高遠動物病院へようこそ!

基本情報
著者
谷崎泉
イラスト
ねぎしきょうこ
レーベル
富士見L文庫
刊行年
2019-2020
巻数
3巻
アニメ化
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 良作

評価

ストーリーの良さ
S (4)
キャラクター
S (4)
設定・世界観
S (4)
話題性
C (1)
初心者向け
A (3)
読後感の良さ
S (4)
テンポの良さ
A (3)
読みやすさ
S (4)

短評・キャッチコピー

編集部

偏屈な獣医が経営する動物病院を舞台に、主人公と愛犬、そして訪れるペットや飼い主たちの日常を見ることができる。

概要

編集部

主人公は姉から愛犬の「安藤さん」を頼まれる。それをきっかけに高遠動物病院へ行くことになるが、そこでは偏屈な獣医である高遠との出会いが待っていた。そして、さまざまなペットと飼い主や、保護団体のスタッフとも出会う。人手不足のために主人公は動物病院を手伝うことになるが、偏屈な高遠とはなかなかうまくやっていけずにいたが、少しずつ彼を理解できるようになっていく。

こんな人におすすめ

編集部

・獣医や動物病院の話が読みたい人 ・ペットが登場する作品が読みたい人 ・ペットと飼い主、そして動物病院でのふれあいや関わりなどが見たい人

内容・特徴

編集部

新しくできた高遠動物病院へ行った主人公とその愛犬である「安藤さん」が、ワンオペで運営していた動物病院の手伝いをすることになる。日々さまざまな飼い主やペットがやってきたり、ついには保護団体のスタッフまでやってきて、ちょっとしたトラブルも。それを乗り越えて主人公と「安藤さん」そして偏屈な高遠先生が日々を過ごしていく。

著者情報

編集部

谷崎泉(たにざき・いずみ) ライトノベルからBLまで幅広く執筆。 ≪代表作≫ ・月影骨董鑑定帖シリーズ ・鎌倉おやつ処の死に神シリーズ ・ひきこもり作家と同居します。 ・高遠動物病院へようこそシリーズ ・老舗酒造のまかないさんシリーズ

イラストレーター情報

編集部

ねぎしきょうこ 漫画家、イラストレーター。 キャラクターデザインなども手掛ける。 漫画だけでなく少女小説からライト文芸系の表紙デザインなど多数あり。 ≪代表作≫※挿絵、表紙 ・鍵屋甘味処改 ・英国紅茶予言師 ・鍵屋の隣の和菓子屋さん ・高遠動物病院へようこそ ・鬼恋語り ・王女の遺言

文体

編集部

丁寧に細かく文章がつづられており、パッと見は文字数が多く感じられる。だがとても面白い題材、キャラクター設定などの動きが多く、文字の多さなどがあまり気にならなかった。読書好きにオススメできる。

世界観の作り込み

編集部

動物病院が舞台となると、可愛いペットの登場ばかりを想像してしまいがちだが、偏屈な獣医が登場することで世界観に味が出ていた。

ジャンル・テーマ総評

編集部

動物を愛しているが、人間への対応は下手な偏屈な獣医と、その動物病院へやってきてしまった主人公と愛犬の「安藤さん」の出会いは、とても面白味を強めているのを感じた。同時に、飼い主だけの視点での考え方だけではなく、ペット、動物へ対する愛情の深さを強く感じることができる。その結果、人情味を感じてしまうという作品であった。

評価点

編集部

人間が苦手で動物が大好きな獣医と主人公の今後はどうなるのか、と愛犬の「安藤さん」の視点で語られる部分があってよかった。「安藤さん」の前ではそれぞれが素直に気持ちを口にしていて、そういう部分での人間らしさは今後にとても期待ができる。またそれぞれのキャラクターがとても際立って作られており、「安藤さん」の本来の飼い主である主人公の姉と、主人公の違いなどもとても明確で、面白い。

【おすすめキャラクター】 高遠先生 偏屈でぶっきらぼう、仏頂面なのに、動物に対しては愛情満載の獣医。主人公の連れてきた「安藤さん」のことをとても大好きで、可愛がっている。「安藤さん」にだけ見せる一面も。

総評

編集部

全体を通して、文章量がやや多く感じられ、1話の区切りが長い作品であったが、テーマや設定、キャラクターの造りが面白く、飽きさせない。また「安藤さん」の視点での話も途中に織り込まれており、人間だけの視点ではない部分もよかった。「安藤さん」の前で見せる主人公と獣医の素直な姿も味わいがある。

ストーリーの説明

編集部

動物病院でのさまざまなできごとが主になっているが、動物のことは大事にできても飼い主には気が回らない偏屈な獣医がいることで、物語がとても面白くなっている。また主人公の世話している「安藤さん」という犬の視点での話もはさまれており、飼い犬の視点を楽しむこともできた。

キャラクターの説明

編集部

それぞれのキャラクターがなかなかに独特な感じで描かれている。偏屈な獣医、しっかり者の主人公の姉、割とルーズに「安藤さん」の世話をしている主人公など、それぞれが独立していて面白い。

設定・世界観の説明

編集部

ただの動物病院の忙しい話ではなく、主人公と「安藤さん」のやりとりや、さまざまな飼い主とペットの登場などがあり、山あり谷ありという状況が描かれており、面白い作品であった。

話題性の説明

編集部

特になし

初心者向けの説明

編集部

内容は大変面白く、動物好きな人にはオススメできるが、1話ずつが大変長く書かれている。読書好きな人にオススメしたい。

読後感のよさの説明

編集部

動物病院の日常だけでなく、主人公と「安藤さん」の日常で締めくくられている部分があり、これからどうなっていくのか面白さを感じながらの終わり方であった。

テンポの良さの説明

編集部

内容は大変面白いのだが、1話ずつがとても長い作品であり、テンポの良さという感じではなかった。

読みやすさの説明

編集部

1話が長い造りであったが、それを感じさせない読みやすさはあると思われる。面白いので次に進みやすい、難しいことを考えず、主人公や物語の状況をすんなり読み進められた。

巻一覧

高遠動物病院へようこそ!
ISBN 9784040730431
高遠動物病院へようこそ! 2
ISBN 9784040733951
高遠動物病院へようこそ! 3
ISBN 9784040737195

星評価・感想

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