構造レビュー 会員 22件
星評価
巻一覧
氷菓
ISBN 4044271011
愚者のエンドロール
ISBN 404427102X
星評価・感想
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おっぺ 4 多重解決ミステリ好きの人や青春ミステリ好きの人におすすめ
古典部シリーズの二冊目です。一冊目の「氷菓」を読んでいなくても楽しめそうですが、読んでいる方が主人公たちに親しみが持てたり、ある意外な展開に驚いたりできるとは思います。今回は、文化祭に出展する予定の自主映画がミステリで、けれど脚本担当の生徒が途中でリタイヤしてしまったので結末ができない……そこで、できあがっているところまでの映画を見て犯人を推理するという趣向です。古典部のメンバーや映画のスタッフ・キャストが、こうではないかという推理を披露するので、推理合戦という感じです。なるほどと感じさせるレベルの推理もあれば、トンデモトリックも出てきて、それだけでもいろいろ楽しいのですが、最後で一つの推理を覆す視点が「あっ!」と思わせる新鮮なもので、驚きました。同時に、なぜ脚本担当の生徒がリタイヤしてしまったのかなどに通じる切なさ苦さもあって、ミステリとしても青春ラノベとしても楽しめる物だと思います。 -
おっぺ 4 ライトな感じの日常ミステリに触れてみたい人におすすめ。アニメにもなりました
シリーズ第1作。レギュラーの顔見せ程度だと聞いていたので、あまり期待しないで読んだけれど、存外面白かった。基本的には、日常の中で起きる、あれは何、あれはどうしてといった、ちょっと不思議に感じるような出来事を、「日常の謎」として高校生男女が解き明かしていくスタイル。古典部という部活の話でもあるので、部活物と言ってもいいのかもしれない。主人公の少年が省エネをモットーにしていて、できるだけ余計なことはしないでおこうというスタンスなのが面白い。一つ一つの謎は小粒なのだが、全体を通しての謎は、実はそこそこダーク。でも、そこが作品全体を絵空事でなくしているように思う。そして、ヒロインはいかにもウケ狙いっぽいキャラなのだけど、一旦の謎解きが済んだ後、彼女が「それなら、私はなぜ泣いたのでしょう?」とひとりごちたところで、この少女にもとても厚みができて、好きになっていた。読み続けていきたいシリーズ。 -
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