経理部に所属する森若沙名子を中心に、社内の領収書や申請書を手がかりに、天天コーポレーションの仕事と人間関係を描く現代企業小説シリーズ。経費精算の妥当性を確かめる日常業務から、部署間の事情、合併後の社内調整、恋人との関係や結婚準備まで、会社の内側で起こる出来事が物語の軸になる。各巻は経理の視点から社内の制度や慣習を追い、仕事と私生活が重なる場面を積み重ねていく。短編的なエピソードを含みつつ、シリーズ全体では職場の変化と沙名子の生活の広がりが続いていく。続編群では、合併後の社内再編や結婚準備、業務効率化の導入が扱われる。外伝的な巻では、周囲の社員それぞれの事情も描かれる。
構造レビュー
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
会社の経理を担当する主人公から見た、会社とそこで働く人たちの姿が浮き彫りになる作品。
編集部
天天コーポレーションという入浴剤や石鹸の会社で、経理を担当している主人公が、経理という立場から会社内の人間模様、恋愛模様などを見ていく作品。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・オフィス関係のライトノベルを読みたい人 ・ドラマ化されたものを読みたい人 ・経理に興味がある人 ・社会人の生活に興味がある人 ・会社での生活に疲れている人
-
AI分析(あらすじ)
- 企業内の仕事や経理業務を題材にした話が好きな人 - 社内の人間関係や部署間の調整を読みたい人 - 仕事と恋愛・結婚が並行して進む物語に関心がある人
著者情報
この項目をレビュー編集部
青木祐子(あおき・ゆうこ) 長野県出身。 2002年「ぼくのズーマー」でノベル大賞受賞。 ≪代表作≫ ・天天コーポレーション入浴剤開発室 ・幸せ戦争 ・派遣社員あずみの家計簿
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
uki(うき) イラストレーター。
メディアミックス状況
この項目をレビュー編集部
・コミカライズ化 これは経費では落ちません!~経理部の森若さん~/森こさち/集英社Cookie ・ドラマ化 これは経費では落ちません!/NHK総合ドラマ10/2019年
受賞歴
この項目をレビュー編集部
2002年「ぼくのズーマー」でノベル大賞受賞。
編集部
難しくはないけれど、細かい部分に視点が置かれている作品。主人公の視点を通して、会社の内部で起きる「見逃しそうな小さいトラブル」に気づき、解決していくことは、面白味を感じられた。主人公は、日々を穏やかに過ごしたいと計画を練っているところなど、1人暮らしの女性としての知恵も感じられる。コミカライズ化、ドラマ化もされており、多くの楽しみ方ができる作品。
作品Q&A
文体はどんな感じ? ストーリー
回答を書く
世界観の作り込みは? 世界観
回答を書く
評価されるポイントは? ストーリー
回答を書く
この作品の特徴は? ストーリー
回答を書く
どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
回答を書く
これは経費で落ちません続編を中止したのは誰? その他 会員の質問
まだ回答がありません。最初の回答を書いてみませんか?
回答を書く
質問を投稿するにはログインしてください。
質問を投稿
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 結婚準備を、姓・世帯主・本籍・新居・子どもなど「決めごとの山」として描くリアルさが評価されている。
- 経理担当の視点から、結婚をロマンティックなイベントというより共同のタスク管理・会計処理に近い構造として読める点が面白い。
- 仕事(業務効率化・デジタル化・社内調整)とプライベート(結婚準備)が同時進行し、主人公のマルチタスクぶりが共感を呼ぶ。
- 社内の派閥や働き方の不公平、不文律への違和感など、現代社会のリアルな論点に触れる社会勉強になった。
- ドラマ化を知る読者ほど、登場人物をキャストと重ねて楽しめる臨場感がある。
こんな人におすすめ
- オフィス・経理系のライトノベルが好きな人。
- 結婚や家庭形成の「決めごと」にリアルな関心がある人。
- 仕事と私生活の両立、ライフワークバランスをテーマに読みたい人。
- 社会人の日常や会社の人間模様を、大事件より身近なトラブル中心に楽しみたい人。
- ドラマ化作品の原作を、落ち着いた温度感で読みたい人。
人を選ぶポイント
- かつてのミステリー色は薄れ、結婚準備や人生相談寄りの趣が強い。
- 長期連載で登場人物が増え、飽和感や一区切り感を覚える読者もいる。
- 大きな事件より細かい日常・社内の小トラブル中心で進むため、ドキドキ感を求める人には物足りない可能性がある。
- 問題社員の扱いや社内の処分のリアリティに、現実離れを感じる。
- 戸籍や働き方の不文律など、やや重めの社会論議が入るため、軽いエンタメだけを期待する向きには合わないかもしれない。
テンポ・読後感
- 年月や世の中の変化(デジタル化など)は進む一方、人物の時間感はゆったりで、日常が続いていく読み心地。
- 結婚準備が「決算前」のようにタスクが積み上がる緊張感と、細かなすり合わせの積み重ねが中心。
- 大きな転換より、社内の小さな波とプライベートの準備が並行して進むペース。
- 微笑ましい場面と、帳簿に載らない我慢や不文律への不安など、ほんのり笑えて少し怖い現実味が同居する。
- シリーズを追ってきた読者ほど、長い付き合いからくる感慨や安心感を覚える。
キャラクターへの評価
- 森若沙名子:合理主義で計画的。譲れないことはきちんと伝えつつ、わがままは通さない分別がある堅実な主人公だ。
- 山田太陽:のんびりした印象もあるが、相手の気持ちやすり合わせ方を学び、二人の温度差をうまく埋めていく存在として好意的に見られている。
- 経理部の同僚たち:信頼関係が育ち、誰かが休んでも回る体制への羨望やほっとする描写がある。
- 鎌本:相変わらず不快・怖い人物として機能し、周囲のフォローや主人公への信頼との対比を際立たせる存在。
- 社内の既婚女性たち:子育てや働き方の不文律、マミートラックなど、主人公の悩みを映し出す鏡として機能している。
巻一覧
この巻のあらすじ
森若沙名子、27歳、経理一筋5年。きっちりと働き、適正な給料は自分のために使う。完璧な生活、のはずだった。だがその日、営業部のエースが持ってきた領収書「4800円、たこ焼き代」が波乱を呼び…!?
この巻のあらすじ
経理部所属の森若沙名子、27歳。たくさんの領収書を処理する沙名子には、社内の様々な人間模様が見えてくる。時には巻き込まれることも。ブランド服、長期出張…それは本当に必要なものですか?
この巻のあらすじ
経理一筋の森若沙名子27歳。ある日広報課の室田千晶に相談を持ちかけられる。千晶は仕事ができ、好感が持てるいい子だったが、社内で浮いている。一部女子社員からは嫌われてさえいて……?
この巻のあらすじ
何でも率直に物を言う新入社員・麻吹美華が経理部に入り、気苦労が耐えない沙名子。私生活では付き合い始めた太陽との関係に戸惑い気味。そんな中、沙名子は社員同士の不倫を目撃してしまい……?
この巻のあらすじ
天天コーポレーション社員の悲喜交々の日常。 経理部の佐々木真夕、営業部の山崎柊一、総務部の平松由香利……森若さんを取り巻く、一癖も二癖もある彼らの物語。
佐々木真夕が経理部に異動してきて一か月。異動直後にミスをしてからは、数字が恐くて仕方がない。 そんな真夕のストレス発散を兼ねた趣味は、ビジュアル系バンドの追っかけだ。 イチオシはCAROLINEのボーカル“アレッサンドロ"。 追っかけ仲間からアレッサンドロも参加するという、複数バンドの合同打ち上げに誘われるけれど……? (「初恋アレッサンドロ」)など5編を収録!
<収録作> 「佐々木真夕 初恋アレッサンドロ」 「山崎柊一 カラークリスタル」 「平松由香利 ゾンビと嘘と魔法の笛」 「中島希梨香 それでもあたしは男っぽい女」 「田倉勇太郎 三十八歳の地図」
この巻のあらすじ
大人気シリーズ第6弾発売!!
天天コーポレーション広報課の室田千晶が、制服の代金を支払いに経理部へやってきた。 人事課の玉村志保に有料なのだと聞いたという。しかし社則では制服は社からの支給のはずで……。(第一話) キャバクラ副業疑惑のあった役員秘書の有本マリナだったが、麻吹美華は友人に潜入調査を依頼していた。 店内を隠し撮りした映像に映っていたものは……?(第二話) 営業部の鎌本は、太陽の大学時代のサークルの後輩である樹菜とつきあっている。 鎌本からは惚気とも愚痴ともつかない話をされる一方、太陽のもとには樹菜から頻繁に届く恋愛相談のメールが届き……?(第三話) 有本マリナが密かに勤めるキャバクラで、天天コーポレーションの部長三人が、企業買収専門会社の人間と会っていたらしい。 企業買収の危機を図らずも知ってしまった沙名子は……(第四話)
この巻のあらすじ
会社合併を控え、異例の若さでの主任昇進を打診された沙名子の悩みはつきない。 給料は大して増えないのに、責任が増えると思うと憂鬱になる。 女性活用を推進したい会社の方針で、優秀だからではなく女性だからという理由の昇進なのだろう。 結婚や出産することは会社に迷惑をかけることになるのか。 合併予定の会社のひとつ、トナカイ化粧品でほぼひとりで経理を担ってきた槙野という童顔の男と経理システムについての調整作業をする中で、彼のつけている腕時計がトナカイ化粧品の給料からするとずいぶん高級な物だと気づいた沙名子は、詮索してしまう自分を戒めるが……? 同期入社の入浴剤開発者・鏡美月の結婚式も行われ、沙名子と太陽の関係にも重大な変化が!?
大人気シリーズ第7巻!
この巻のあらすじ
トナカイ化粧品を吸収合併した天天コーポレーションだが、経理部に増員はなかった。 おかげで沙名子たち経理部員は連日残業続き。社内も合併に伴う人事異動や業務整理で、どこかぎくしゃくしている。 社長の代替わりから反目が目立つようになった上司たちの対立は、経理部の業務にも悪影響を及ぼしていた。 落ち着かない社内の空気とは裏腹に、大阪営業所へ転勤となった太陽からはしょっちゅう電話もかかってきて、遠距離恋愛になっても沙名子たちの関係は安定していた。 ところが天天コーポレーションのイベントを取材に来た記者が、太陽の元カノだったことを知った沙名子の心はざわつき始め……? 大人気シリーズ第8弾!
この巻のあらすじ
性別、年齢、派閥。社内は今日も面倒です。 トナカイ化粧品との合併以来、天天コーポレーション営業部は水面下での争いが絶えず、広報部は後進の育成で騒がしい。 経理部は新戦力の加入で、少しずつ人手不足が解消されつつある。 そんな中、東北への出張申請をしに沙名子のもとへやって来たのは、山野内亜希、34歳。以前トナカイ化粧品営業部員だった亜希は、合併で天天営業部員になっても意欲旺盛で、成績トップを目指して精力的に仕事をこなし上司との交流にも積極的だ。 一方、沙名子は山崎から食事に誘われる。遠距離恋愛中の太陽とのことだと思い了承したけれど、山崎が切り出したのは社内の派閥のことで……? 30歳を目前にした沙名子は、性別、年齢、恋愛、派閥……さまざまなしがらみにどう向き合う?
この巻のあらすじ
天天コーポレーションへの税務調査が始まった。やってきた四人の調査官の対応は経理部の仕事のため、沙名子も気合いが入る。調査官たちは想像していたよりも穏健だが、抜け目のない印象。詳細の説明のために呼び出された社員が余計なことを喋りそうになるなど、想定外の事態もあるので緊張は解けない。社交性豊かな営業部員などは特に要注意だ。大きな懸念は、吸収合併したトナカイ化粧品関連だ。合併前のものに関しては経理処理も修正納税も済んでいるはずだが、もしかしたら何か新事実が出てくるかもしれず…? そして先日、沙名子が太陽に言われた「結婚しよう」という言葉。太陽も沙名子も、結婚というものをどう捉えるかに悩み、じれったいままに時間は過ぎていくが…?
すべての巻を見る(全11巻)
この巻のあらすじ
ちゃくちゃくと結婚に向けて準備を進める、沙名子と太陽。名字はジャンケンで“森若”にすることになったけれど、それ以外にも世帯主、本籍地、新居、子供など、話し合わなければならないことは山積みだ。社内の既婚女性たちの家庭事情もいろいろと耳に入ってきて悩ましい。そしてそんな間も仕事は待ってくれない。業務効率向上のためのデジタル化も始まった。天天コーポレーションの従来の経理システム通称「天かす」から、新しいシステムを導入することになり、沙名子は経理部代表として業務効率化委員会に参加することに。仕事とプライベート、どちらでも沙名子のタスクは増えていくけれど……? 第1話 わたしは適任ではありません! 第2話 これは曖昧にできません! 第3話 すごいですよね、女の人って! 第4話 愛し、敬い、慈しむことを誓います! エピローグ 〜頑張る真夕ちゃん〜
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
最新 50 件を表示(全 99 件・感想付きを優先)
-
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 2 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4
