構造レビュー 会員 20件
星評価
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
編集部
美形小説家の父と暮らす荒野。やがて訪れる初恋のときめき。
概要
編集部
恋多き小説家の父と鎌倉で暮らす12歳の少女・荒野。彼女の四年間の変化と成長を丁寧に追った、正統派少女漫画の系譜に連なるビルドゥングス・ロマンの傑作。
こんな人におすすめ
編集部
ビルドゥングスロマンが好きな人 正統派少女漫画が好きな人 心理描写が丁寧な小説を読みたい人 プレイボーイの小説家と彼に夢中な女性たちの恋の鞘当てを観察したい人
内容・特徴
編集部
往年の少女漫画へのリスペクトをふんだんに込めた、桜庭一樹流ビルドゥングスロマン。序盤では12歳の子供にすぎなかった荒野が様々な出会いと別れを経て恋を知り、16歳の少女へ成長していくさまが感慨深い。彼女が垣間見る大人の世界のドラマにはドキドキした。
著者情報
編集部
桜庭一樹は日本の小説家。富士見ミステリー文庫で活動していた。代表作は以下。 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 『推定少女』 『GOSICK -ゴシック-』 『少女には向かない職業』 『青年のための読書クラブ』 『ロンリネス・ガーティアン AD2015 隔離都市』
イラストレーター情報
編集部
岸田メルは日本のイラストレーター。清楚系の美少女イラストを得意とし、ラノベのイラストを多数手掛ける。代表作は以下。 * 『楽聖少女』(杉井光、電撃文庫) * 『アンナとプロフェッショナルズ』シリーズ(MAC、メディアファクトリー) * 『パラケルススの娘』シリーズ(五代ゆう、MF文庫J) * 『神様のメモ帳』シリーズ(杉井光、電撃文庫) * 『死神姫の再婚』(小野上明夜、B's-LOG文庫) * 『カラブルワールド』(香月紗江子、ガガガ文庫) * 『太陽で台風』(はむばね、スクウェア・エニックス・ノベルズ) * 『道果ての向こうの光』(秋月アスカ、レガロシリーズ) * 『ダイエット☆パンチ!』シリーズ(令丈ヒロ子、ポプラ社) * 『RDG レッドデータガール』(荻原規子、角川スニーカー文庫) * 『サクラカグラ』(久弥直樹、星海社FICTIONS) なお当初は『荒野の恋』のタイトルでファミ通文庫から刊行されていた。イラストはミギーが担当。
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 '''山野内荒野(やまのうちこうや)''' 恋愛小説家の父と鎌倉に住む中学生の女の子。物心付いた頃から父の恋愛遍歴を見てきた為環境への順応性が高く、あまり物事に動じない。中学入学の日に電車で助けてくれた少年に惹かれるも、それが初恋である確信が持てないまま、彼を意識せざるを得ない日々に心を揺らす。
総評
編集部
12歳の少女が16歳になるまでの最も瑞々しい四年間を描き切った、桜庭一樹渾身のビルドゥングスロマン。歴史情緒溢れる鎌倉を舞台としており、長閑な風景描写に心洗われる。純真無垢な荒野が体験する初恋のときめきと戸惑い、少し背伸びして大人の情事を覗き見る背徳感は、往年の少女漫画に親しんだ読者の心をがっちり掴んだ。やぶうち優『水色時代』にハマった人向け。
ストーリーの説明
編集部
良くも悪くもマイペースな荒野の成長を四年掛けて描き切った青春恋愛小説。美形小説家の父親とその再婚相手に恋人たち、果ては家政婦に至るまで、癖が強い大人たちが活躍する。
キャラクターの説明
編集部
主人公の荒野は12歳のマイペースな女の子。彼女の目を通して見る日常は特別派手な事は起きないにせよ、生き生きと輝いて素敵に映る。生活能力の欠如した恋愛小説家の父、エキセントリックなその恋人たちなど、各々憎めない駄目さ加減を併せ持った大人たちも魅力的。
設定・世界観の説明
編集部
鎌倉が舞台。地元の観光名所や史跡が数多く登場する。荒野と父が暮らす屋敷の描写にもこだわりを感じた。感受性豊かな荒野の目を通し四年間を語ることで、彼女を取り巻く人間関係の変化や季節の移り変わりが、しみじみした実感を伴って伝わってくる。
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