鎌倉に近い丘の上の住宅地に建つ古民家カフェを舞台に、年の離れた三兄弟と、そこを訪れる客たちのあいだで起こる出来事を描くあやかし物語です。店には座敷わらしを見ると幸せになれるという噂があり、噂を頼りに人が集まります。物語の中心には、カフェを営む三兄弟と、店を訪れた帆南や、三男の綾人を迎えに来たと名乗る死神の男がいます。日常の喫茶店営業に、妖怪や死神の存在が重なる構成で、客の事情や店にまつわる不思議が一話ごとに扱われます。シリーズ全体では、古民家カフェを軸に、人とあやかしが交わる小さな出来事が積み重なっていきます。続編・外伝・短編の区分は示されていません。 なお、2冊とも同じシリーズ内の別エピソードとして扱われています。

構造レビュー

編集部判定 良作

ストーリーの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

座敷わらしを見ると幸せになれるカフェという、オカルトやホラーの要素を含めながら、恐さではなく人の優しさや頑張る姿などを見ることができる作品。鎌倉という土地の雰囲気のよさや、人の温かさなど、たくさん感じられる穏やかさがある。

キャラクター S (4) レビュー

理由・補足

編集部

主人公は生い立ちに影があり、それをしっかりと描かれていた。家族関係の悪さ、借金など、苦労しているが曲がることなくとてもいい人のよさを感じる。またカフェを営む兄弟も魅力的に描かれており、カフェに足を運びたいと思わせてくれる。

設定・世界観 S (4) レビュー

理由・補足

編集部

鎌倉という雰囲気を想像できるようなものを感じた。古民家カフェのよさ、温かさなどを感じることができる。またそこにいる座敷わらしの存在など、本来ならばホラーやオカルトの雰囲気になってしまいそうなところを、人と人の関係性が濃密に描かれている。

話題性 C (1) レビュー

理由・補足

編集部

特になし

初心者向け S (4) レビュー

理由・補足

編集部

初心者でも読みやすい文章の作品。難しい言い回しや言葉などはほとんどない。全体的にやや話が長めなので、しっかり読書したい人などにもおすすめできる。

読後感の良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

主人公だけのことだけなく、カフェを営む兄弟のこと、座敷わらしのことなどもしっかり分かっての終わりを迎えることができる。さまざな人たちが集まって、あたたかな終わり方は読後も続くような温かい人間関係を思わせた。

テンポの良さ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

さまざまなお客の登場や、主人公の話が割と早めに展開していくので、テンポがよく感じられた。

読みやすさ S (4) レビュー

理由・補足

編集部

あまり難しい表現がないこと、それぞれのキャラクターの細かい設定が、物語に織り込まれていることから、分かりやすいと感じた。そのため、読みやすいと感じる。難しく考えず、スラスラ読める印象。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

座敷わらしを見ると幸せになれるカフェに足を運ぶ主人公と、そのカフェを経営する兄弟、さまざまなお客の人情物語。

編集部

座敷わらしがいるというカフェを訪れた主人公は、家族の作った借金のために結婚を控えていた。本当は小説家になりたい、という夢を持ちながら、カフェを訪れた主人公は、座敷わらしだけではなくカフェを経営する兄弟やさまざまなお客と交流しながら前向きになっていく。

こんな人におすすめ

この項目をレビュー

編集部

古民家カフェの話が読みたい人。 男性が営むカフェの話が読みたい人。 座敷わらしが出てくるような、あやかしの登場がある話が読みたい人。 人生で少し迷いがある人。 優しく背中を押してもらえるような作品が読みたい人。

  • AI分析(あらすじ)

    - 古民家カフェを舞台にした現代ものが好きな人 - 座敷わらしや死神などのあやかし要素に関心がある人 - 家族で営む店と、そこに訪れる客の話を読みたい人

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


    レビューを読む

編集部

瀬王みかる(せのう・みかる) 神奈川県出身。 ≪代表作≫ ・卯ノ花さんちのおいしい食卓シリーズ ・屋敷神様の縁結び

イラストレーター情報

この項目をレビュー

編集部

しのとうこ イラストレーター。 ≪代表作≫※装画、挿絵など ・薬屋のひとりごと ・ダブルクロス(TRPG) ・ぼんくら陰陽師の鬼嫁

メディアミックス状況

この項目をレビュー

編集部

特になし

編集部

おやつカフェとなっているが、食べ物と登場人物たちのあたたかな関係が丁寧に描かれている作品。読みやすく、分かりやすいので、そういう部分でも評価できる。鎌倉という落ち着いた土地を知らぬ人でも、鎌倉を想像して読みたくなる印象。座敷わらしを見ると幸せになる、と聞いて人が集まってくるが、その人たちがこれから先をどう生きていくのか、何を思って行くのかを知ることができる。自分の中に迷いがある読者にもおすすめ。

作品Q&A

文体はどんな感じ? ストーリー
ベストアンサー
丁寧に描かれているので、それぞれのキャラクターやその背景がわかりやすい。キャラクター背景が物語にしっかりと織り込まれており、その部分を難しく感じさせない、分かりやすく丁寧な文章。

内容を通報

不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


回答を書く

会員の回答は公開されます。ベストアンサーはいいね数といいね率から自動で選ばれます。

世界観の作り込みは? 世界観
ベストアンサー
鎌倉の良さ、古民家カフェの良さなど、土地や空間の良さをしっかり表現できていると感じた。

内容を通報

不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


回答を書く

会員の回答は公開されます。ベストアンサーはいいね数といいね率から自動で選ばれます。

評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
作者が鎌倉の土地を気に入って、他作品でも題材にしていることもあり、土地への愛着も感じることができる。人とあやかしの関係ではあるものの、そこには人と人のつながりを大切にするような、そんな世界観を感じた。失敗することがあっても、前を向いて生きていく人たちのつながりが丁寧に描かれている。 【おすすめキャラクター】 帆南 主人公の女性。親戚が作った借金の返済のため、お金持ちで年齢の離れた男性から結婚を迫られている。最後の思いでカフェを訪れる。小説家になりたい、という夢を叶えようと必死になっている。

内容を通報

不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


回答を書く

会員の回答は公開されます。ベストアンサーはいいね数といいね率から自動で選ばれます。

この作品の特徴は? ストーリー
ベストアンサー
カフェにいる座敷わらしを見ると幸せになれる、それを信じてやってきたお客と、そのカフェを営む兄弟たちのハートフルな物語。登場するキャラクターも魅力的であり、さまざまな客、座敷わらしの設定もしっかりとできている。また鎌倉という土地のよさも感じられる作品。

内容を通報

不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


回答を書く

会員の回答は公開されます。ベストアンサーはいいね数といいね率から自動で選ばれます。

どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
ベストアンサー
座敷わらしときくと、ホラーやオカルト的な面があるのか、と感じられたが特にそういう部分はない。恐ろしいと感じるような、話はなかった。古民家カフェを訪れる客や、そこを営む兄弟たち、主人公が人生を歩むためにどんなことをしていくのか、したいと思っているのか、人としての部分を見ることができる。

内容を通報

不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


回答を書く

会員の回答は公開されます。ベストアンサーはいいね数といいね率から自動で選ばれます。

質問を投稿するにはログインしてください。

質問を投稿

会員の質問は公開されます。回答は他の会員も投稿できます。

読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 鎌倉・湘南の古民家カフェを舞台に、スイーツや店の雰囲気が魅力的で「行ってみたい」と感じる声が多い。
  • 本当に困っている人にだけ見える座敷わらしが、来店客の人生をやさしく後押しする構成が好評。
  • 死や別れをテーマにしつつも、重くなりすぎずほっこりと読めるバランスが評価されている。
  • 短編連作のように読み進めやすく、各話が前向きな結末で終わるので安心して読める。
  • 同作者の他作品ファンからも、人情ものとして読みやすい点が引き継がれている。

こんな人におすすめ

  • 古民家カフェや鎌倉・湘南の舞台が好きな読者。
  • あやかしが日常に溶け込む、ほのぼの系の人情ものを求める人。
  • イケメン三兄弟が営む店を舞台にした、やさしい癒し系ストーリーを読みたい人。
  • 人生の行き詰まりや喪失、女性ならではの悩みに寄り添う話に共感したい人。
  • 重いテーマがあっても読後感は明るめの作品を探している人。

人を選ぶポイント

  • 失った人への想い、子どもや妊娠にまつわる話など、涙する場面がある。
  • 2巻は前巻より「死」に触れる話が増え、シリーズとしてはやや重めに感じる。
  • 展開が読み取りやすく、意外性は少なめ。
  • 店員が優しい割に恋愛要素はほとんどなく、ラブ展開を期待するとズレを感じる可能性がある。
  • 巻数を取り違えて読む人もいるが、未読の前巻があってもある程度は読み進められる。

テンポ・読後感

  • 来店客ごとのエピソードが次々と進む短編集のようなテンポで、サクサク読める。
  • 各話の主人公の境遇は重いものの、全体としては温かく引きずりにくい読後感だ。
  • ハッピーエンドが約束されている安心感があり、気持ちよく読み終えられる作品だ。
  • 現実のつらさや社会人としての苦労がにじむ話もあり、ただのファンタジーではない現実味を感じる読者もいる。

キャラクターへの評価

  • 三兄弟がカフェを支える軸として好印象で、年の離れた末っ子を慈しむ兄弟関係がほっこりすると評される。
  • 霊感を持ち、座敷わらしだけが見える末っ子・綾人の存在が物語の中心に感じられる。
  • 座敷わらしは必要な人にだけ現れ、見えた人を幸せへ導く存在として愛されている。
  • スイーツ好きで人間味のある死神が、コミカルかつ不穏さも交えた印象的なキャラだ。
  • 借金や結婚の圧力などに追い詰められた帆南のような、境遇の重い来店客にも共感を得やすい。

巻一覧

おやつカフェでひとやすみ しあわせの座敷わらし
2017年3月 ISBN 9784086801256
この巻のあらすじ

鎌倉に近い丘の上の住宅地に、年の離れた三兄弟が営む古民家カフェが建っていた。そのカフェで座敷わらしを見ると幸せになれるという噂につられて、帆南は店を訪れるが……。ほっこりあやかし物語。

おやつカフェでひとやすみ 死神とショコラタルト
2017年10月 ISBN 9784086801539
この巻のあらすじ

鎌倉の丘の上にある、三兄弟が営むカフェ。そこで座敷わらしを見ると幸せになれるという噂を聞きつけて、多くの人が訪れる。そんな中、死に神を名乗る男が現れ、三男の綾人を迎えに来たと言うが……!?

星評価・感想

構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く

星評価 *

  1. ブクログ 3

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


  2. ブクログ 4

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


  3. ブクログ 3

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


  4. ブクログ 3

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


  5. ブクログ 5

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


  6. ブクログ 3

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


  7. ブクログ 4

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。


  8. ブクログ 3

    内容を通報

    不適切な内容を運営に知らせます。虚偽の通報はお控えください。