構造レビュー
星評価
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
編集部
凄腕毒舌家の老ボディガードに託されたのは訳アリ東洋人少女だった。
概要
編集部
クトゥルフ神話のイタカの話をベースに、激渋な私立探偵兼タクシードライバーと、何者かに命を狙われている少女の逃避行を描く。
こんな人におすすめ
編集部
老人と少女のロードノベルを堪能したい人 派手な銃撃戦を楽しみたい人 ハードボイルドなラノベが好きな人 アメリカンな雰囲気を満喫したい人
著者情報
編集部
原田宇陀児は日本の小説家。本作でガガガ文庫からデビューした。大槻ケンヂ監修による長編小説『新興宗教オモイデ教外伝』のノベライズも手掛けている。
イラストレーター情報
編集部
ringoは日本のイラストレーター。フェティッシュな美少女イラストに定評あり。
評価点
編集部
マニアに刺さる一冊。銃をぶっぱなしながらタクシーを乗り回す、ボギィのワイルドな渋さは忘れ難い。徐々に彼に心を開き、ひたむきに慕うようになる御影の変化も愛おしい。
【おすすめキャラクター】 '''ボギィ''' 私立探偵兼タクシードライバーの老人。やや偏屈な面も見られるが、包容力に溢れた頼り甲斐のある人物。孫ほど年の離れた御影を守り、黒幕が放った刺客を返り討ちにしていく。
総評
編集部
ガガガ文庫初期の隠れた名作。クトゥルフ神話のイタカのエピソードをモチーフにしているものの、前提知識はいらずに楽しめる。擦れっ枯らしの毒舌ドライバーと無口無表情な少女が旅を通して距離を縮め、互いをかけがえのないバディと認める展開は通にはたまらない。
ストーリーの説明
編集部
原田宇陀児のデビュー作。派手さこそないものの、初老の私立探偵が無垢な少女を守り、アメリカ大陸を旅して回るストーリーは読みごたえたっぷり。かっこいい老人と儚げな少女の組み合わせが好きなら必読。
キャラクターの説明
編集部
私立探偵兼タクシードライバー・ボギィが渋くてかっこいい。豊富な人生経験と知恵を駆使し、修羅場を切り抜ける機転はさすが。彼に同行する東洋人の少女・御影のいじらしさも庇護欲をくすぐった。
設定・世界観の説明
編集部
クトゥルフ神話を下敷きにした世界観。とはいえエッセンス程度の遊び心なので、そちらに詳しくなくても楽しめる。北米大陸が舞台のロードノベルとしてクオリティが高く、オールデイズな異国情緒を堪能できる。
話題性の説明
編集部
残念ながら殆ど話題にならなかった。刊行年も古く入手は難しい。
初心者向けの説明
編集部
クトルゥフ神話をモチーフにしているので、TRPGのCoCにハマっている人は入りやすいかもしれない。老人&少女の組み合わせは一部のコアな読者に刺さる。
読後感のよさの説明
編集部
ラストは成人後の御影の回想で締めくくられるが、彼女を取り巻く状況のシビアさを加味すると、ハッピーエンドとは言い難い。とはいえボギィが思い出が現在の彼女を支えている事実が伝わり、ノスタルジックな余韻は味わえた。
テンポの良さの説明
編集部
平均的。全てのエピソードが適切な分量配置され、退屈は感じなかった。ボギィと御影の旅路をずっと見守っていたくなる。
読みやすさの説明
編集部
文章に粗は見当たらずするする頭に入ってくる。クトゥルフ知識が皆無でも問題なく楽しめるが、既読な読者はニヤリとできる。
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