構造レビュー 会員 8件
星評価
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
編集部
日本からイギリスへ渡った主人公が、紅茶を飲むと少し先の未来が視え、それによってさまざまな事件を解決してく学園物語。
概要
編集部
紅茶を飲むと少し先の未来を視ることができる主人公が、英国の奨学生となり、全寮制男子校で様々な人物と出会いながら、事件を解決していくファンタジー×ミステリー作品。
こんな人におすすめ
編集部
・英国の全寮制男子校の学園物が読みたい人 ・留学するような話が読みたい人 ・紅茶が好きな人 ・未来予知など特殊な能力が好きな人
内容・特徴
編集部
英国パブリック・スクールの奨学生に選ばれた、養護施設出身の主人公は、紅茶を飲むことで少し先の未来を視ることができる。全寮制男子校で起きる事件を、主人公と同室となった少年が解決していくミステリー×ファンタジー作品。
著者情報
編集部
七海花音(ななうみ・かのん) 東京都出身。 幼少期はニューヨークで暮らし、小中学校は東京。高校はサンフランシスコのクリスチャン・スクールに通った。 上智大学外国語学部卒業。 ≪代表作≫ ・秀麗学院高校物語
イラストレーター情報
編集部
ねぎししょうこ 漫画家、イラストレーター。 キャラクターデザインなども手掛ける。 漫画だけでなく少女小説からライト文芸系の表紙デザインなど多数あり。 ≪代表作≫※挿絵、表紙 ・鍵屋甘味処改 ・鍵屋の隣の和菓子屋さん ・高遠動物病院へようこそ ・鬼恋語り ・王女の遺言
文体
編集部
全体的に丁寧であるが、キャラクターの言葉遣いなどは、日本と英国の雰囲気を出すために砕けたようなところがあり、やや気になった。
世界観の作り込み
編集部
英国の全寮制男子校という学園物語でありつつ、少し先の未来を視ることができる主人公とその同室の少年の活躍など、学園もの、ミステリーもの、ファンタジーチックなどやや考えることが多い場面があるかとも感じた。紅茶を飲むことで少し先の未来が視えるという能力は、面白いと感じられる。
ジャンル・テーマ総評
編集部
ミステリー作品としては、若干微妙なところも感じた。学園もの、全寮制男子校という密な場面でのミステリーが好きな人には共感が持てるかもしれないが、英国の学校事情が難しく共感するのが難解な場面もある。
評価点
編集部
英国の全寮制男子校という、やや難解な世界観はあるものの、文章や言い回しなどはわかりやすくなっている。丁寧な文章なので、難解な点をのぞけば読みやすいとも思えるが、難解な部分に引っかかることもあって、微妙な印象も受けた。外国の学校事情など、日本の文化とは違う点が多い世界観の作品は、文章とは別の意味で読み方がどうなるか、読み手の能力も必要かとも感じる。
【おすすめキャラクター】 風森心 英国パブリック・スクールの奨学生となった主人公。身寄りがなく、養護施設で育ったが優秀。紅茶を飲むことで少し先の未来を視ることができる。紅茶はいい紅茶の方が、鮮明に未来が視える。
総評
編集部
ミステリー×ファンタジー×学園もの、と全体を評価できるが、どこかだけが特化している印象はない。全体的に全部の点が薄めに感じるので総合的に学園青春ものと考えてよいかと感じる。読みやすさでは英国の学校方式があるため、理解しにくいところが難点ではあるが、そういった部分をどう感じるか、どう受け取るかで作品の世界観への共感度に差が出そうであった。
ストーリーの説明
編集部
日本人が英国の奨生に選ばれることには夢があるのだが、英国の学校事情を把握してストーリーを読んでいくのはやや難解な部分があると感じた。学校の様子が日本とは違うので、細かい説明もあるが、難しい印象が強い。
キャラクターの説明
編集部
日本人で孤児になった主人公が、紅茶を飲むことで少し先の未来が視える設定はなかなかに面白いと思った。また英国の奨学生に選ばれたことも面白く、そこに至るまでにとてもお金がかかって困る様子なのは、養護施設で育ったという主人公を印象付けていると感じた。英国でのキャラクターはお金持ち風の人が多く、物語を彩るキャラクター設定になっていると感じた。
設定・世界観の説明
編集部
英国の全寮制男子校という世界観、貴族の子息が集まる学校という設定は、とても面白いものがあると感じた。学園ものとして、恋愛系ではなくもっとファンタジーチックな「未来が視える」というところもあっていたように思う。
話題性の説明
編集部
特になし。
初心者向けの説明
編集部
読みにくい文体などではなかったが、舞台が英国なので、英国の学校状況や貴族のことなどがわかっていると、初心者は読みやすいと思う。学校のことなどを詳しく書かれた部分もあったが、正直難しいと感じた印象が強い。
読後感のよさの説明
編集部
そもそもとてもしっかりとしたファンタジーさはなく、主人公が少しだけ特殊能力を持ち、それによって事件を解決する学園もの、という流れは崩れていないので、さっぱりと読んでいけるような印象である。
テンポの良さの説明
編集部
日本から英国へ行くところなどはあまり重視されておらず、その後の学園生活や貴族とのかかわりが中心であるが、主人公に身寄りがないことや養護施設で育ったことなどが、若干薄まってしまい、主人公の生い立ちなどに共感が持てなかった。テンポに微妙な感じを受ける。
読みやすさの説明
編集部
文体、文章などはとても難しいとは感じないが、舞台の設定を把握するまでが難しく、そのあたりに引っかかると全体が曖昧な感じで読み進めてしまう作品だと感じた。
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