鎌倉の理想のお屋敷で管理人を始めたデザイナーの芽郁が、屋敷神をお祀りすることを条件に暮らしを立ち上げる現代和風ファンタジー。お供えした料理が消え、子どもの姿の屋敷神・慈雨が現れたことから、芽郁、慈雨、藤ヶ谷家現当主の蒼一郎の三者が、食事と屋敷のしきたりを通して関わり合っていく。料理は日々の食卓だけでなく、神への供え物や夜食としても置かれ、屋敷での生活そのものが物語の中心になる。慈雨は蒼一郎の将来を案じ、芽郁との仲を取り持つと言い出すため、食事の支度と同時に、屋敷の中での距離感や縁の行方も動いていく。

構造レビュー

編集部判定 良作

ストーリーの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

主人公がアラサー女子ということで、落ち着いた様子や料理の上手さなど、大人の女性の良さを感じることができた。また屋敷の神様の可愛らしさ、屋敷の主のしっかりとした姿など、キャラクターもそれぞれあって、面白い作品。その中に、主人公が作る美味しい料理があり、日常の中にファンタジーがあるものの、大きな違和感なく読めるストーリーであった。

キャラクター S (4) レビュー

理由・補足

編集部

主人公が屋敷に住みたいという夢を叶えるところから始まるが、夢を追いかけるアラサー女子のよさを感じることができた。ちょっと偏屈だが真面目でまっすぐな屋敷の主や、2人の間を取り持つちびっ子屋敷神の存在も、主人公の人の好さをより表すようなキャラクターになっている。屋敷の猫もしゃべり出すなど、ファンタジー要素もよい雰囲気で感じられる。

設定・世界観 S (4) レビュー

理由・補足

編集部

神奈川県鎌倉が舞台になっており、その近辺が好きな人には想像しやすい雰囲気の世界観。穏やかな土地、屋敷など、実際にありそうなイメージがわきやすい造り。アラサー女子のよさとファンタジーが合わさった世界観は、とても穏やかで落ち着いた雰囲気の作品になっている。

話題性 C (1) レビュー

理由・補足

編集部

特になし。

初心者向け S (4) レビュー

理由・補足

編集部

ファンタジー要素はあるものの、難しい表現などはなく、とても読みやすい文章と雰囲気である。キャラクターも共感しやすかったり、可愛らしい要素が多く、初心者でも読みやすい作品と言える。

読後感の良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

主人公と屋敷の主のこれからがどうなるのか、はっきりとわからない部分はあるものの、穏やかな日々が続いていきそうな終わり方は、読後でもとてもほっこりできた。

テンポの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

テンポよく、読みやすい作品であると思った。主人公が屋敷の生活をしていくところ、屋敷神が出てくるところなど、温かくて、楽しい日々を味わうことができる。

読みやすさ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

難しい言い回しや表現がなく、鎌倉のお屋敷で暮らしたらこんな感じだろうか、屋敷神が出てくるならこんな感じだろうか、と楽しみながら読むことができる。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

仕事と家を探す主人公は、鎌倉に理想通りの家と住み込みで家のことをする職を得る。そこでは屋敷神様を祀っており、主人公と屋敷の主、そして屋敷神様のあたたかな日常を見られる。

編集部

仕事と住む場所を探していた主人公は、鎌倉で気に入った屋敷を見つける。そこでは住み込みで家のことをしてくれる人を募集しており、主人公は早速申し込んだ。屋敷の主からは、屋敷に住み込みをすることと、屋敷神を祀ることを指示される。主人公は、理想だった屋敷での生活と、たくさんの料理を作り、屋敷の主とちびっ子屋敷神に囲まれて生活していくことになる。

こんな人におすすめ

この項目をレビュー

編集部

・鎌倉が好きな人 ・古民家や古い屋敷が好きな人 ・家の中に神様がいるような話が好きな人 ・さまざまな料理が登場する作品が好きな人

  • AI分析(あらすじ)

    鎌倉舞台の和風ファンタジーや、料理と同居が重なる物語に関心がある人。

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編集部

瀬王みかる(せおう・みかる) 神奈川県出身。 ≪代表作≫ ・卯ノ花さんちのおいしい食卓シリーズ ・おやつカフェでひとやすみシリーズ ・花嫁レンタル、いかがですか? ・あやかしに迷惑していますが、一緒に占いカフェやってます

イラストレーター情報

この項目をレビュー

編集部

ゆうこ 大阪在住。 装画を中心にイラストを制作。 ≪代表作≫※装画 ・こぐまね軒 じぶんを人間だと思っているレッサーパンダの料理店シリーズ ・招き猫神社のテンテコ舞いな日々シリーズ

編集部

理想の屋敷と出会った主人公が、それをきっかけに家主や屋敷の神様との生活が始まっていく話。屋敷の神様に気に入られ、あたたかな日々を過ごす主人公の姿は、とてもほっこりと感じられるものがあった。美味しい料理や楽しい料理など、神様が主人公を気に入るほどの料理の腕なども、とてもいい印象である。

作品Q&A

文体はどんな感じ? ストーリー
ベストアンサー
とても読みやすい文体で、疲れない。わかりやすい言い回しや、丁寧な表現がある。

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世界観の作り込みは? 世界観
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鎌倉の良さ、昔ながらの屋敷の良さなど、実際の世界にあった作り込みもされていると感じられた。主人公が作る料理を屋敷神が気に入るなど、穏やかな雰囲気もしっかりと作りこまれた中にある印象であった。

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評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
屋敷神が家主のことを心配して、主人公との仲を取り持とうとしたり、主人公の料理を気に入ったりなど、神様というよりは可愛らしい印象がよかった。 【おすすめキャラクター】 芽郁 主人公のアラサー女子。鎌倉の理想の家に住みたい、と思って偶然に住み込みができる家を見つける。料理が上手で、屋敷神様に料理をお供えしたことから、屋敷の主との仲を取り持ってもらえることに。

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この作品の特徴は? ストーリー
ベストアンサー
理想の屋敷に住みたいと思っているアラサー女子の主人公が、住み込みできる屋敷を見つけ、そこの家主と屋敷神と温かい日々を過ごしていく物語。

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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
ベストアンサー
神様が出てくるのでファンタジー要素はしっかりとありつつ、主人公の作る数々の美味しそうな料理と、穏やかな世界観はとてもよい印象であった。主人公の人の良さと、家主のこれからを心配する屋敷神のやりとりなど、面白味もあった。登場する料理は、日常的なものから楽しいものなどあって、とてもいい雰囲気の作品である。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 鎌倉の古民家での住み込み暮らしや、年中行事を交えた日常描写に惹かれる。
  • 登場する料理や夜食の描写がリアルで、読んでいて食べたくなる。
  • 屋敷神様が二人の距離を縮めようと動くお節介な関わりが、ほのぼのと楽しい。
  • タイトルや作家らしい温かい空気に惹かれて手に取った。

こんな人におすすめ

  • ほっとする作品やあたたかい空気感を求めている人。
  • 鎌倉や古民家、住み込み暮らしのロマンに憧れる人。
  • 食や料理の描写が好きな人。
  • おひとり様男女とちびっ子神様の共同生活ものが好きな人。

人を選ぶポイント

  • 大きな事件や緊迫した展開は少なく、日常寄りのゆったりした話である。
  • 食や暮らしの描写が多く、そちらを主役に楽しみたいタイプ向け。
  • 濃い恋愛描写や大きな波乱を期待する場合は合わないかもしれない。

テンポ・読後感

  • 読みやすい展開で、気持ちよく読めるテンポ。
  • 内容的にもほのぼのとして、癒し系・ホッとした読書タイムに向く。
  • 成り行きから少しずつ距離が縮まっていく、あたたかい空気感が続く作品。

キャラクターへの評価

  • 屋敷神様(慈雨様)がお節介でかわいらしく、物語の要として好評。
  • 主人公・芽郁が料理上手で、日常を支える存在として魅力的だ。
  • 登場人物全般が良いキャラをしていると感じる読者も多い。

巻一覧

屋敷神様の縁結び 〜鎌倉暮らしふつうの日ごはん〜
2022年5月 ISBN 9784576220697
この巻のあらすじ

わしがそなたたちの縁結びをしてやろう

ちびっ子屋敷神様と鎌倉のお屋敷で、ハレの日膳から罪なお夜食まで、おいしい共同生活!?

鎌倉の理想のお屋敷で管理人を始めた、デザイナーの芽郁。 変わった条件は、その藤ヶ谷家の屋敷神様をお祀りすること。 ある日、思いつきでお供えした料理が消え、現れたのは子どもの姿の屋敷神・慈雨。 芽郁の心づくしの料理に力を得た慈雨は、偏屈な藤ヶ谷家現当主・蒼一郎の将来を案じ、芽郁との仲を取り持つと言い出して!?  おひとりさまアラサー女子×男子+ちびっ子屋敷神様のおいしい暮らしを召し上がれ!

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