失業した青年・坂井寛生のもとに、神社のご祭神から「飯友」として猫が派遣される現代日常譚。夜になると人の姿で現れる猫と夕食を囲み、料理や昔話を交わしながら、坂井は神社近くの茶房「山猫軒」で雇われマスターとして働き始める。舞台は神社、茶房、パン屋が近くにある小さな町で、季節の食事や行事、海辺への小旅行、庭先でのBBQなど、日々の出来事が積み重なっていく。神社の宮司や店の関係者も加わり、猫の本名や過去に触れる場面を挟みつつ、食卓を中心にした関係が広がる。失業から始まった生活は、家での夕食、仕事場での接客、神社まわりのやり取りへと場を変えながら、猫との会話を軸にした連作として続いていく。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
仕事がなくなってしまった主人公が、神社でお願いしたことで化け猫がハケンされてくるところが面白い作品。
編集部
仕事がなくなってしまった主人公が、神社に願ったことが叶い化け猫が「ハケン」されてくる。そんなハケンされてきた猫(人間の姿になる)との美味しい生活。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・誰かと一緒に食事を食べたい人 ・ちょっとだけ不思議な友達が欲しい人 ・青年が家庭料理を作っているのを見たい人
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AI分析(あらすじ)
神社と猫、食卓中心の会話、茶房での仕事、季節の行事や小旅行が入る現代日常譚を読みたい人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
椹野道流(ふしの・みちる) 兵庫県在住。元監察医。 ≪代表作≫ ・時をかける眼鏡シリーズ(集英社オレンジ文庫) ・奇談シリーズ(講談社) ・鬼籍通覧シリーズ(講談社) 著作多数あり。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
内田美奈子(うちだ・みなこ)
編集部
タイトルの通りハケンされてきた友人であるが、穏やかに過ごしながら美味しい料理を食べていく、あたたかな様子を見ることができる。仕事がなくなった主人公を見ると、それでも友を得て、穏やかに幸せに暮らしている印象を受けるいい作品。孤独な食事ではなく、誰かがいてくれるあたたかさを実感できる。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
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文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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何巻まで出ていますか? シリーズ全体 会員の質問
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 失職後の神社での願いから、人間に化ける猫が「飯友」として現れる設定の意外さとユーモアが好評。
- 主人公が作る家庭的な料理や、一緒に食卓を囲む描写が美味しそうで、読むだけでほっこりできる。
- 悪役がほとんど出てこない、思いやりのある優しい世界観が癒やしになる。
- 「最後の晩ごはん」系や「ばんめしや」系に近い、食と日常の温かさを楽しめる作品だ。
こんな人におすすめ
- 誰かと一緒に食事をしたい、一人飯の寂しさに共感できる人。
- 猫が好きで、ちょっと不思議な設定も許容できる人。
- ドタバタや強いギャグより、穏やかな日常をじっくり味わいたい人。
- 年齢や家族、近所付き合いなど、静かな人間関係の変化も楽しみたい人。
人を選ぶポイント
- 季節や歳時記がテンポよく進むため、祭りや行事などもっとじっくり描いてほしい。
- 表紙の雰囲気からBL要素を期待した読者には、中身はそうではないと感じる声がある。
- 若者キャラの不手際や生活習慣への不満から、読み方によってはイライラする場面がある。
- 猫の派遣期間や寿命、別れの可能性が示唆され、続きが読める一方で切なさも予感される。
テンポ・読後感
全体的には心温まるほっこり系の日常もので、失職から始まる物語ながら重くなりすぎず、食事や会話を中心に季節が巡っていく読み心地だという声が多い。笑いや不思議さもあるが、派手な騒ぎより静かな優しさが続く印象。シリアスな要素(家族の事情、高齢の方の健康、若者の問題など)も差し込まれるが、支え合いや受け入れが前面に出る穏やかなトーンという声が多い。
キャラクターへの評価
- 坂井:控えめで寂しがりな主人公だが、誰かと食べる喜びや、人に喜んでもらえることで少しずつ前向きになる。
- 猫(トラキチ):人間の作法に不慣れなところもありつつ、思ったことをはっきり言いながらも気遣いがあり、嫌味がない存在として好意的。
- 沖守さん:穏やかで芯のある近所の存在として、登場するだけで物語が温かくなる人気キャラだ。
- 猪田宮司:パン屋兼宮司という個性的な立場で、困っている人を見守る姿が好意的。
- 鳥谷:問題行動で読者の感情を揺さぶるが、見放さず支える大人たちとの対比で物語に厚みが出る。
巻一覧
この巻のあらすじ
ごはん男子と「猫」のおいしい毎日。 ほっこりじんわり。ぺこぺこのお腹を一緒に満たす「飯友」のいる幸せ
なんて年明けだ。仕事始めの朝、出社したら会社が潰れてた。 そんな「僕」こと坂井寛生が神社でお賽銭を奮発して頼んだ願いごとのひとつめは「そこそこの新しい仕事が見つかりますように」、 そしてもうひとつは「一緒に飯が食える、気楽な仲間が見つかりますように」。 神社でそう拝んだ晩のこと、夕ごはんの準備をする寛生の前に猫が現れ、人間の言葉で話しかけてくる。『旦那さん?』 唖然とする寛生の前で猫は肉球をぺろんと舐めて、なんと若い人間の男の姿に。 「神さん」から「派遣」された「飯友」なので「ま、ひとつよろしくお願いします」「飯食いましょ、飯」と言って、 寛生の作ったごはん(フォー風にゅうめん、棒々鶏、ベトナム風お好み焼き)を「うめえ。うめえ」と完食して帰っていった。 以来、「猫男」は毎晩やってきて、ごはんを食べたりお喋りをしていくように。 ちょっと不思議で心あたたまる、ごはん男子と「猫男」のおいしく愉快な毎日の、はじまりはじまり・・・・・・!
この巻のあらすじ
失業したて坂井寛生のもとに派遣されてきた「一緒に飯が食える気楽な仲間」は夕ご飯の時は人間の青年の姿をしているが、その正体は神社の猫…! 食いしん坊な「猫」が、ごはんを旨そうにたいらげ、愉快にお喋りをして帰っていく、そんな穏やかでちょっと不思議な無職の日々を送る坂井だったが、 ある出来事をきっかけに親しくなった沖守さんという老婦人の営む小さな茶房「山猫軒」で働くことに。 雇われマスターとして懸命に楽しく働いていた。 そんなある日、「山猫軒」からの帰り道、坂井と猫は体調を崩して道端で蹲る若者に出逢い…? 夏から冬へ、めぐる季節と泣いて笑ってごはんの日々。 肉球と、紅葉と、ブッシュドノエル。 じんわり美味しい幸せを「僕」と「猫」と一緒に。
この巻のあらすじ
「もぐもぐ」「もふもふ」な飯友と、とびきり美味しい毎日!
茶房「山猫軒」の雇われマスター・坂井のメシ友「猫」はとても愉快な青年だ。 美味しいものが大好きで猫のような動きをし、坂井を「旦那」と呼び、喋り方もどこか時代がかった彼の正体……それは神社の猫! 坂井が失業した時、「仕事が見つかりますように。そして、ごはんを一緒に食べる気楽な友達ができますように」とお参りしたところ、神様からハケンされてきた。 以来、夜な夜な人間の姿で坂井の家にやってきては、ぺろりとごはんを平らげ、楽しくお喋りして帰っていく。 神社の宮司でパン屋を営む猪田との出逢い、「山猫軒」オーナー沖守さんの留守居を頼まれた坂井と猫の夏合宿、そして神社には不審な男が現れて……!? 坂井と気のおけない友人・猫と、「山猫軒」のオーナー沖守さん、パン屋で宮司・猪田の、美味しくて、ほっとできて、思わず笑ってしまう、賑やかでいとおしい春夏秋冬!
この巻のあらすじ
旅は猫連れ。世は美味しいものだらけ! 猫で人型の飯友と、旅にBBQに楽しい日々!
「一緒に飯が食える、気楽な仲間が見つかりますように」と神社でお参りしたらハケンされてきた 愉快な猫(夜は人型)と坂井は、毎晩の夕食を共にする仲。 そんな平和な春のある日のこと、旅番組を観ていた猫の何気ない一言がきっかけで、 猫と坂井は一泊二日の小旅行に出かけることに。海が見たいという猫のために、坂井は海辺の旅館に予約をし、 猫は住み処である神社のご祭神の許可をもらって、いざ出発! すべてが初めての猫にとってはなにもかもが面白く新鮮で、二人の旅は楽しいことの連続。 そして思わぬところで猫の「本名」や「過去」の話も飛び出して…!? 夏には沖守邸のお庭で、パン屋で宮司の猪田さんとその部下の鳥谷くんと一緒にBBQに挑戦。 秋には思いがけぬ客が坂井の家を訪れて…!? ますます笑ってたくさん食べて。猫と坂井のもっと楽しい毎日…!
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