B-EDGE AGE 獅子たちはアリスの庭で
- 著者
- 桜庭一樹
- イラスト
- 日峨和雅
- レーベル
- 富士見ミステリー文庫
- 刊行年
- 2002-2012
- 巻数
- 3巻
- アニメ化
- —
本作は、国際弁護士の資格を持つ高校生・美弥古と、同居人で年上の探偵・雨ノ森悠を軸に、現代の事件を法廷と捜査の両面から追うシリーズ。連続猟奇殺人や白昼の殺人事件のように、先に容疑や証拠が固まった状況から、証言の食い違い、物証、関係者の利害を照らし合わせて真相へ近づいていく。高校生でありながら法廷に立つ立場が事件の見え方を変え、雨ノ森は捜査側の視点を補う。法廷での主張と現場での裏取りが並走し、事件ごとに証拠の組み直しが必要になる。別の巻では劇団と映画制作の現場も描かれ、創作の動機や制作の進め方が物語の軸になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 法廷劇の対立構図がわかりやすく、後半の盛り上がりに勢いがある。
- 初期作品らしい荒削りさがありつつ、テンポよく読める。
- 裁判シーンや逆転劇の感覚が強く、ミステリ寄りの面白さがある。
- 主人公二人の関係や、先の展開を匂わせる謎が気になる。
- 桜庭一樹作品の初期らしい独特のリズムや雰囲気を楽しめる。
こんな人におすすめ
- 桜庭一樹の初期作やシリーズの流れを追いたい人。
- 法廷もの、逆転裁判的な駆け引きが好きな人。
- ライトノベル寄りの軽快さと、少し尖った人物描写を楽しみたい人。
- 既刊や続編まで含めて世界観を味わいたい人。
- BL的な空気感や、主人公同士の距離感が気になる人。
人を選ぶポイント
- ミステリとしては弱めで、謎解きの手応えを強く求めると物足りない。
- 一般文芸として読むと粗さや作りの甘さが気になりやすい。
- 作品内の対立がかなり単純で、善悪の描き分けが直球。
- 人物の言動が露骨で、性格の悪さや悪役感が強い。
- 続編前提の要素があり、単巻で完結感を求めると消化不良になりやすい。
テンポ・読後感
- 前半は説明や対立の見せ方が中心で、後半に向けて一気に熱量が上がる。
- 全体としてはグイグイ読める軽快さがある。
- 荒削りだが勢いがあり、読み進める推進力は強い。
- 法廷シーンで特にテンポが良く、盛り上がりがはっきりしている。
- 先の謎を残す作りで、読後に続きが気になる余韻が残る。
キャラクターへの評価
- 女性刑事は分かりやすく意地が悪く、強い悪役感がある。
- 検事も冷たく高圧的で、対立軸を際立たせている。
- 主人公二人の関係は思わせぶりで、執着や距離感が印象に残る。
- 悠の設定や立ち位置に未消化感があり、今後の掘り下げを期待させる。
- 脇役の個性が立っていて、ツボにはまるキャラがいる。
巻一覧
この巻のあらすじ
法廷で真実を暴くのは――超高校生! 国際弁護士の資格保持者である高校生・美弥古は、同級生から頼まれ、連続猟奇殺人事件の容疑者――無実の罪を主張する青年を助けるハメに……。同居人で年上の探偵・雨ノ森悠と事件を追いかける法廷ミステリー!
この巻のあらすじ
大反響に応え、シリーズ第二弾緊急刊行! オフィスビルで白昼に起きた殺人事件。天才トレーダーが秘書を刺殺したというものだった。入り組んだ事件・全ての証拠はトレーダーの有罪を示す、圧倒的不利な状況に美弥古と相棒の探偵・雨ノ森悠が挑む!
この巻のあらすじ
数多一人は超有名劇団 『パンドラ』 の舞台に立つことを夢見てやまない青年。ついに入団試験を乗り越え、パンドラの一員となった彼だったが、その矢先に 『パンドラ』 は、ある人物によって解散を余儀なくされる。彼女は静かに言う。「映画を撮ります」 と。その役者として抜擢された数多は、彼女とたったふたりで映画を創るための日々をスタートすることになるが――。 『全ての創作は、人の心を動かすためにある』 彼女のその言葉が意味するところとは。そして彼女が撮ろうとする映画とは一体……? 全ての謎を秘めたままクラッパーボードの音が鳴る。
星評価・感想
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