老舗酒蔵のまかないさん

基本情報
著者
谷崎泉
イラスト
細居美恵子
レーベル
富士見L文庫
刊行年
2022-2023
巻数
3巻
アニメ化
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 良作

評価

ストーリーの良さ
S (4)
キャラクター
S (4)
設定・世界観
S (4)
話題性
C (1)
初心者向け
A (3)
読後感の良さ
S (4)
テンポの良さ
S (4)
読みやすさ
S (4)

短評・キャッチコピー

編集部

老舗だけれど経営困難になっていた酒蔵に、謎があるけど可愛い主人公が来ることで、少しずつ酒蔵が持ち直していく人情物語。

概要

編集部

老舗だけれど、人手不足で経営難になっていた酒蔵へ、謎の女性が奉公人としてやってくる。主人公である彼女は、酒蔵を守る家族と、従業員、それにかかわる人たちを支え、ふれあい、少しずつ酒蔵の立て直しに協力してく。

こんな人におすすめ

編集部

・老舗酒蔵の話が読んでみたい人 ・従業員も巻き込んで温かくなれる作品が読みたい人 ・穏やかな女性主人公の話が読みたい人 ・日常的だけれど美味しい食事が見たい人

内容・特徴

編集部

老舗酒蔵にやってきた和装の謎の女性と、それを取り巻く人々の関係が進んでいく物語。主人公は何か不思議な力を持っているようだが、それが気にならないくらいに働き者で、明るい女性である。そんな彼女と一緒に酒蔵を守っていくことで、経営難であったところが少しずつ変化していく。

著者情報

編集部

谷崎泉(たにざき・いずみ) ライトノベルからBLまで幅広く執筆。 ≪代表作≫ ・月影骨董鑑定帖シリーズ ・鎌倉おやつ処の死に神シリーズ ・ひきこもり作家と同居します。 ・高遠動物病院へようこそシリーズ

イラストレーター情報

編集部

細居美恵子 イラストレーター。文庫本などの表紙を多数担当。 ≪代表作≫※表紙、挿絵 ・双子騎士物語 ・さようなら君の贖罪 ・異世界温泉郷シリーズ ・老舗酒造のまかないさん ・世界の果てのランダム・ウォーカー ・恋文やしろのお猫様

文体

編集部

難しい文体はないのだが、酒の知識や名前など、独特の難しさが織り込まれた作品である。

世界観の作り込み

編集部

老舗酒蔵にやってきた謎の女性というところが、結婚ものや恋愛ものとやや違って面白かった。これから先、主人公と恋愛が進むのだろうな、と感じる雰囲気もあり、これから先が気になる世界観の作り込みがされていた。

ジャンル・テーマ総評

編集部

経営難の老舗酒蔵へやってきた、和装の女性。謎があるが、とてもいい人で、食事の準備から酒蔵の手伝いまで、しっかりとこなす主人公に好感が持てる。また主人公と触れ合う酒蔵の家族、従業員など、多くの人たちが少しずつ前に進んでいく姿も、人情味を感じられてよかった。

評価点

編集部

主人公が世間知らずではあるものの、家事能力が高いところ、真面目で素直なところなど、とても好感が持てる。また、老舗酒蔵の経営の難しさも見ることができるので、知らなかった世界を知ることもできた。

【おすすめキャラクター】 三葉 主人公だが、最初から謎めいている部分の多い女性。最後になると彼女の秘密がわかる。

評価が分かれる点・問題点

編集部

老舗酒蔵が舞台なので、興味がない人もいるかもしれない。 主人公の秘密が本当に最後まで読まないとわからない。

総評

編集部

全体的にしっかりと世界観、ストーリー展開が作られており、読みやすく面白い作品。やや文章量が多いので、読書が好きな人向け。主人公の女性が料理上手で、真面目、素直、などとても好感が持てる人なのだが、その理由は最後まで読まないとわからなかった。老舗酒蔵の経営の難しさもしっかりと描かれており、現代社会に対して何かしら思うところを感じることもあるかもしれない作品である。

ストーリーの説明

編集部

主人公がほんわかとした天然系なのだが、周囲は現代の雰囲気を壊すことなく話が進んでいく。違和感を強く感じることなく、主人公の良さと物語の進み具合が相まって面白い作品だと感じられた。

キャラクターの説明

編集部

主人公の秘密は最後まで読まないとはっきりわからないが、着物を着る和装の可愛らしい女性であり、働き者、明るいというとてもいい女性である。また酒蔵を守る家族、従業員もしっかり者、真面目な人たちなので、老舗の酒蔵という雰囲気が働いている人たちからも感じることができた。

設定・世界観の説明

編集部

老舗酒蔵という雰囲気がしっかり出ており、経営の難しさや従業員の努力なども感じられる世界観。現代日本において、伝統を引き継ぐことの難しさを考えることもできるよい世界観だと感じた。

話題性の説明

編集部

特になし

初心者向けの説明

編集部

全体的に読みやすい作品ではあるが、文章量が多いので初心者には疲れる部分もあるかもしれない。また酒のことなどに興味がないと、共感しにくい部分もあると感じた。

読後感のよさの説明

編集部

温かさと穏やかさの中に、これから主人公たちはどうなっていくのだろうか、と楽しみを感じる。

テンポの良さの説明

編集部

主人公の謎の部分はあるものの、それをあまり深く引きずることなく、進んでいくので割とスピーディーな作品である。

読みやすさの説明

編集部

全体的に読みやすく、わかりやすい作品である。しかし文章量が多い印象なので、読書好きな人がじっくり読む作品と言える。

巻一覧

老舗酒蔵のまかないさん 初夏の梅酒と七輪焼きの炙りイカ
ISBN 9784040743189
老舗酒蔵のまかないさん 二 秋風薫る純米酒とほくほく里芋コロッケ
ISBN 9784040746449
老舗酒蔵のまかないさん 三 門出の春酒と桜舞い散るお花見弁当
ISBN 9784040749617

星評価・感想

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