週に一度クラスメイトを買う話
- 著者
- 羽田宇佐
- イラスト
- U35
- レーベル
- 富士見ファンタジア文庫
- 刊行年
- 2023-2026
- 巻数
- 9巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで(備考: auto:KU 全巻) / BOOK☆WALKER: 1巻まで(備考: auto:BW MAX 全巻)
構造レビュー
星評価
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
編集部
「週に一度、五千円を払う代わりに、なんでも命令できる」。お金で結ばれた関係。そんな面倒な2人による共依存百合物語。
概要
編集部
本作品は「週に一度、五千円を払う代わりに、なんでも命令できる権利を持つ」関係を結んだ宮城と仙台の物語です。2人の関係や心理描写の独特さが見どころで、本作品でしか味わえない気持ちを堪能できます。少しずつ変化していく、それぞれの心情や関係性に注目です。
こんな人におすすめ
編集部
・一風変わった百合が見たい人 ・共依存的な関係性が好きな人 ・独特で秀逸な心理描写を楽しみたい人 ・メインキャラクター2人の一人称視点を楽しみたい人 ・背徳的な感情を味わいたい人
内容・特徴
編集部
本作品は、スクールカーストの違う2人が、特殊な関係をきっかけにして交わっていく物語です。ともに時間を過ごすうちに、相手に向ける感情や相手との時間に求めるものが、徐々に変化していきます。時折される背徳的な命令や、じれったさを感じさせる言動にも注目です。
著者情報
編集部
本作品の著者は、羽田宇佐先生です。羽田宇佐先生は、本作品がデビュー作品です。
イラストレーター情報
編集部
本作品のイラストレーターは、U35先生です。他には「進化の実 〜知らないうちに勝ち組人生〜」や「ふつおたはいりません!〜崖っぷち声優、ラジオで人生リスタート!〜」のイラストを手掛けています。 進化の実 〜知らないうちに勝ち組人生〜 ふつおたはいりません! 〜崖っぷち声優、ラジオで人生リスタート!〜
メディアミックス状況
編集部
本作品は、2024年6月から「ヤンチャンWeb」にて、コミカライズの連載開始が予定されています。漫画イラストは、右腹先生が担当しています。
受賞歴
編集部
本作品は、第7回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門特別賞を受賞しています。さらに「このライトノベルがすごい! 2024」で、文庫部門9位、新作部門7位にランクインしています。また本作品は、Webの投稿型小説サイト発の作品で「カクヨム」や「小説家になろう」で現在も連載中です。
緊急性
編集部
本作品は「このライトノベルがすごい!」や「次にくるライトノベル大賞」で、トップ10にランクインしています。さらに、2024年4月に発売された第4巻では、物語が大きな区切りを迎えました。話題性や物語の区切りの良さから、今手に取ることをおすすめします。
文体
編集部
本作品は、軽めな文体で書かれており、会話文も程よく挿入されています。また、独特なモノローグが特徴的で、否定的な表現や回りくどい言い回しばかりが目立ちます。このモノローグは、読みにくさも感じますが、本作品の醍醐味でもあります。
評価点
編集部
本作品では、ストーリー展開に伴う感情の変遷が、ありありと描かれています。憂さ晴らしから2人で過ごすこと自体が目的になったり、無意識に相手のことばかり考えてしまったりなど、思わず笑みを浮かべてしまう描写の数々は必見です。
【おすすめキャラクター】 宮城志緒理と仙台葉月 赤の他人や友達、ましてや恋人とも違う、2人の独特な関係性に、感情を揺さぶられます。それぞれのモノローグで明かされる、言動の裏に秘められた思いにも注目です。
評価が分かれる点・問題点
編集部
物語の序盤は、独特な関係性や好意の見えない心理描写から「本当に百合作品なのか」と疑問を抱いてしまうかもしれません。しかし、読んでいくにつれて、本作品は百合作品だと確信できます。ぜひ、読み進めて、本作品の醍醐味を堪能していただきたいです。
総評
編集部
メインキャラクターの関係性やモノローグの独特さが、本作品の見どころです。「一風変わった共依存関係の百合」や「独特で卓越した心理描写を楽しめる作品」、「背徳的な感情を味わえる作品」を探している方には『週に一度クラスメイトを買う話〜ふたりの時間、言い訳の五千円〜』をおすすめします。
ストーリーの説明
編集部
少しずつ、しかし着実に変わっていく日常を描いたストーリーが秀逸です。 母がいなくなった過去を持つ宮城と、実家に居場所がない仙台の2人が、絶妙な距離感で物語を紡いでいきます。「2人の思いが噛み合い、すれ違う」展開や「なんとなくで始めた関係が、確かな意味を持っていく」流れなどは、実に巧妙です。
キャラクターの説明
編集部
本作品は、独特で秀逸な心理描写が見どころです。 本作品のモノローグはかなり異質で、否定系やネガティブな言葉、回りくどい言い回しを中心に構成されています。それ故に、稀に登場する肯定系やポジティブな言葉には、キャラクターの思いの強さを感じられるのです。 加えて、1章ごとに、宮城と仙台の間で語り部が入れ替わるのも特徴的です。少しずつ変化していく2人の心情が、余す所なく描かれています。
話題性の説明
編集部
本作品は「このライトノベルがすごい!2024」文庫部門9位や「次にくるライトノベル大賞2023」文庫部門8位にランクインしています。さらに、2024年6月からは、コミカライズの連載も開始される予定です。加えて、既刊は4巻まで発売されており、ボイスドラマも公開されています。まさに、今波に乗っている作品です。
初心者向けの説明
編集部
本作品は、独特で回りくどい言い回しが中心の文章で書かれています。加えて、メインキャラクターの関係性もかなり特殊です。これらから、本作品は、初心者向けとは言い難く、どちらかと言うと中級者や上級者向けの作品です。
読後感のよさの説明
編集部
本作品は、物語が進むにつれて、わずかながらも確実に変化が生じていきます。読後は、生じた変化とそれに伴うキャラクターたちの感情を噛み締めつつ、今後の期待に胸が膨らむこと間違いなしです。
テンポの良さの説明
編集部
本作品は「週に一度、宮城が仙台を呼び出す約束」がベースの物語です。しかし一見同じような日常風景でも、2人の心情や関係性、命令、約束などが少しずつ形を変えていくのです。したがって、退屈することなく最後まで読み進められます。
読みやすさの説明
編集部
本作品は、難解な言葉はなく会話文も程良く挿入されていて、読みやすいです。一方でモノローグはかなり独特で、キャラクターの真意を汲み取りずらく、最初は読みにくさを感じます。しかし、慣れていけば、本作品ならではの味わいを楽しめます。
他のおすすめ作品
巻一覧
関連ニュース
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。
感想を投稿するにはログインしてください。
まだ感想はありません。
