西欧の小国ソヴュール王国にある聖マルグリッド学園を舞台に、留学生の久城一弥と、図書館塔にいる灰色狼の末裔ヴィクトリカが、殺人、失踪、密室、伝承に関わる事件を追うシリーズ。二人は学園内の出来事だけでなく、豪華客船、山奥の村、首都、時計塔、修道院、大陸横断列車へと足を運び、王国に残る秘密や家族の事情に向き合う。事件の解決と並行して、二人の距離や立場の変化も積み重ねられる。あわせて学園の日常や小事件を扱う短編集『GOSICKs』も挟まれる。
構造レビュー
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
「僕が君を守る!」まっすぐな久城と、冷静な天才ヴィクトリカが織り成すミステリー。美しくも哀しいヨーロッパの小国で、不思議な事件が次々と解き明かされる。読後に残る深い余韻が、心に響く作品です。
編集部
『GOSICK - ゴシック - 』は、桜庭一樹によるミステリーライトノベルで、架空のヨーロッパの小国ソヴュール王国を舞台にした物語です。主人公の日本人少年・久城一弥と、天才的な推理力を持つ少女ヴィクトリカ・ド・ブロワが、学園や街で巻き起こる不可解な事件を次々と解決していきます。2003年から刊行され、独特のミステリーとファンタジーが交差する世界観と、個性的なキャラクター描写が多くの読者を魅了します。推理とファンタジーの要素が絶妙に融合した作品です。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・ヨーロッパの歴史や文化に興味があり、クラシカルな雰囲気の作品が好きな人 ・ミステリー好きで、推理を軸にした物語を楽しみたい方 ・主人公とヒロインの深い関係性を重視したストーリーが好みの方 ・複雑な設定や重厚な世界観を丁寧に読み解きたいと感じる読書スタイルを持っている方 ・ファンタジー要素が少し加わった現実感のあるミステリー小説が好きな方
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AI分析(あらすじ)
学園舞台の推理ものを追いたい人、少女と留学生の組み合わせが軸の物語を読みたい人、王国の制度や伝承が事件に絡む作品を探している人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
桜庭一樹は、1999年に『夜空に、満点の星』でデビューしました。ミステリーや青春、ファンタジーなど幅広いジャンルを手がけ、特に人間関係や心理描写に深みをもたせた作品を多く執筆しています。代表作に『GOSICK -ゴシック-』シリーズや、直木賞を受賞した『私の男』、家族の歴史を描いた『赤朽葉家の伝説』などがあります。好きな食べ物は寿司です。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
武田日向は、1999年にトレーディングカードゲーム『モンスターコレクション』のイラストレーターとしてデビューしました。繊細で美麗な筆致を特徴とし、ファンタジーや歴史的な題材を多く手がけています。代表作に『GOSICK -ゴシック-』シリーズの挿絵や、『異国迷路のクロワーゼ』などがあります。好きな食べ物は和菓子です。
メディアミックス状況
この項目をレビュー編集部
'''小説''' * '''原作小説''':2003年から2007年にかけて富士見ミステリー文庫より刊行され、その後角川文庫や角川ビーンズ文庫からも再版されています。 '''漫画''' * '''コミカライズ''':天乃咲哉氏による漫画版が『月刊ドラゴンエイジ』で2008年1月号から2012年5月号まで連載され、全8巻が刊行されました。 '''アニメ''' * '''テレビアニメ''':2011年1月から7月にかけて、ボンズ制作により全24話が放送されました。 '''ドラマCD''' * '''ドラマCD''':2006年4月にドラマCDが発売されました。
受賞歴
この項目をレビュー編集部
'''直木賞受賞''':2008年に『私の男』で第138回直木賞を受賞しました。この受賞により、桜庭一樹氏は一般文芸作家としても広く注目を集めました。 '''ファミ通エンタテインメント大賞佳作''':1999年、『夜空に、満点の星』で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞し、デビューを果たしました。
編集部
ミステリーやファンタジーの要素が織り交ぜられた独特の世界観に引き込まれ、再読しても新たな発見がある奥深い作品です。シリーズ全体として高い完成度を持ち、推理小説としても魅力的な作品です。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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ゴシックのアニメはどんな話? メディアミックス 会員の質問
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GOSICKは打ち切りですか? その他 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ヴィクトリカの天才的な推理と、久城とのツンデレまじりの掛け合いが物語の軸として高く評価されている。
- ヨーロッパの小国を舞台にしたクラシカルな雰囲気と、学園怪談・客船・列車など場面ごとのミステリーが楽しめる。
- 事件の重さがある一方で、ブロワ警部などのコミカルな人物や日常描写が読みやすさを支えている。
- 短編集を挟むことで二人の出会いや穏やかな日常が描かれ、本編との対比が味わえる。
- 久城の成長や、ヴィクトリカへのまっすぐな想いが関係性の魅力として挙げられることが多い。
こんな人におすすめ
- 推理を軸にしたミステリーと、主人公コンビの関係性の両方を楽しみたい読者向き。
- ヨーロッパ風の舞台設定やゴシックな空気感に惹かれる読者に合う。
- ラノベらしい軽快な文体で、重い事件もある程度スイスイ読み進めたい人向き。
- ツンデレ気味の天才ヒロインと、鈍感だが誠実な少年のやり取りが好きな人に向いている。
- シリーズ全体を時系列どおりに、あるいは読了後に短編を挟んで読む楽しみ方を勧める声もある。
人を選ぶポイント
- 人身売買や惨殺など、事件の残酷さや不穏な空気感が強く感じられる場面があり、気分を害する読者もいる。
- トリックが単純・物足りないと感じる巻がある一方、説明が長く感じる場面もある。
- ヴィクトリカの毒舌や冷たく見える態度が、好みが分かれるとする声がある。
- 連続事件の途中で切れるような展開があり、続きが気になって落ち着かないと感じる読者もいる。
- 文章がやや素朴・小慣れていない印象を持つ読者もおり、ラノベらしさの良し悪しは人によって評価が分かれる。
テンポ・読後感
- 口語に近い会話とコミカルなノリで、ミステリーでありながら「するする読める」テンポだ。
- 舞台全体には陰鬱・不穏な空気があるが、中心人物の掛け合いが重さを和らげている。
- 巻によっては本編の合間を埋める短編的・息抜き的なエピソード感があり、日常の穏やかさが癒しになる。
- 事件ごとに舞台が変わる一方、国の中枢や過去の謎など通底するストーリーが徐々に広がっていく構成だ。
- ラノベ的な軽さと、古典ミステリ・ダークな要素が同居する作品だ。
キャラクターへの評価
- ヴィクトリカは、小柄で華やかな見た目と天才的頭脳、毒舌・ツンデレのギャップが最大の魅力だ。
- 久城は鈍感でいじられ役ながら、誠実さと守りたいという気持ちの強さが増していく姿が好意的に語られることが多い。
- ブロワ警部は手柄を横取りする最低な振る舞いなのに、どこか憎めない残念な人物として愛されている。
- セシル先生、アブリル、コルデリアなど脇役の可愛らしさや個性も評価されることがある。
- 二人の年齢だからこそ描ける、恋愛色より深い信頼や魂のつながりを感じる関係だ。
巻一覧
この巻のあらすじ
豪華客船で怪現象? 世界の混沌を描くゴシック・ホラー。 西欧の小国・ソヴュール王国の聖マルグリッド学園に留学してきた九條一弥は、図書館の屋上で謎の少女・ヴィクトリカと出会う。パイプをくわえ、あらゆる書物を読みあさる彼女は世界の混沌を再構築することができた。
この巻のあらすじ
【挿絵あり】パイプを片手に、恐るべき頭脳で難事件を解決していく不思議な少女ヴィクトリカ。人形とみまごうほどの美貌をもつ彼女だが、性格は超傍若無人!? 真面目で誠実な留学生久城一弥はそんな彼女に日々振り回されっぱなし…。そんな中、とある占い師の死をきっかけに、二人は豪華客船で起こる殺人事件に巻き込まれてしまう。次々と命を落とす乗客達、そして明かされる驚愕の事実とは──!? 天才美少女の極上ミステリー、開幕!!
すべての巻を見る(全18巻)
この巻のあらすじ
【挿絵あり】〈“灰色狼の末裔”に告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する〉──謎の新聞広告を目にしたヴィクトリカは、その夜たった一人で学園を抜け出し、山奥の小さな村に降り立った。後を追ってきた久城一弥がその訳を問うと、母の無実を晴らすためだというが…? 秘密に満ちた“灰色狼”の村で、過去と現在に起きた二つの殺人事件の謎が混迷する、波乱の第2巻! 「久城、君が……君が私を守ってくれるのだろう?」「…当たり前だ!」
この巻のあらすじ
【挿絵あり】風邪で寝込むヴィクトリカを学園に残し、故郷の姉に頼まれた〈青い薔薇〉を買うため首都ソヴレムにやってきた一弥は、そこで謎の人間失踪事件に出くわす。食い違う証言。消えた部屋。そして高級デパートに潜む闇の正体とは…!? 一方、ひとりぼっちのヴィクトリカは、熱と退屈と、寂しさにうなされていた。「久城、め……ほんとに、出かけたのか……」──離ればなれの二人が事件の真相を紡ぎ出す、極上ミステリー第3巻!
この巻のあらすじ
【挿絵あり】1924年、春。東洋の島国からソヴュール王国に留学してきた優等生の久城一弥は、学園に伝わる〈春やってくる旅人が死をもたらす〉という怪談から《死神》とあだ名され、クラスで孤独な日々を送っていた。そんな中、怪談どおりに殺人事件が起きてしまい…!? 容疑者となった一弥を救ったのは、図書館塔最上階で書物を読みあさる不思議な美少女、ヴィクトリカだった〉──。それぞれの出会いを描く、「GOSICK」はじまりの短編集。
この巻のあらすじ
【挿絵あり】その日、図書館塔で退屈を持て余すヴィクトリカの頭に落下してきた金色の書物。〈汝、愚者の代弁者となりて、我が愚かなりし秘密を暴け!〉そこにはかつてこの王国に君臨し、学園の時計塔から謎の失踪をとげた錬金術師リヴァイアサンからの挑戦が! 奇しくも同じ頃、その時計塔で不可解な密室殺人が起こり…!? ヴィクトリカにより全ての謎が繋がれたとき、この王国の禁忌が明かされる──極上ミステリー、急展開の第4巻!
この巻のあらすじ
【挿絵あり】殆どの生徒がバカンスに出かけ、ほぼ無人の聖マルグリット学園。外出できないヴィクトリカと、彼女を思い学園に残った一弥は、二人っきりの夏休みを過ごすことに。二階の窓の外を横切る女、屋上から夜空へ消えた怪人、名画から抜け出した少女……。静かな学園で数々の謎を共に解き明かし、世界を語り合う二人の平和な時間は、やがてくる嵐と別離を知る由もない──。互いの距離が更に近づく「GOSICK」珠玉の短編集第2弾!
この巻のあらすじ
【挿絵あり】父・ブロワ侯爵の思惑により、突然遠く異国の修道院“ベルゼブブの頭蓋”に幽閉されてしまったヴィクトリカ。一弥は、衰弱していく彼女を救うべく、ひとり大陸横断列車で修道院へと旅立った。その日、魔力の祭典〈ファンタスマゴリアの夜〉で起きた、不審な殺人事件をきっかけに、裏の顔が見え隠れし始めた修道院──。その水面下では巨大な陰謀が進行していた! 果たして、二人の運命は…!? 極上ミステリー、緊迫の第5巻!
この巻のあらすじ
【挿絵あり】謎の修道院“ベルゼブブの頭蓋”を辛くも脱出し、豪華列車オールド・マスカレード号に乗り込んだヴィクトリカと一弥。そこで二人は〈孤児〉〈公妃〉〈木こり〉〈死者〉と己の身分を偽る奇怪な乗客達に出会う。そして、やっと手にした安息も束の間ブレーキ弁を壊された列車は暴走を始め、車中では毒殺事件が起き…!? 誰もが疑惑の証言を呈する中、二人は真実を見抜き、無事に学園に帰ることが出来るのか!? 極上ミステリー第6巻!
この巻のあらすじ
【挿絵あり】オールド・マスカレード号での事件を解決し学園に戻ってきたヴィクトリカと一弥。しかし長旅の疲れが出たのか、ヴィクトリカは熱を出して寝込んでしまう。「おもしろい話をもってきたまえ。それと、花もだ」一弥は、花とそれにまつわる不思議な逸話を手土産に、退屈する彼女のお見舞いに通い始めるが…? 時代に埋もれた物語の真実を解き明かすたび、二人の絆がまた揺るぎなく深まっていく──。「GOSICK」短編集、第3弾!!
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hutami 4 現在は角川ビーンズ文庫から出版されています
直木賞作家、桜庭一樹のライトなミステリー第1作。日本からの留学生の久城が遭遇する謎をヴィクトリカが解決していく中で互いが距離を縮めていく。
日常の謎や怪談や都市伝説を解決していく中で大きな謎や事件にぶつかり、それを解決していく。
非常に読みやすく、万人受けするミステリーと感じる。 -
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