那由多の軌跡

判定なし
基本情報
イラスト
尾谷おさむ
レーベル
星海社FICTIONS
刊行年
2013
巻数
1巻
アニメ化
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 判定なし

評価

8軸評価レーダーチャートストーリー(3.0)キャラ(3.0)設定(3.0)
ストーリーの良さ
A (3)
キャラクター
A (3)
設定・世界観
A (3)

短評・キャッチコピー

編集部

夜の水族館は非日常と接続する

概要

編集部

ある地方都市に住む高校生の広田。親友の高橋や恋人の良子と他愛ない日々を過ごしていた矢先、街に見世物小屋一座がやってくる。カメラオブスキュラの暗幕の中で不思議な光景を目にした日から、彼等の日常はゆっくりと狂い出し……。

こんな人におすすめ

編集部

夜の水族館を探検したい人 日常の隣にある非日常を垣間見たい人 地方都市の退屈な日常に倦んでいる人 親友の変貌に戦慄したい人 コズミックホラーが好きな人 クトゥルフ神話が好きな人

内容・特徴

編集部

今なお一部マニアにカルト的人気を誇る青春コズミックホラー。地方都市に住む高校生の男女トリオが、古くから町にある水族館の秘密を垣間見て、次第に狂気に侵され始める。いわゆる電波小説に属し、哲学的で難解な内容は好みが分かれる。非日常に接続する手段として用いられる霊界ラジオなどのガジェットは面白く、夜の水族館を探索する追体験ができるだけで読む価値はある。

著者情報

編集部

稲生平太郎は日本の小説家。本名は横山茂雄。オカルト・ホラージャンルに造詣が深く、評論家としても活動している。代表作は以下。 『アムネジア』 『何かが空を飛んでいる』

イラストレーター情報

編集部

緒方剛志は日本のイラストレーター。ソリッドな質感の絵で人気を博す。R18用のペンネームはぼうのうと。以下はイラストを手掛けた書籍の代表作。 『ブギーポップシリーズ』(電撃文庫/電撃の新文芸) 『ハッピィサルベージ』(電撃文庫) 『COOLDOWN』(電撃文庫) 『冥王と獣のダンス』(電撃文庫) 『シックス・ボルト』(電撃文庫) 『ビートのディシプリンシリーズ』(電撃文庫) 『機械仕掛けの蛇奇使い』(電撃文庫) 『X(クロス)トーク』(電撃文庫) 『玻璃の惑星』(富士見ファンタジア文庫) ※松岡剛志名義  『夢幻万華鏡』(富士見ミステリー文庫) 『ブートレガーズ BOOTLEGGERS』(単行本) 『隣り合わせの灰と青春―小説ウィザードリィ』(スーパーファンタジー文庫) 『戴天高校勝利部』(スーパーダッシュ文庫) 『GANTZ/EXA』(週刊ヤングジャンプ連載/JUMP j BOOKS) 『イミューン-ぼくたちの敵』(徳間デュアル文庫) 『<柊の僧兵>記』(徳間デュアル文庫) 『チョウたちの時間』(徳間デュアル文庫) 『自転地球儀世界』(徳間デュアル文庫) 『ソウルソードスーパースター』(徳間デュアル文庫) 『オーラバトラー戦記』第5巻(角川スニーカー文庫) 『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズ(ザ・スニーカー連載/角川スニーカー文庫) 『銀星みつあみ航海記』シリーズ(角川スニーカー文庫) 『シンデレラは、なぜカボチャの馬車に乗ったのか 〜言葉の魔法〜』(単行本) 『電脳ロボットアクションTRPG ホライゾンブレイク 』(Role&Roll RPG) 『怪人21世紀中野ブロードウェイ探偵 ユウ&AI』(講談社ノベルス) 『ねらわれた学園』(青い鳥文庫) 『なぞの転校生』(青い鳥文庫) 『カードゲームクロニクル』(青い鳥文庫) 『ねじれた町』(青い鳥文庫f) 『まぼろしのペンフレンド』(青い鳥文庫f) 『アークIX』(講談社ラノベ文庫) 『星々のクーリエ』(ソノラマノベルス) 『銀色の髪のアギト』(MF文庫J) 『エネミーズ/1996』(MFブックス) 『異世界帰りのパラディンは、最強の除霊師となる』(MFブックス) 『ヤクザガール・ミサイルハート』(ゼータ文庫) 『アクセラレイション -シリアルキラーの手帖-』(単行本) 『ベクシル 〜my winding road〜』(ガガガ文庫) 『CODE-E 遥かなる囁き』(ガガガ文庫) 『パラダイスロスト』(メガミ文庫) 『絆のファントムペイン』(幻狼ファンタジアノベルス) 『Type:STEELY タイプ・スティーリィ』(幻狼ファンタジアノベルス) 『おやすみ、ムートン』(星海社FICTIONS) 『さよなら、ジンジャー・エンジェル』(双葉文庫) 『魔王様、リトライ!』(モンスター文庫) 『復活魔王はお見通し?』(ヒーロー文庫)

評価点

編集部

【おすすめキャラクター】 '''高橋''' 主人公の親友の眼鏡少年。もとは快活で付き合いやすい性格だったが、主人公とカメラ・オブスキュラに入った日から徐々に精神に変調を来たし、怪しい言動が増えていく。文化祭の日に決定的な悲劇に見舞われる。

総評

編集部

カルト作家・稲生平太郎の代表作。万人受けする作風ではなく読者を選ぶものの、一部マニアには確実に刺さる内容。地方都市に住む高校生トリオ三人がある日突然直面した超常現象、街に古くからある水族館の秘密と封じられた地下への階段など、導入から不穏な空気が漂っていて興味を掴んだ。文化祭で起きたある事件をきっかけに加速していく狂気、虚実入り混じった幻覚がもたらす酩酊感も格別。クライマックスにはクトゥルフ神話の影響も感じた。コズミックホラーが好きな人におすすめ。

ストーリーの説明

編集部

ミステリアスで仄暗い雰囲気が特徴の青春コズミックホラー。終盤の怒涛の展開は読者の予想を裏切る。夜の水族館と言った非日常空間が大変魅力的に描かれており、その雰囲気に浸るだけでも満足感がある。思春期特有の閉塞感や焦燥も上手く描けていた。

キャラクターの説明

編集部

主人公の広田とその幼馴染の親友・高橋、恋人の良子。地方都市に住む高校二年生の男女トリオを中心に物語は展開していく。極端にデフォルメされた個性は持たないものの、等身大の少年少女っぽい好奇心や行動力を持っている点は共感ができた。

設定・世界観の説明

編集部

地方都市の水族館のほどほどに寂れた静かな雰囲気がよく表現されていた。見世物小屋テントのカメラ・オブスキャラなど、魅力的な舞台装置や道具立てには事欠かない。全体にNHKの青春アドベンチャーのような、ノスタルジックな空気が漂っている。

巻一覧

那由多の軌跡
ISBN 9784061388642

星評価・感想

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