小林泰三の未収録短編を集めた短編集で、ホラーを軸にSF的発想や怪異のイメージを組み合わせた作品群を一冊にまとめている。舞台は不気味な村、マンションの一室、量子やAI、シミュレーション仮説を扱う場面など、日常に接続した異常な状況が中心。語り手や主人公は各編ごとに変わり、児相職員、幼少期の少年、研究者の周辺人物など、異なる立場から怪異や装置、認識のずれが描かれる。物語の軸は、身近な場所に現れる異形や不可解な理屈を通して、人間の認識や存在の境界を揺らすことにある。シリーズ全体としては独立した短編の集合で、各話ごとに題材や切り口が変わる。未収録短編14編を収めた特別編の構成。解説付き。短編・特別編としてまとまっている。

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    - ホラー短編集を読みたい人 - 現代を舞台にした怪異譚に関心がある人 - SF的な発想を含む短編を探している人

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此方より 小林泰三未収録短編集
2026年7月 ISBN 9784041175200
この巻のあらすじ

幼少期、研究者の伯父が住む不気味な村で過ごした夏休み。 伯父の家で目撃した奇妙な装置と、化け物の正体とは……(「此方より」)。

「首輪で繋がれた少女がいた」--虐待疑いの通報を受け児相職員が訪れたマンションの1室。 職員たちはそこで“1匹”の怪人と邂逅する……(「愛玩」)。

若くして死去したホラー短編の鬼才・小林泰三。 2026年は、「玩具修理者」での鮮烈デビューから30周年目にあたる。 これを記念して、単著未収録だった14編をこの1冊に一挙収録。 待ち望まれた“著者最新刊”がここに!

解説・恒川光太郎 「愛玩」 「メロスの疑念」 「掌の上の宇宙」 「量子密室」 「大いなる種族」 「二人を繋ぐ夢」 「強いAI」 「単純な形」 「最初の角逐」 「きらきらした小路」 「虹色の高速道路」 「自分霊」 「シミュレーション仮説」  「此方より」

解説 恒川光太郎

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