構造レビュー
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
父親殺害を企む地方都市の少女と少女のようなナニカの逃避行。
編集部
思春期真っ只中の中学二年生のボクっ娘と正体不明の謎の美少女が、追っ手を巻きながら東京を目指すロードノベル。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
ガールミーツガールな逃避行が好きな人 自称宇宙人な美少女に翻弄されたい人 ボクっ娘萌えな人 中性的な美少年に惹かれる人 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『少女には向かない職業』が好きな人
著者情報
この項目をレビュー編集部
桜庭一樹は元ラノベ作家。現在は一般文芸で活躍している。2008年に『私の男』で直木賞を受賞した。代表作は以下。 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 『GOSICK -ゴシック-』シリーズ 『B-EDGE AGE』 『ルナティック・ドリーマー』 『荒野』 『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』 『竹田くんの恋人 ワールズエンド・フェアリーテイル』 『赤×ピンク』 『Girls's guard 君の歌は僕の歌』
入手性
この項目をレビュー編集部
ファミ通文庫版は古いので書店では入手困難。角川文庫版の方が手に入りやすい。
編集部
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『少女には向かない職業』と合わせて桜庭一樹少女三部作と言われている。ガールミーツガールな逃避行に惹かれる読者にはおすすめ。万人受けする作風ではないのがネック。
作品Q&A
このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
評価されるポイントは? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 15歳前後の不安定な感情や、大人への違和感・怒りが生々しく描かれている。
- 現実と虚構、嘘と幻が入り混じり、はっきりした答えが示されない構成自体が作品の魅力だ。
- 少女同士の逃避行を軸に、SF・ファンタジー要素が重なった読み味だ。
- 桜庭一樹作品らしい透明感のある少女描写や、後の作品につながるテーマの萌芽を感じる。
- 再読すると年齢によって受け取り方が変わり、余韻が残る作品だ。
こんな人におすすめ
- 思春期のもやもやした心情や、大人になりたくない感覚に共感したい人。
- 真相が曖昧なまま進む物語や、心理描写の多い青春ものが好きな人。
- ガールミーツガール的な逃避行や、中性的な少年少女の関係性に興味がある人。
- ラノベ枠の中でSF・ミステリー寄りの要素も楽しみたい人。
- 桜庭一樹の初期作や、作者の文系・文学的な側面を追いたい人。
人を選ぶポイント
- 読後に「結局どういうこと?」と整理しきれないもやもや感が残る。
- 締めくくりが急で、走り気味・唐突に感じる。
- SF要素が入る展開に、青春描写より物語の方向性が気になる。
- 登場人物の考えに共感しにくく、表面的に流れて見える。
- 家庭や大人への嫌悪など、重め・鬱屈した感情が強く出るため、軽快な逃避行だけを期待すると合わない可能性がある。
テンポ・読後感
- 一気読みしやすい一方、読み終わっても腑に落ちない違和感が続く。
- 焦りとどこか呑気さが混ざった逃避行のテンポで、心理描写が厚めだ。
- 無駄にミステリー要素が入り込まない分、読みやすい。
- ふんわりと壊れやすい甘い世界感と、戦争や社会への疑問のような重さが同居している。
- 「15歳らしい」分かりからなさ自体が、作品全体の空気を作っているという見方がある。
キャラクターへの評価
- 主人公カナは、15歳特有のゴタゴタした感情がむき出しで、大人や周囲への怒りも含めて印象に残る。
- 白雪は透明感があり、ミステリアスで癒しになる存在として好意的に語られることが多い。
- 記憶喪失の美少女や、中性的な美少年のような人物も、出会いとして忘れがたい。
- 評論家や大人役は不快・違和感を覚える描写だが、思春期から見た「大人」の象徴として機能している。
- 登場人物全体について、共感できる部分と距離を感じる部分が分かれる。
巻一覧
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