深淵を歩くもの

判定なし
基本情報
著者
宇井純
イラスト
藤林泰
刊行年
2001
巻数
1巻
アニメ化
属性

『深淵を歩くもの』は、小中千昭が手がけた怪奇・幻想の作品集で、表題作「深淵を歩くもの」を中心に、異形コレクション収録作や未発表作をまとめた一冊。深海調査艇りゅうぐうが回収したタブレット、封印された存在、永久機関、クトゥルーといった題材を手がかりに、現代の調査や研究の場へ異界の気配が入り込む様子を描く。表題作は「ウルトラマンティガ」のアナザー・ストーリーとして置かれ、ほかの短篇も別々の切り口で怪異を扱う。固定主人公の長編ではなく、各篇ごとに人物関係や状況を変えながら、深海と怪異の接点を広げていく短篇群として構成されている。

構造レビュー

こんな人におすすめ

  • AI分析(あらすじ)

    深海怪奇、クトゥルー題材、短篇集、特撮作品の派生設定に関心がある人。

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読者の声

読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • ティガ関連のクトゥルフ要素や、既存作品の前日譚・別解釈として読める短編が入っている。
  • 日本の漁村や映像業界の現場感など、土着感や制作現場の空気がホラーに乗っている。
  • 断片的な語りや唐突な終わり方が、実話怪談っぽい湿度や不穏さにつながっている。
  • 単発では見えにくい短編群を再編集したことで、全体のコンセプトが見えやすい。
  • 「神祐」「0.03フレーム」「怪人」など、関係性の反転や哀愁のある人物描写が印象に残る。

こんな人におすすめ

  • クトゥルフ系やラヴクラフト系の雰囲気が好きな人。
  • ウルトラマンティガ周辺の要素に反応できる人。
  • 断片的で余韻のあるホラー短編を好む人。
  • 映像・特撮・脚本家ならではの視点に惹かれる人。
  • しっかり閉じた物語より、奇妙さや湿り気を楽しみたい人。

人を選ぶポイント

  • 作品ごとの出来に差があり、締まりの弱い短編もある。
  • きれいに回収される話を期待すると物足りない。
  • ホラー色やクトゥルフ色がかなり強く、好みが分かれやすい。
  • ティガ関連や二次創作的な文脈を知らないと入りにくい部分がある。

テンポ・読後感

  • 短編集なので読み進めやすく、サクサク読める。
  • 断片的で唐突に終わる話が多く、余韻が残る。
  • 前半は短編ホラー、後半はクトゥルフ寄りで陰鬱さが強い。
  • 全体に湿度が高く、不気味さと奇妙さが続く。
  • ところどころユーモラスな着地もあり、重さ一辺倒ではない。

キャラクターへの評価

  • 役割を果たすしかない人物に哀愁がにじ。
  • 語り手と相手の関係性が逆転していく構図が気持ちいい。
  • ヤバい人物がさらに強い存在に取り込まれる展開が印象的。
  • 特撮好きや映像畑の人物像が作品の個性として立っている。
  • 女性の背景が少しずつ見えてくる構成が面白い。

巻一覧

深淵を歩くもの
2001年4月 ISBN 4199050485
この巻のあらすじ

【ご購入の前に】本電子書籍には、紙版収録のイラストが収録されておりません。 あらかじめご了承ください。

深海…そのただひたすらに暗い世界で“それ”は待っていた、復活の刻を。 潜水調査艇りゅうぐうが回収したタブレットに封印されていたものとは? 「ウルトラマンティガ」のアナザー・ストーリーである表題作のほかに、アンソロジー「異形コレクション」などに収録された数々の短篇、 そして未発表作『READ ME!』『屍街』も加えた、バラエティー溢れる作品集。 “永久機関”や“クトゥルー”といった題材を使い、人気脚本家・小中千昭が描く“幻想と怪奇”の物語たち。 デュアル文庫オリジナルで登場。

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