構造レビュー 会員 133件
星評価
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
編集部
東京下町にある名前とは反対の居酒屋で繰り広げられる義理人情物語。出てくる料理は家庭でも再現できるようなものばかりなのに、とても美味しそうに感じられ、また人と人の関係が温かくしみわたるような作品。
概要
編集部
東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」名に似合わないお得なお店にある、美味しいお酒と料理。そしてそこに集まる人たちの義理人情が見られる作品。
こんな人におすすめ
編集部
・東京下町の話を読みたい人 ・人情あふれる話が読みたい人 ・家庭料理の紹介や、酒について深く知りたい人
内容・特徴
編集部
料理は簡単に作れるものの紹介があり、挿絵やイラストもあるので分かりやすい。再現してみたい、と思った時に再現しやすい。また酒については、実在する酒蔵など細かい紹介があり、特徴的である。
著者情報
編集部
秋川滝美(あきかわたきみ) 2012年4月よりネット上にて小説を公開開始。2012年10月に「いい加減な夜食」でデビュー。代表作は「居酒屋ぼったくり」 ・いい加減な夜食シリーズ/アルファポリス/アルファポリス文庫/2015年2月~2017年3月/全5巻 ・ありふれたチョコレートシリーズ/アルファポリス/アルファポリス文庫/2015年11月~2016年2月/全2巻 ・居酒屋ぼったくりシリーズ/アルファポリス/アルファポリス文庫/2018年3月~2022年4月/全13巻 ・放課後の厨房男子シリーズ/幻冬舎/幻冬舎文庫/2017年9月~2021年8月/全4巻 ・幸福な百貨店シリーズ/講談社/講談社文庫/2018年5月~2020年1月/全3巻 ・ひとり旅日和シリーズ/KADOKWA/角川文庫/2021年10月~2023年11月/既刊5巻 ・湯けむり食事処 ヒソップ亭シリーズ/講談社/講談社文庫/2020年5月~2021年5月/既刊2巻 ・おきよのお江戸料理日記シリーズ/アルファポリス/アルファポリス文庫/2020年11月~2024年4月/既刊5巻
イラストレーター情報
編集部
しわすだ 居酒屋ぼったくりシリーズの表紙イラスト、挿絵を担当。またコミックス版でも作画を担当する。
メディアミックス状況
編集部
漫画化 原作:秋川滝美/作画:しわすだ/アルファポリスコミックス/2016年3月~既刊10巻 ドラマ化 原作:秋川滝美/放送局:BSトゥエルビ/2018年4月~2018年6月/全11話
受賞歴
編集部
特になし
緊急性
編集部
特になし
文体
編集部
女性らしい穏やかで丁寧な文章であると感じられた。料理やキャラクターの描写を、食事シーンに合わせて演出しているような形であり、味がある。
世界観の作り込み
編集部
東京の下町という昔ながらの雰囲気はとてもよいと感じられた。しかしそれをそもそも知らない世代からすると、どんなものなのか、何がいいのか、理解するのに時間がかかるかもしれない。
ジャンル・テーマ総評
編集部
グルメジャンルとして、難しい料理やメニューは登場しないが、家庭でも作れて美味しい料理とそれに合わせるお酒について、本作を通して深く知ることができるのはとても面白いと感じた。
評価点
編集部
読みやすさや、文章の丁寧さから初心者からライトノベル上級者まで、誰でも楽しめる作品であると感じた。同時に下町や人情という、人と人のつながりのよさを伝えるよい作品だと思う。
【おすすめキャラクター】 美音 居酒屋「ぼったくり」の店主として、料理から客の相手までを手掛ける姉。料理の上手さだけでなく、客に対する対応も上手である。
評価が分かれる点・問題点
編集部
そもそも下町や人情などを知らない世代にとっては、理解が難しい場面もあるかもしれない。
総評
編集部
初心者にもおすすめできるグルメジャンルのライトノベルと言える。読みやすく、分かりやすい、穏やかな文章が続いており、また挿絵やイラストも分かりやすいので、とても良いと感じた。出てきた料理の説明、酒の説明があることで、現実味も感じられる。
ストーリーの説明
編集部
姉妹がやっている商店街の居酒屋でのストーリーだが、美味しそうな食事とお酒についての細かい描写が多い。特にお酒については銘柄や産地などとても詳しく書かれている。途中料理の作り方も簡単に紹介され、家庭での再現もできるような印象。料理や各所にイラスト挿絵が入っており、とても分かりやすい。
キャラクターの説明
編集部
姉妹で居酒屋をやっているというところで、興味を惹きつけられる。また店の名前からどんな店主なのかと感じるが、そんなことはないので、面白く感じる。下町の人情、人のよさを表したキャラクターが生き生きとしているように感じた。ただし、現代社会において「下町」や「人情」というものが実際の世界であまり想像しにくく、そういった点では人のいいキャラクターが集まってきているという印象も感じられた。
設定・世界観の説明
編集部
東京下町が舞台であるが、現代ではなじみのないこともあり、物語としては面白いが少し実感の湧かない部分もあるかもしれない。「下町」や「人情」と言ったものが現代社会でなじみが薄く、商店街や近所の人間が寄り集まってくることなど、現実世界で実際に見ることが少なくなっている。その為、ある意味それ自体が日本の時代の流れと感じるよりは、別世界と感じてもおかしくはないのではないか。
話題性の説明
編集部
コミカライズ化、実写ドラマ化をしている。
初心者向けの説明
編集部
文章が丁寧に書かれており、読みやすい。またイラストや挿絵も多く、料理のイメージがしやすく、わかりやすかった。料理の簡単な作り方や、登場した酒類の説明、購入先まで記載がある。文章を読んで楽しむだけではなく、実際に料理を味わったり、酒を口にすることも可能である。そういったライトノベルの中だけで楽しむのではなく、現実と結びついて楽しめる作品は初心者にもおすすめ。
読後感のよさの説明
編集部
どの話も落ち着いた雰囲気で進んでいき、出てくる料理も難しいものはなく、家庭料理やそれに近いものばかりである。その為、人と人のつながりが大事にされている本作にとって、そういった日常に近いものが多くあることで、穏やかな気持ちで読み終わることができた。料理、人、酒、など注目できる点が色々あるので、自分の興味が刺激されたものを追求してみたい、と思うワクワク感もある。
テンポの良さの説明
編集部
本作は穏やかな経過の中で、人と人のつながりや関係性を大事にしているものである。その為、あまりテンポが速いというよりは、ゆっくりとまるで料理と酒を楽しむ時間のように進んでいる、と感じられた。スピードは速くはないが、ゆっくりと展開していくところに味を感じている。
読みやすさの説明
編集部
文章がとても丁寧であり、ライトノベルと言われなければ気づかない可能性もあるほどに、文章がよい。落ち着いた言葉や、料理の名前、頭を悩ませるような難しい単語の羅列もなく、世界観も難しくはないので、読みやすい。女性の主人公であることもあり、女性らしいあたたかみや穏やかさを感じられた。
他のおすすめ作品
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異世界居酒屋「のぶ」
異世界に繋がった居酒屋のぶ。さまざまな居酒屋料理を堪能する異世界のキャラクターにも注目。料理が上手い大将と看板娘のしのぶが印象的だ。大将の作る居酒屋料理に魅了されて行く異世界の人々が羨ましくなってくる。
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異世界食堂
毎週土曜日に異世界とつながる洋食店の話。来客は人間からモンスター、エルフ、など見た目から異世界ファンタジーを感じさせるような存在ばかり。そんな異世界食堂の日々を読んでみたい方に、ぜひおすすめ。
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異世界おもてなしご飯
聖女召喚に巻き込まれた姉が主人公。妹が聖女とのことで、家や愛犬も主人公の姉と一緒に巻き込まれて召喚されている。そんな姉だが、妹や周囲のために料理を頑張る姿が魅力的な本作。また姉妹の絆もとても深い。
作品詳細を見る
巻一覧
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星評価・感想
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