花屋の倅と寺息子

基本情報
著者
葛来奈都
イラスト
vient
レーベル
SKYHIGH文庫
刊行年
2016-2021
巻数
6巻
アニメ化
属性

構造レビュー 会員 1件

星評価

星評価 3.5レビュー 1中央値 5星評価について

編集部判定 良作

評価

ストーリーの良さ
S (4)
キャラクター
S (4)
設定・世界観
S (4)
話題性
C (1)
初心者向け
S (4)
読後感の良さ
S (4)
テンポの良さ
S (4)
読みやすさ
S (4)

短評・キャッチコピー

編集部

花屋と寺の息子は同級生で、その2人がさまざまな幽霊と出会い、問題を解決していく話。

概要

編集部

人懐こいがビビりな花屋の息子と、不愛想な寺の息子の2人が主人公。2人は霊が視えるという共通点があるものの、性格は正反対。合コンの帰りに出くわした霊の事情を知り、助けたいという花屋の息子と、巻き込まれていく寺の息子の物語。

こんな人におすすめ

編集部

・男子大学生が登場する作品が好きな人。 ・霊が登場する作品が好きな人。 ・ダブル主人公作品が好きな人。

内容・特徴

編集部

霊が視える花屋と寺の息子は、大学に通いながら日々を過ごしていた。その中で、合コンに参加した女子の背後にいる霊に気づき、その霊の事情を知ったことから助けたいという花屋の息子に、寺の息子が巻き込まれていく話。

著者情報

編集部

葛来奈都(かずら・なつ) 北海道札幌市在住。 高校2年生の時に、小説・コミュニティサイト「エブリスタ」にて「光と影とそして華」(現・「絹子川忌憚」)を掲載した後、大学在学時にスピンオフとして「花屋の倅と寺息子」を掲載。今作にてデビューする。

イラストレーター情報

編集部

vient イラストレーター。書籍装画だけでなく、CDジャケットイラストなども担当。

文体

編集部

丁寧でとても読みやすかった。難しい言い回しや、霊が登場してわかりにくいという印象はない。

世界観の作り込み

編集部

大学のキャンパスライフではあるが、男子大学生の活発さがよく伝わってくるいい作り込みがされていると感じた。男子大学生のアクティブさ、周囲との関係性など、丁寧に描かれている。

ジャンル・テーマ総評

編集部

霊が視える主人公の2人が、霊に関係する問題に巻き込まれていくことで進んでいく話は、なかなかに面白さを感じた。霊の事情を知ってしまい、助けたいと思う花屋の息子と、それに巻き込まれる寺の息子の関係性のよさも感じてしまう。男子大学生のアクティブさを表現しながら、人間関係のさまざまな側面を感じさせられることもあった。

評価点

編集部

ダブル主人公でも上手く構成されている作品だと感じた。主人公が正反対でありながらも、支え合い、信頼し合っている姿は、深い友情を感じる。また男子大学生の活発さを丁寧に表現している印象。霊が視えるという特殊な能力を持っている2人の、友情や信頼がとてもよかった。また周囲のキャラクターもしっかりと作られているので面白かった。

【おすすめキャラクター】 高爪統吾(たかづめ・とうご) ダブル主人公の1人。ビビりではあるが人情味あふれるタイプ。子どもの霊が視えたりすると、助けたくなってしまう。霊の事情を知って、手助けすることが多い。

総評

編集部

全体的に読みやすい文章、分かりやすい表現にまとめられている作品であった。最初からずっと読みやすい印象だったので、作品に集中できる。ダブル主人公であったが、一方だけに偏ることもなく、2人の信頼や友情などがしっかり伝わってくる感じであった。霊が視えるという能力だけで話が進んでいくのではなく、人と人の関わり、それは霊になっても変わることがない、と感じることができた。

ストーリーの説明

編集部

ダブル主人公であるが、正反対な性格なのでその掛け合いなどが面白く感じた。2人を中心に話が進んでいき、大学生の活発な様子も相まって、ストーリーの流れもよく感じる。さまざまな霊との出会い、その霊が抱える事情なども汲み取ることで、生者に対する様子だけではない部分で人情味を感じることができる。

キャラクターの説明

編集部

主人公が2人だが、どちらもしっかりとキャラクターが設定されており、背景もしっかりしていてよかった。大学生という年齢の若さ、それぞれの家業のこと、性格など細かく描かれている。また他のキャラクターもいろいろな存在として登場するが、生者も霊もどちらも丁寧に描かれており、そういった出会いから主人公2人の人間性をよりはっきりとさせていると感じた。

設定・世界観の説明

編集部

キャンパスライフの中で起こる霊にまつわる、さまざまな出来事や事件がしっかりと描かれていると感じた。大学生の活発さが際立っている世界観で、ただのキャンパスライフだけではないので、より面白味を感じる。

話題性の説明

編集部

特になし。

初心者向けの説明

編集部

とても読みやすいと感じられた作品である。文章量も適量、落ち着いた印象で初心者でも読みやすい。大学生の若々しさ、男子大学生の活発さや若さゆえの行動力の強さなど、共感できる部分が増えるとより面白く読めると感じた。

読後感のよさの説明

編集部

本作中心の事柄が解決し、清々しい最後であると感じられた。本作がしっかりと完結し、登場人物たちが前向きに進んでいく最後は、すっきりとした読後感である。

テンポの良さの説明

編集部

読みやすい印象が強く、サクサクと進んでいくテンポ感。主人公が男子大学生なので、その様子もテンポ感にいい味を出していると感じた。

読みやすさの説明

編集部

とても読みやすい作品である。主人公たちそれぞれのこと、出会いなど背景も描かれており、難しい印象がなかった。

巻一覧

花屋の倅と寺息子
ISBN 9784879191793
花屋の倅と寺息子 高爪統吾と心霊スポット
ISBN 9784879191885
花屋の倅と寺息子 柄沢悟と滝峰村の逢魔時
ISBN 9784879192004
花屋の倅と寺息子 柄沢悟と蓮の花
ISBN 9784815535025
花屋の倅と寺息子 高爪統吾と双つの魂
ISBN 9784815535131
花屋の倅と寺息子 柄沢悟と迷い猫
ISBN 9784815535315

星評価・感想

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