本作品は、全寮制かつ帰省可能なのはお盆と正月だけという、かなり閉鎖的な学校が舞台です。加えてこの学校には、何らかの家庭的な事情を抱えた生徒が多く所属しています。これらの要素も、物語をより面白くしています。
初心者向けの説明
編集部
本作品は、読みやすい文章で書かれています。しかし、メインキャラクターの関係性が特殊なため、ライトノベルにあまり馴染みのない方は戸惑ってしまう可能性があります。裏を返せば本作品は、普段からライトノベルを嗜んでいる方向けな作品です。特に、独特な関係性の百合作品が読みたい方におすすめです。
読後感のよさの説明
編集部
本作品は、伏線は余さず回収され、疑問の残らないスッキリした終幕を迎えます。読後は、晴れやかで満たされた気持ちになれます。
テンポの良さの説明
編集部
本作品は、250ページ未満の全体が10の章で区切られており、テンポよく物語が進行していきます。加えて、出来事を通して、少しずつ関係性や気持ちに変化が生じていきます。そのため、飽きることなく最後まで読み進められます。
読みやすさの説明
編集部
本作品は、軽めの文体で書かれており、会話文も適度に挿入されています。加えて、キャラクターの心情も丁寧に描写されており、読みやすいです。
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