平凡なOLの茜が、妹と愛犬とともに家ごと異世界へ召喚され、異世界の住人たちへ家庭料理をふるまう物語。王子、山の主、妖精、精霊など、立場も姿も異なる相手が食卓に集まり、料理が交流の入口になる。舞台は召喚された家を拠点にした異世界で、食材や浄化の地、夏の宴、日本の食材の減少といった要素が暮らしに結びつく。茜と妹ひよりの関係、異世界で任される役目、故郷の日本への意識が重なり、日々の食事が人間関係と移動のきっかけとして広がっていく。単発の来客対応だけでなく、妹を守るための用向きや、日本に飛ばされる出来事も挟まり、異世界生活の範囲が少しずつ変化する。

構造レビュー

編集部判定 良作

ストーリーの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

異世界グルメものとしての内容だけでなく、姉妹の絆も描かれたストーリー展開。聖女として召喚されたのは妹だけだが、家ごと召喚されてしまい、巻き込まれた姉だが、悲観的な要素はなく明るく、前向きな姿が印象的。妹のためにしてあげたい、と思う姉の気持ちがとても大きく、食べ物と一緒に穏やかに進んでいく。

キャラクター S (4) レビュー

理由・補足

編集部

お姉ちゃんとして頑張る茜と聖女として成長していく妹の姿が見られる作品。周囲のキャラクターは聖女の召喚に関わった人物が多い。ほとんどが聖女としての妹の側にいるが、次第に茜の側にも集まってくるので、そのあたりからがキャラクターとしてはっきりしてくる。

設定・世界観 A (3) レビュー

理由・補足

編集部

聖女を召喚しているが、家ごと(姉や犬も)一緒に召喚しているあたり、すごい能力なのか、大雑把なのか分からないところがある。茜が料理を作るシーンは魅力的に感じられるが、それ以外のシーンは貴族風の生活シーンのみになっている感覚。少し違和感も感じられるが、グルメ系が好きな人にはよいと思われる。あまりファンタジー要素は強く感じられない部分が多い。

話題性 C (1) レビュー

理由・補足

編集部

コミカライズ化

初心者向け S (4) レビュー

理由・補足

編集部

穏やかにストーリーが進んでいくので、ライトノベル初心者でも読みやすいのではないかと思う。出てくる料理も分かりやすい家庭料理ばかりなので、自宅で食事をする感覚で読んでいける。また姉と妹の関係が良好なので、人間関係で心配をしながら読み進める不安感もない。

読後感の良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

異世界で一般人が食事を作るなら、と穏やかに想像することができた。また出てくる料理が敷居の低いものばかりなので、難しい料理の想像が要らない。

テンポの良さ A (3) レビュー

理由・補足

編集部

主人公は姉、聖女は妹、という設定なので姉が料理をしている時に妹は聖女としての活動をしているので、主人公としての視点だけだとストーリーの進みがどうなっているのか、この世界ではどうなのか、考えるところがあった。

読みやすさ A (3) レビュー

理由・補足

編集部

姉が主人公であるが、聖女ではないので、そういう設定が好きであれば読みやすいかと思える。文章全体は穏やかな表現なので、読みやすい。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

妹と愛犬とともに、家ごと異世界召喚されてしまった平凡OLの茜。そこで彼女は、次々やってくる珍客を料理でおもてなしするはめに!王子に山の主、妖精まで。家庭料理で異世界住民たちを満足させられるのか!?

編集部

妹、愛犬、家とまるごと異世界召喚されてしまった茜が主人公。聖女として召喚されたのは妹であるが、限界を迎えた妹を救うためにお姉ちゃんとして料理をする茜の姿や、彼女の周りに集まる人々との物語。

こんな人におすすめ

この項目をレビュー

編集部

・異世界グルメでも日本の家庭料理的なものを読みたい人。 ・仲の良い姉妹が異世界で生活する話を読みたい人。 ・家族がまるごと異世界召喚されるものを読みたい人。

  • AI分析(あらすじ)

    異世界での料理や食卓、家族との行き来を軸にした物語を読みたい人。

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編集部

神奈川県在住。カドカワBOOKS「異世界おもてなしご飯」でデビュー。 ・わが家は幽世の貸本屋さんシリーズ/ことのは文庫/2019.6.22(全7巻) ・花咲くキッチン/富士見L文庫/2021.9.15 ・古都鎌倉、あやかし喫茶で会いましょう/一二三書房/2019.10.5 ・化け神さん家のお嫁ご飯/スターツ出版文庫 ・捨てられ幼女は最強の聖女でした/スターツ出版/2021.1.7(全2巻) ・アラベスク後宮の和国姫/富士見L文庫/2023.6.15 ・死神姫の白い結婚/ポプラ文庫ピュアフル/2024.6.5

イラストレーター情報

この項目をレビュー

編集部

ゆき哉(ゆきかな) 中国と日本でイラストレーター・デザイナーで活動中 担当書籍は100冊以上

メディアミックス状況

この項目をレビュー

編集部

ゆき哉作画/コミカライズ

編集部

電子書籍での入手も可能

編集部

異世界ファンタジーの要素がないわけではないのだが、多くは感じられない。主人公が聖女の姉なので、若干の物足りなさを感じることもある。しかし姉の優しさや家庭料理、妹の好きなものを把握している家族愛などを強く感じられる。異世界ではあるが穏やかに食事の場面とともに話が進んでいく。

作品Q&A

合わない人・注意点は? ストーリー
ベストアンサー
聖女が主人公の話を読みたい、と思う人には少し物足りないかもしれない。また料理はあくまでも姉が作る家庭で作れるものばかりなので、飲食店で出されるような外食のようなものを求めている人には向かない。

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文体はどんな感じ? ストーリー
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落ち着いた文体、主人公の言葉づかいも穏やかなので、ゆったりと読むことができる。料理、食事シーンが丁寧な描写をされている。

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世界観の作り込みは? 世界観
ベストアンサー
料理や食事と異世界を合わせた作品は他にもあるが、ここまで家庭的な雰囲気は出ていない。とても家庭的な雰囲気が出ており、姉妹の関係、異世界との関係性が穏やかに表現されている。

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評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
主人公が聖女ではなく、聖女である妹を支える姉の話なので、姉が活躍するのは料理を作る時である。しかし聖女である妹が姉の料理をとても好きなので、愛らしい時間が進む。穏やかな家庭料理、優しい姉の存在は物語でとても大きな役割を持つ。聖女が主人公の話よりも味が出ていると感じた。 【おすすめキャラクター】 茜:聖女召喚として妹が聖女になるが、それを支えるために頑張るお姉ちゃん。家庭料理がとても上手。

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この作品の特徴は? ストーリー
ベストアンサー
聖女として召喚された妹を支える姉が主人公。主人公が主役を支える形態のストーリー展開である。

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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
ベストアンサー
異世界グルメといっても、異世界で日本の家庭料理を作るお姉ちゃんが主人公、というところが強い作品。あくまでも聖女は妹なので、その妹を支えるという内容が強くある。異世界ファンタジー要素はちりばめられているが、強くは感じられない。

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異世界おもてなしご飯の最終回は? その他 会員の質問

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 妹の聖女活動を支える姉が、自宅で作れる和食・家庭料理で周囲を癒す構成が好評。
  • 料理描写が具体的で美味しそう、読んで空腹になるほどの「食テロ」感がある。
  • 家ごと異世界に来ても電気や水道が使えるなど、非日常の中に日常が残る落ち着いた生活描写が魅力だ。
  • 食材・調味料の補給のために元の世界へ戻る展開や、鑑定スキルと料理の組み合わせなど、ほんわかしつつ工夫もある。
  • ゲストキャラ(人外・王家など)が個性的で可愛らしく、巻を追うほどファンタジー色が増していく点も楽しみだ。

こんな人におすすめ

  • 異世界ものの中でも、外食メニューより和食・家庭料理・おつまみ系の描写を読みたい人向け。
  • 聖女として活躍する妹を、料理で支える姉妹の関係性を中心に楽しみたい人に合いそうだ。
  • 家ごと召喚され、召喚側も比較的良心的で、淡々とした日常系の異世界生活が好きな人にも向く。
  • 恋愛要素や人間関係の悩みが徐々に増えていく、ほんわか系ファンタジーも読みたい人向けだ。

人を選ぶポイント

  • 典型的な異世界グルメのように、料理一つで大絶賛・問題解決が次々起きる展開を期待すると物足りなく感じる。
  • 主人公は聖女ではなく姉で、料理シーンが姉一人の独壇場になると眠くなる、続巻に迷う。
  • 最近よくある召喚パターンで目新しさは薄い、設定への突っ込み(鎧の上からエプロン、家電が使える理由など)が気になる。
  • 外食レベルの豪華メニューより身近な家庭料理中心のため、店料理系のグルメ描写を求める人には合わない可能性がある。

テンポ・読後感

  • 最初は異世界料理もののイメージとの落差を感じることもあるが、読み進めるうちにじわじわと良さが伝わる、のんびりした日常系。
  • 聖女の使命が命に関わるほどシリアスな面もあり、危険な仕事をする妹を待つ姉の不安と、手料理の温かさが響き合う読み心地だ。
  • 後半以降は恋愛度が上がり、涙腺に来る場面や巻末の盛り上がりもあり、最後は少しグッとくる締め方だ。
  • 王家がちゃぶ台に座るなど、非日常を非日常として描かず、日常の延長として淡々と描く作風が独特で面白い。

キャラクターへの評価

  • 茜(姉)は家庭料理が上手で心配性、妹と周囲を食で支える頼もしいお姉ちゃん像が好意的。
  • ひより(妹)は聖女として活動しつつ、姉のごはんを食べたがる可愛らしい存在として愛されている印象がある。
  • ジェイドは騎士として伴走し、恋愛要素の中心になりつつあるキャラだ。
  • まめこ(ドライアド)やドワーフ、ウリ坊、王妃、シルフィ姫などゲストがチャーミングで、一家に一人ほしいほど可愛い。
  • カイン王子の想いや、ティターニア登場以降のファンタジー設定の広がりも、人間関係を楽しむ要素として評価されている。

巻一覧

異世界おもてなしご飯 〜聖女召喚と黄金プリン〜
2017年9月 ISBN 9784040724423
この巻のあらすじ

妹と愛犬と共に、家ごと異世界召喚されてしまった平凡OL・茜。そこで彼女は、次々やって来る珍客を料理でおもてなしするはめに! 王子に山の主、妖精まで。家庭料理で異世界住民たちを満足させられるのか――!?

異世界おもてなしご飯 2 〜精霊の歌と約束の杯〜
2018年2月 ISBN 9784040726151
この巻のあらすじ

巻き込まれ召喚され、異世界で手料理を振る舞う日々をおくるOL、茜。「茜の料理でしかできない」と、最後の浄化の地に赴く妹を守るための重要な仕事を任された彼女は、とっておきの料理を解禁する……!!

異世界おもてなしご飯 3 〜思わぬ帰郷と真夏の肉祭り〜
2018年7月 ISBN 9784040727912
この巻のあらすじ

夏といえばバーベキューと酒! 異世界の夏を満喫する茜とひよりだが、日本の食材が減るごとに故郷への恋しさは募るばかり。ついに喧嘩してしまった二人を裂くように、なぜか茜だけが日本に飛ばされてしまい……!?

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