函館を舞台に、祖父の遺した銭湯をめぐって動く、あやかし要素を含む現代ファンタジーです。主人公のみゆりは、葬儀のため故郷へ戻り、猫又となった愛猫さくらと再会します。さくらの願いを受けて銭湯の再建に向き合う中、アイヌのあやかしたちの助けも入り、地域の土地柄や伝承が物語に重なっていきます。物語は、家族の遺産、町の銭湯、猫又との関係、土地に根づく存在との交流を軸に進み、函館の風土やご当地要素を背景にした日常寄りの不思議譚として広がります。続編や外伝の情報はありません。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
函館を舞台に、あやかしのやってくる銭湯を復活させようとする主人公とそれを助ける猫の姿が愛らしい作品。
編集部
祖母の経営していた銭湯をなくさないでほしい、と8年前に死んだ愛猫から頼まれた主人公。この銭湯には、さまざまなあやかしたちがやってくる。主人公と愛猫が試行錯誤し、銭湯を再建していく物語。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・銭湯経営をする作品が好きな人 ・ご当地ものが登場する作品が好きな人 ・北海道や函館が好きな人 ・猫や猫又が登場する作品が好きな人
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AI分析(あらすじ)
- 現代日本を舞台にしたあやかしものが好きな人 - 銭湯や地域の風土が物語に入る作品を読みたい人 - 猫又やアイヌのあやかしが登場する話に関心がある人
著者情報
この項目をレビュー編集部
南野雪花(みなみの・ゆきか) 本作にてアルファポリス第5回キャラ文芸大賞、優秀賞・ご当地賞を受賞。 同作を改題、改稿の上、出版に至る。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
細居美恵子
受賞歴
この項目をレビュー編集部
アルファポリス第5回キャラ文芸大賞、最優秀賞・ご当地賞を受賞。
編集部
北海道や函館のよさをとてもしっかりと描いている作品。あやかしもご当地のものが登場し、あたたかく描かれている。また、主人公と猫又になった愛猫のやりとりなど、微笑ましく読むことができる。銭湯の経営はなかなか難しいものであるが、それを愛猫とともに再建していく主人公の強さや、成長なども、しっかりと見ることができた。
作品Q&A
文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 函館を舞台にしたご当地感や、地元民視点のリアルな描写が魅力的だ。
- 銭湯再建とあやかしの霊泉という設定の組み合わせが新鮮だ。
- 北海道・アイヌに根ざしたあやかしや信仰の描き込みに、調査の丁寧さやロマンを感じた。
- 大沼団子やラッキーピエロなど、函館の名所・グルメが登場し旅気分を味わえる。
こんな人におすすめ
- 函館や北海道が好きで、土地の空気感を小説で楽しみたい人。
- 銭湯経営や再建ストーリーに惹かれる人。
- 猫や猫又が物語の中心にいる作品を好む人。
- ご当地あやかしや民間伝承・土着信仰に興味がある人。
人を選ぶポイント
- あやかしと人間の物語としてはやや標準的で、大きな驚きは少ない。
- 銭湯復活は想定どおり苦戦が続き、すぐに軌道に乗る展開ではない。
- 帯のキャラ紹介と実際の性格描写にズレを感じた。
テンポ・読後感
- 全体的に明るく前向きな雰囲気で、主人公が奮闘する姿に応援したくなる。
- 協力者の助けもあり少しずつ前進していく、じわじわ進む手応えのあるテンポ。
- 続編や人物関係の行方が気になる終わり方で、物語の余韻を残す読み心地だ。
キャラクターへの評価
- 猫又となったさくらの愛らしさや、物語を動かす存在としての存在感が高い。
- 幼馴染の倖人には、本人に気づかれない想いがあり、関係性の続きが気になる。
- 「スマリ様」のように、和人とアイヌの信仰が交わる神の設定に面白さを感じた。
巻一覧
この巻のあらすじ
祖父の葬儀のため生まれ故郷である函館に戻ってきたみゆりは、八年前に死んだ愛猫のさくらと再会する。猫又となってみゆりの元へと帰ってきたさくらは、祖父の遺産である銭湯をなくさないで欲しいと頼み込んできた。みゆりはさくらとともに、なんとか銭湯を再建しようと試みるが、そこにアイヌのあやかしたちが助けを求めてきて……。ご当地ネタ盛りだくさん! 函館愛大大大増量のほっこり不思議な銭湯物語。
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