就業規則に書いてあります!
- 著者
- 桑野一弘
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2020
- 巻数
- 1巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで(備考: auto:KU 全巻)
構造レビュー
星評価
編集部判定 名作
短評・キャッチコピー
編集部
リストラされた主人公が、次に就職したのは、下請けアニメ制作会社という、人事とは無縁なのでは?と感じる世界観を見れる作品。
概要
編集部
大手企業人事部で労務管理をしていた主人公が、リストラにあい、新しい会社に就職したものの、人事とは無縁と思われるような下請けアニメ制作会社だった。問題だらけの会社の中、毎日苦労しつつも、主人公は少しずつアニメ制作について知っていく。会社とは、人事とは、社会の仕組みを学べるような作品。
こんな人におすすめ
編集部
・会社の労務管理に興味がある人。 ・アニメ制作会社が舞台の話を読んでみたい人。 ・主人公が会社のことで苦労しつつも、頑張っていく姿が見たい人。
内容・特徴
編集部
大手企業の人事部労務管理を担当していた主人公がリストラされ、新しく就職した下請けアニメ制作会社の労務をしていく話。労務管理を担当するだけでも、難しいと感じられるが、アニメを制作するためには無法地帯と化しているような会社の労務となればどうなるのか、と感じさせる作品。
著者情報
編集部
桑野一弘(くわの・かずひろ) 電撃小説大賞への応募作が目に留まり、本作でデビュー。 大学卒業後、医療社団法人から一般企業まで、多種多様な職種経験を持つ。 現在はライター業に従事、アニメーションの脚本制作などにも携わっている。
イラストレーター情報
編集部
ソノムラ
文体
編集部
丁寧な文章で、主人公の若さと労務に関する真面目さが、しっかりと伝わってくる。
世界観の作り込み
編集部
会社のさまざまな部署の1つにスポットがあてられており、面白い世界観である。花形部署というわけでもなく、しかし会社の縁の下の力持ち的な労務管理という部署をしっかりと理解できる。
ジャンル・テーマ総評
編集部
会社経営の中で、何が起こるのか、大切なことは何か、などを知ることができる作品であると感じた。華やかな部署ではないものの、しっかりとした管理体制や、丁寧な対応などが求められる「労務管理」に関して、知識だけでなく、その大変さも感じられる。また、下請けアニメ制作会社が無法地帯となっているが、それでもさまざまな人が必死に頑張っている姿は、夢を追いかけるいい会社であると思い、面白い世界観が印象的な作品である。
評価点
編集部
労務管理という、会社の中では花形とは言えない部署が舞台の作品であるが、とても面白く描かれていると感じた。特に、下請けアニメ制作会社へ主人公が再就職するなど、普段見ることのできない世界観、想像では大変なのだろうな、というところがはっきりと描かれているのはとても面白いと思った。
【おすすめキャラクター】 平河東子(ひらかわ・とうこ) 大手企業人事部をリストラされた主人公。親戚のおかげで再就職はできたものの、とんでもない会社の労務管理者となってしまう。
総評
編集部
下請けアニメ制作会社という、想像ではきっと無法地帯なのだろうな、と感じる会社で、労務管理をする主人公という面白い世界観、設定の作品であった。舞台が面白く設定されているので、労務管理の難しさだけが際立つことなく描かれていた。会社の中で起きる、さまざまなトラブルや、それに立ち向かっていく主人公の姿は、清々しいくらいであった。
ストーリーの説明
編集部
あらすじなどから、少しばかり固い印象の作品かと思われるが、そこまではない。人事、労務管理など、その仕事に就かなければ理解が難しい場面など、主人公の視点と主人公が再就職した会社を舞台に繰り広げられる。何気なく会社で働いていた人や、大変だけれど本当にいいのかな?と思う人など、この作品から学ぶことが多いと感じられる。
キャラクターの説明
編集部
会社を舞台にしてあるため、会社に所属しているさまざまなキャラクターが魅力的に描かれている。特に主人公が再就職した会社が下請けアニメ制作会社という、なかなか特殊な会社なので、登場するキャラクターが面白く作られていた。また主人公は、労務管理をする立場から真面目でしっかり者という姿が丁寧に描かれている。
設定・世界観の説明
編集部
下請けアニメ制作会社という面白い舞台をもとに、そこで労務管理をするという、無謀とも思えるような世界観。アニメ制作自体がとても難しく、時間もかかると感じられるのに、その中で労務管理を行えるのか?まるで挑戦していくような世界観を味わうことができる。
話題性の説明
編集部
特になし
初心者向けの説明
編集部
文章的には読みにくいなどは感じないが、社会人経験がないと「人事」「労務管理」などの意味合いがわかりづらいのではないか、と感じられた。舞台設定としてはとても面白く、その仕事を知っている人からすると共感できる部分が多い。
読後感のよさの説明
編集部
最後の最後にこれが出てくるか、という雰囲気で少し笑えて終わっている。
テンポの良さの説明
編集部
主人公がリストラされ、再就職するまでにあまり長い印象がなく、すぐに本編が始まっていったような雰囲気なので、とても分かりやすかった。そのため、テンポがよく感じて、楽しめる。
読みやすさの説明
編集部
読みにくいと感じることはないが、会社を舞台にしているため、共感できる読者とできない読者は分かれるのではないか、と感じる。
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