属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 良作

評価

ストーリーの良さ
S (4)
キャラクター
S (4)
設定・世界観
S (4)
話題性
C (1)
初心者向け
S (4)
読後感の良さ
S (4)
テンポの良さ
A (3)
読みやすさ
S (4)

短評・キャッチコピー

編集部

上手くいかないことばかりが続いた主人公が、訪れた神社で、後悔と向かいながら成長していく。

概要

編集部

恋も仕事も上手くいかなくなった主人公は、かつて祖母が住んでいた田舎の空き家で一人暮らしをすることになる。近くにある神社に行くと、そこで神主見習いの青年としゃべる猫に出会う。さまざまな人が神社を訪れ、再会を願い、それを支える主人公。自分自身の後悔と向き合いながら、成長していく。

こんな人におすすめ

編集部

・神社が好きな人 ・猫が好きな人 ・しゃべる猫が見てみたい人 ・誰かに再会したいと思う人

内容・特徴

編集部

恋も仕事も上手くいかなくなった主人公は、田舎の祖母が住んでいた空き家に移り住み、一人暮らしを開始する。近くの神社へ足を運んだ時、神主見習いの青年としゃべる猫に出会い、その出会いから主人公は自分の心の中にあった後悔と向き合っていく。

著者情報

編集部

朝比奈希夜(あさひな・きよ) 名古屋在住。2021年よりWEB上にて小説の発表を始める。 ≪代表作≫ ・霞村四丁目の郵便屋さん ・ずっとずっと、キミとあの夏をおぼえてる。

イラストレーター情報

編集部

mocha

文体

編集部

神社の雰囲気に合うような、穏やかな文体であると感じられた。その中に、登場するキャラクターの気持ちや雰囲気などを織り交ぜている印象である。

世界観の作り込み

編集部

神社、しゃべる猫、という話であるが、恐怖感なく読むことができる。とても穏やかな世界観の中に、寂しさや悲しさがあり、それと向き合う人たちが前に進んでいく世界観の作り込みは、とても丁寧であると感じられた。

ジャンル・テーマ総評

編集部

人情というだけではなく、その先にある成長や心の穏やかさなど、さまざまな視点で楽しめる作品だと感じた。後悔や再会を願う人たちを責めることなく、穏やかに進んでいく。またしゃべる猫が登場すること、心から再会を願うことで会える、というところはファンタジーの要素が強いが、それ以外は人と人のやりとりの流れなので、穏やかに読むことができた。

評価点

編集部

ファンタジーと人情の感じられる作品。あたたかさと、後悔を乗り越えた人たちの関わりが見られる。神主見習いの青年のよさ、毒舌だけれど可愛らしい猫の登場など、キャラクターもしっかりできている。主人公も自分の心の奥に押し込めていた後悔と向き合い、成長していく姿を見ることができた。

【おすすめキャラクター】 モー 神社にいるしゃべる猫。モーの言葉は分かるのは一部の人のみ。毒舌ではあるものの、優しい一面もある。好きなものはイギリス産の缶詰。

総評

編集部

主人公の成長を見ていくこともできるが、同時に登場人物たちの人生の一片を見ることができるような作品。さまざまな人が神社を訪れ、それぞれの会いたい理由を持ってやってくる。そこに神様の猫が、願いを叶えてくれ、再会を果たしていく。人の中にある後悔や寂しさ、さまざまな感情がありながら、それを穏やかに整理することができるような作品であった。

ストーリーの説明

編集部

社会人女性が疲れて、さまざまな方向転換をしていく話はよくあるが、神社で後悔と向き合い、成長していくというのは独特なものを感じさせた。また、再会を望んで神社にやってくる人々も、さまざまな描き方がされており、主人公の成長に力添えしている、と感じられる。その中に神主見習いの青年と、不思議な猫がいるという不思議さを感じながらも穏やかに読めるストーリー。

キャラクターの説明

編集部

主人公がとても穏やかで頑張り屋な女性の印象があるものの、過去に心の奥に押し込めていた後悔があるなど、人間らしい部分を感じることができた。神主見習いの青年や、毒舌のしゃべる猫の登場も、とても物語の雰囲気を作っている。

設定・世界観の説明

編集部

神社で起こる人と人のきずなの話であるが、神社という神聖な場所に毒舌の猫がいるなど、雰囲気が面白く作られている。

話題性の説明

編集部

特になし。

初心者向けの説明

編集部

穏やかな言い回しを使われているので、難しい印象もなく読める。初心者でも読むことができる作品だと感じられた。

読後感のよさの説明

編集部

心から再会したいと願うことで、再会できる場所だが、喜びと愛情に満ちつつ、最後には少し寂しいような感じもある。全体的にやや寂しいような雰囲気を漂わせつつ、読後にはすっきりするような感覚になれた。

テンポの良さの説明

編集部

まずまずテンポはよいと感じられたが、主人公の後悔が割と早めに明らかにされている印象。

読みやすさの説明

編集部

穏やかな雰囲気が全体的に続くので、しゃべる猫や神社という世界観があっても、オカルトや恐怖感は強くなく、読みやすい。

巻一覧

神様の護り猫 最後の願い叶えます
ISBN 9784094065527

星評価・感想

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