構造レビュー 会員 4件
星評価
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
編集部
妹と愛犬とともに、家ごと異世界召喚されてしまった平凡OLの茜。そこで彼女は、次々やってくる珍客を料理でおもてなしするはめに!王子に山の主、妖精まで。家庭料理で異世界住民たちを満足させられるのか!?
概要
編集部
妹、愛犬、家とまるごと異世界召喚されてしまった茜が主人公。聖女として召喚されたのは妹であるが、限界を迎えた妹を救うためにお姉ちゃんとして料理をする茜の姿や、彼女の周りに集まる人々との物語。
こんな人におすすめ
編集部
・異世界グルメでも日本の家庭料理的なものを読みたい人。 ・仲の良い姉妹が異世界で生活する話を読みたい人。 ・家族がまるごと異世界召喚されるものを読みたい人。
内容・特徴
編集部
聖女として召喚された妹を支える姉が主人公。主人公が主役を支える形態のストーリー展開である。
著者情報
編集部
神奈川県在住。カドカワBOOKS「異世界おもてなしご飯」でデビュー。 ・わが家は幽世の貸本屋さんシリーズ/ことのは文庫/2019.6.22(全7巻) ・花咲くキッチン/富士見L文庫/2021.9.15 ・古都鎌倉、あやかし喫茶で会いましょう/一二三書房/2019.10.5 ・化け神さん家のお嫁ご飯/スターツ出版文庫 ・捨てられ幼女は最強の聖女でした/スターツ出版/2021.1.7(全2巻) ・アラベスク後宮の和国姫/富士見L文庫/2023.6.15 ・死神姫の白い結婚/ポプラ文庫ピュアフル/2024.6.5
イラストレーター情報
編集部
ゆき哉(ゆきかな) 中国と日本でイラストレーター・デザイナーで活動中 担当書籍は100冊以上
メディアミックス状況
編集部
ゆき哉作画/コミカライズ
文体
編集部
落ち着いた文体、主人公の言葉づかいも穏やかなので、ゆったりと読むことができる。料理、食事シーンが丁寧な描写をされている。
世界観の作り込み
編集部
料理や食事と異世界を合わせた作品は他にもあるが、ここまで家庭的な雰囲気は出ていない。とても家庭的な雰囲気が出ており、姉妹の関係、異世界との関係性が穏やかに表現されている。
入手性
編集部
電子書籍での入手も可能
ジャンル・テーマ総評
編集部
異世界グルメといっても、異世界で日本の家庭料理を作るお姉ちゃんが主人公、というところが強い作品。あくまでも聖女は妹なので、その妹を支えるという内容が強くある。異世界ファンタジー要素はちりばめられているが、強くは感じられない。
評価点
編集部
主人公が聖女ではなく、聖女である妹を支える姉の話なので、姉が活躍するのは料理を作る時である。しかし聖女である妹が姉の料理をとても好きなので、愛らしい時間が進む。穏やかな家庭料理、優しい姉の存在は物語でとても大きな役割を持つ。聖女が主人公の話よりも味が出ていると感じた。
【おすすめキャラクター】 茜:聖女召喚として妹が聖女になるが、それを支えるために頑張るお姉ちゃん。家庭料理がとても上手。
評価が分かれる点・問題点
編集部
聖女が主人公の話を読みたい、と思う人には少し物足りないかもしれない。また料理はあくまでも姉が作る家庭で作れるものばかりなので、飲食店で出されるような外食のようなものを求めている人には向かない。
総評
編集部
異世界ファンタジーの要素がないわけではないのだが、多くは感じられない。主人公が聖女の姉なので、若干の物足りなさを感じることもある。しかし姉の優しさや家庭料理、妹の好きなものを把握している家族愛などを強く感じられる。異世界ではあるが穏やかに食事の場面とともに話が進んでいく。
ストーリーの説明
編集部
異世界グルメものとしての内容だけでなく、姉妹の絆も描かれたストーリー展開。聖女として召喚されたのは妹だけだが、家ごと召喚されてしまい、巻き込まれた姉だが、悲観的な要素はなく明るく、前向きな姿が印象的。妹のためにしてあげたい、と思う姉の気持ちがとても大きく、食べ物と一緒に穏やかに進んでいく。
キャラクターの説明
編集部
お姉ちゃんとして頑張る茜と聖女として成長していく妹の姿が見られる作品。周囲のキャラクターは聖女の召喚に関わった人物が多い。ほとんどが聖女としての妹の側にいるが、次第に茜の側にも集まってくるので、そのあたりからがキャラクターとしてはっきりしてくる。
設定・世界観の説明
編集部
聖女を召喚しているが、家ごと(姉や犬も)一緒に召喚しているあたり、すごい能力なのか、大雑把なのか分からないところがある。茜が料理を作るシーンは魅力的に感じられるが、それ以外のシーンは貴族風の生活シーンのみになっている感覚。少し違和感も感じられるが、グルメ系が好きな人にはよいと思われる。あまりファンタジー要素は強く感じられない部分が多い。
話題性の説明
編集部
コミカライズ化
初心者向けの説明
編集部
穏やかにストーリーが進んでいくので、ライトノベル初心者でも読みやすいのではないかと思う。出てくる料理も分かりやすい家庭料理ばかりなので、自宅で食事をする感覚で読んでいける。また姉と妹の関係が良好なので、人間関係で心配をしながら読み進める不安感もない。
読後感のよさの説明
編集部
異世界で一般人が食事を作るなら、と穏やかに想像することができた。また出てくる料理が敷居の低いものばかりなので、難しい料理の想像が要らない。
テンポの良さの説明
編集部
主人公は姉、聖女は妹、という設定なので姉が料理をしている時に妹は聖女としての活動をしているので、主人公としての視点だけだとストーリーの進みがどうなっているのか、この世界ではどうなのか、考えるところがあった。
読みやすさの説明
編集部
姉が主人公であるが、聖女ではないので、そういう設定が好きであれば読みやすいかと思える。文章全体は穏やかな表現なので、読みやすい。
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