『Gunning for Nosferatus 1 此よりは荒野』は、幽鬼(アンデッド)に家族を奪われた青年アランと、彼を救った少女ステラを中心に据えた西部伝奇の物語です。舞台は荒野の町や保安の現場で、ステラは「屍人殺し」と呼ばれるガンスリンガー、アランは保安官補として彼女と再会します。銃を用いた対峙と、幽鬼が関わる事件の追跡が物語の軸になり、過去の因縁を抱えた二人の行動が前面に出ます。西部劇の要素にアンデッドの設定を重ね、復讐と治安維持が交差する構成です。現時点では1巻のみで、続編・外伝・短編の情報はありません。底本準拠のカラーイラストと挿絵が収録されています。なお、収録内容は単巻でまとまっています。

構造レビュー

編集部判定 判定なし

ストーリーの良さ A (3) レビュー

理由・補足

編集部

人と人ならざるものが交わるダークファンタジー西部劇。激渋な台詞の応酬や骨太なストーリーラインに痺れる。最愛の家族を奪われた、少年少女の復讐譚としても読みごたえあり。

キャラクター A (3) レビュー

理由・補足

編集部

人狼やサキュバスなどの亜人種が登場する。保安官見習いの少年と凄腕ガンスリンガーの少女の邂逅にはテンションが上がった。

設定・世界観 A (3) レビュー

理由・補足

編集部

19世紀末アメリカの西部がモデルだが、人狼の存在が認知されていたり、史実とは異なるファンタジー要素が盛り込まれている。

話題性 C (1) レビュー

理由・補足

編集部

田中ロミオ(『人類は衰退しました』)と同じアダルトゲーム会社のシナリオライター・水無神知宏を起用したことで発売当時は注目されたものの、何年経っても続刊が出ないので沈静化した。

初心者向け B (2) レビュー

理由・補足

編集部

ハードボイルド小説の作法に則っている為初心者向けとは言い難い。『ファントム』『アイゼンフリューゲル』『吸血殲鬼ヴェドゴニア』『鬼哭街』『Fate/Zero』などの虚淵玄の小説が好きなら相性が合うかもしれない。

読後感の良さ B (2) レビュー

理由・補足

編集部

アランとステラは実行犯への復讐を遂げるものの、「不死者秘儀団」の詳細は謎に包まれたまま、「俺達の戦いはこれからだ」エンドを迎えるのでスッキリしない。1巻で撒かれた伏線を回収してほしい。

テンポの良さ B (2) レビュー

理由・補足

編集部

序盤の展開がやや遅く、中盤まではストーリーが停滞していた。後半は物語が加速し、どんでん返しに盛り上がる。

読みやすさ B (2) レビュー

理由・補足

編集部

文章が硬すぎるのがネック。会話は少なめで情景描写や心情描写が多い。改行もそこまで多くはない為、活字慣れしてないと目が滑る。

短評・キャッチコピー

この項目をレビュー

編集部

斯くして少年と少女は銃を手に取る。

編集部

人狼やサキュバスなど人外のものが暗躍する架空の19世紀末アメリカ西部が舞台。母と妹の復讐を誓い「不死者秘儀団」の秘密を追いかける保安官補佐の少年と、凄腕ガンスリンガーの少女の出会いが、世界の運命を変えていく。

こんな人におすすめ

この項目をレビュー

編集部

ダークファンタジー+ピカレスクロマンな西部劇を堪能したい人 クールでかっこいいヒロインに痺れたい人 少年の成長物語に胸が熱くなる人

  • AI分析(あらすじ)

    - 西部劇と伝奇要素の組み合わせに関心がある人 - 幽鬼やガンスリンガーが出る物語を探している人 - 復讐と治安維持が並ぶ構図に興味がある人

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編集部

水無神知宏は日本のラノベ作家兼アダルトゲームのシナリオライター。田中ロミオと同じ会社に所属していた。

イラストレーター情報

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編集部

marucoは日本のイラストレーター。ラノベのイラストを数多く手掛ける。代表作は他に『化魂ムジナリズム』(頂生崇深)など。

編集部

ボーイミーツガールな復讐譚。孤高のガンスリンガーが悪党どもを成敗する、ピカレスクロマンとしても完成度が高い。文章は端正で硬質。 万人受けする作風でこそないものの、虚淵玄に通じるハードボイルドな世界観は、熱狂的なファンに支持されている。続刊が出ないのが惜しまれる。

作品Q&A

合わない人・注意点は? ストーリー
ベストアンサー
1巻発売が2008年と20年近く前。以来続刊が出ておらず、未完で終わる可能性が高い。1巻完結ラノベとして読めなくもないが、タイトルに「1」と振っているので印象が悪い。

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評価されるポイントは? ストーリー
ベストアンサー
【おすすめキャラクター】 エステル・ガーランド 屍人殺しのステラの異名で知れ渡る凄腕ガンスリンガー。特技は早撃ち。数年前に母と妹を失ったアランを助け、「不死者秘儀団」が犯人だと教えた。クールで無表情。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 西部劇とファンタジー(亜人・怪物など)の融合が、珍しい舞台設定として高く評価される。
  • 銃撃戦中心の爽快なアクションと、重厚さ・疾走感を両立した文体が読みやすい。
  • 弱い少年が成長していく王道のビルドゥングス・ロマンとして、ラストや締め方まで含めて熱さを感じた。
  • クールなガンスリンガーや女性キャラの魅力、ダークでエンタメ性の高い空気感も支持材料になっている。
  • 1巻完結としてもオチがついているため、単巻でも楽しめる。

こんな人におすすめ

  • 西部劇×ダークファンタジーという組み合わせに興味がある読者。
  • 銃アクションやスピード感のある展開を好む人。
  • 少年の成長物語に感情移入したい人。
  • 硬質で端正な文章、90年代ライトノベル的なテイストを懐かしく感じる人。
  • キャラクター立ちとガンスリンガー物としての王道性を求める人。

人を選ぶポイント

  • 「1」と冠しているのに続刊が長期間出ておらず、未完への不安や期待外れ感を持つ声が非常に多い。
  • 過度な期待やタイトルの地味さから、実際の内容に対して「こんなもん?」と物足りなさを感じる意見もある。
  • 性的描写や残酷描写があり、対象年齢や内容のトーンに戸惑う、あるいは不要だと感じる声がある。
  • 序盤の弱気・情けない主人公にイライラする、西部劇としての必然性や設定のリアリティに引っかかる。
  • 章末の惹句的表現や、語り手の断定的さが機械的に感じられる、ストーリー構成に新鮮味が薄いという批判も見られる。

テンポ・読後感

  • 全体的にスラスラ読めるテンポで、撃ち合いが続く爽快さとダークな重厚感が同居している。
  • 陰鬱さと残酷さの中にも救いや計算された空気感があり、渋い・古式ゆかしいライトノベルとして楽しめる。
  • 一方で、語りがまとまりすぎて機械的に進む印象や、怪物相手の戦闘がやや冗長に感じる。
  • 90年代ラノベの匂いや、作者の他作品に近いテイストを感じる。

キャラクターへの評価

  • 早撃ちのガンスリンガー・ステラはクールでかっこよく、ツンデレ的な魅力も指摘される。
  • サンディなど女性陣が魅力的で、キャラが立っていると評価される。
  • ジョゼは立ち位置が判りやすく、好き嫌いが分かれるが印象に残る存在だ。
  • 主人公は当初ビビリでヘタレ気味と感じさせるが、一皮向いた後の活劇には燃えるものがある。
  • 悪役や下衆的な描写は古臭く感じる、都合よく助けに頼る展開に違和感があるという批判もある。

巻一覧

Gunning for Nosferatus 1 此よりは荒野
2008年11月 ISBN 9784094511031
この巻のあらすじ

復讐は――地獄の季節だ

「屍人殺しのステラ」。3年前、幽鬼(アンデッド)によって家族を失ったアランを助けた少女は、いまや西部に名だたるガンスリンガーとなっていた。保安官補として彼女と再会したアラン。今、ふたりの復讐劇が幕を開ける!!

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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