物産展の女
- 著者
- 桑野一弘
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2022
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで(備考: auto:KU 全巻)
構造レビュー
星評価
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
編集部
百貨店の物産展を舞台に、人間模様やさまざまな商品の目白押しで、少し違う意味の「非日常」を味わえる作品。
概要
編集部
物産展を舞台に、さまざまな商品を仕入れるため、地方の難しい店主も口説き落とす伝説の女が登場。型破りなところがあるものの、物産展を成功させていくすごさを見ることができる。また、地方のさまざまな商品の登場に、物産展へ行きたくなるようなちょっとした「非日常」を感じさせられる。
こんな人におすすめ
編集部
・物産展が好きな人 ・働く女性が登場する作品が読みたい人 ・地方の商品など、細かい説明がある作品が好きな人 ・さまざまな見知らぬ商品と出会いたい人
内容・特徴
編集部
老舗百貨店の物産展を支える主人公と、伝説の物産展の女が、時にぶつかり合い、時に成長していく作品。細かい物産展の様子、地方のさまざまなものが登場し、知らない地域のことも知ることができるような世界観を持つ。普段は見ることのできない物産展の裏側を、見ることができる。
著者情報
編集部
桑野一弘(くわの・かずひろ) 電撃小説大賞への応募作が目に留まり、「就業規則に書いてあります」でデビュー。 大学卒業後、医療社団法人から一般企業まで、多種多様な職種経験を持つ。 現在はライター業に従事、アニメーションの脚本制作などにも携わっている。
イラストレーター情報
編集部
もとき理川
文体
編集部
丁寧に描かれており、細かい描写や説明がしっかりできている文体だと感じた。
世界観の作り込み
編集部
「物産展」という独特な、それでいて普段は見ることのできない「物産展の裏側」を見ることができる。地方の商品、地方のことがとても丁寧に描かれており、読者の知っている地域であれば、とても親近感を感じることができる世界観。
ジャンル・テーマ総評
編集部
物産展を成功させるために尽力する主人公と、伝説の物産展の女の登場が面白く感じられる。物産展の女が、物産展の開催にどれだけ力を入れているのか、どんな思いでやっているのかなど、周囲の評価だけではわからない部分をしっかりと描いている作品。主人公が、物産展の女を見ながら、成長していく姿は、成長物語と言っても過言ではない印象。また地方のさまざまな商品の登場、説明なども細かく、グルメ的な要素も感じられた。
評価点
編集部
地方の商品に対する、細かい表現がとても丁寧にされていた。地名、その場所の情報など、とても細かく書いてあり、読者の知っている地域ならば共感を得ることができるものだと、感じられた。
【おすすめキャラクター】 御厨京子(みくりや・きょうこ) 物産展の女と呼ばれるほどの、凄腕バイヤー。主人公にも強気な態度で、周囲からも恐れられている。しかし物産展にかける強い思いは、深く強いものを感じさせられる。
総評
編集部
最初の場面では、物産展のよさと主人公の姿を見ることができるが、物産展の女が登場すると一気に展開にスピード感が出てくる。物産展にかける強い思い、店主や地方の良さを伝える努力など、普段見ることのできない世界を見ることができた。主人公もしっかり働いている印象だが、物産展の女の働き具合は、強い女のイメージを抱かせる。登場する商品、地方のことなど、とても細かく描かれており、著者の丁寧な作品づくりも感じることができた。
ストーリーの説明
編集部
物産展が舞台なので、ただ売り買いだけがあるのかと感じられるが、実際には仕入れをするスタッフや、当日の会場スタッフ、そしてその店の店主など、さまざまな人間模様を楽しめる。ただ百貨店の物産展へ行く、というだけではなく、その中に地方の良さを感じることができた。
キャラクターの説明
編集部
物産展を成功させるためにどんな人物が登場するのか、楽しみに読むことができる。また、客の視点では見ることができない物産展の裏側を感じ取ることができて、その舞台裏を取り仕切るスタッフが丁寧に描かれている。
設定・世界観の説明
編集部
物産展に行ったことがある人は多いと思うが、その楽しみや面白さを裏で支えている場面を見ることは、ほとんどない。そのため、この作品の世界観の中で、じっくりと見ることができた。登場する地方の商品や料理など、細かい部分でも楽しむことができる。
話題性の説明
編集部
特になし
初心者向けの説明
編集部
物産展が舞台であることもあり、やや難しい部分があるかもしれない、と感じる。地方の商品や地名なども多く登場し、そういった部分に面白味を感じられる人は、読み進められる。文章自体はあまり難しくはない印象。
読後感のよさの説明
編集部
成長した主人公の姿を見ることができ、これから先を彼女がどのように生きていくのか、楽しみに感じるような終わり方であった。期待感に満ちた終わりである。
テンポの良さの説明
編集部
物産展の様子がとても細かく描かれており、主人公やタイトルとなっている物産展の女の仕事の速さ、商品の説明や登場など、上手い具合に情報がテンポよく入ってくる。
読みやすさの説明
編集部
世界観が好きかどうかで、読みやすさに若干影響があるかもしれない、と感じる。物産展の裏側を描いているので、そういう世界観に興味が持てれば、とても面白く読み進められる。
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