おかえりの神様
- 著者
- 鈴森丹子
- イラスト
- —
- レーベル
- メディアワークス文庫
- 刊行年
- 2016-2020
- 巻数
- 5巻
- アニメ化
- —
- 読み放題状況
- Kindle Unlimited: 1巻まで
『おかえりの神様』は、現代日本で暮らす人々が、言葉を話す狸の神様と出会い、日々の悩みを言葉にしていく連作シリーズ。就職で上京して孤独を抱える人、テーマパークのバイト先で失敗した人、家業の継承に迷う人など、巻ごとに中心人物は変わるが、物語の軸は一貫している。舞台はごく身近な生活圏で、奇跡や神通力よりも、話を聞いてもらえる相手がいることが起点になる。侍言葉を話す狸の神様や、江戸言葉を話す森の神が、相談相手として日常に入り込む構成になっている。シリーズ全体では、仕事、ひとり暮らし、恋愛、進路、家業といった生活の節目が扱われる。各巻は、神様との会話を通してその日の出来事や気持ちを整理する流れで進み、人物同士のやりとりを中心に、身近な相談ごとを描く作りになっている。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- もふもふの動物姿と、侍口調・花魁口調・江戸っ子口調などの濃い個性が楽しい。
- 何かを劇的に解決するより、ただそばにいて話を聞く優しさが心に残る。
- 短編がつながる構成で、前巻の人物が再登場する縁の広がりがうれしい。
- 恋愛だけでなく、家族・将来・過去への向き合い方までやわらかく描く。
- ほっこり、くすりと笑える空気と、読後の温かさが強い。
こんな人におすすめ
- 疲れた日にやさしい物語で気持ちを整えたい人。
- 恋愛の悩みを重くしすぎず、軽やかに読みたい人。
- 動物モチーフやマスコット的な神様キャラが好きな人。
- シリーズ作品のつながりや再会の楽しさを味わいたい人。
- 読後に前向きな気分や安心感がほしい人。
人を選ぶポイント
- 大きな事件や派手な展開を期待すると、静かでゆるい進み方に感じる。
- 神様が奇跡で状況を一気に変える話ではない。
- 口調やノリの強いキャラづけが合わないと、ややシュールに映る。
- シリーズ後半ほど過去作の登場人物が絡むため、順番読みのほうが楽しみやすい。
- 一部で、主人公たちの迷い方や人間関係の描き方が合わないと感じる読者もいる。
テンポ・読後感
- しっとりしすぎず、ゆるくて穏やかなテンポ。
- 短編ごとに区切りがあり、読みやすく流れも軽い。
- シュールな笑いと、じんわり沁みる温かさが同居する。
- 夜の読書や寝る前に合う、リラックス寄りの空気。
- ラストに向けて縁がつながっていくまとまりの良さがある。
キャラクターへの評価
- 山の神の狸はマヨラーで侍口調、わがままさも含めて愛嬌がある。
- 川の神のビーバーはチョコ好きで、花魁口調のギャップが印象的。
- 森の神のリスはコーヒー好きで、江戸っ子っぽい軽さが楽しい。
- 神様たちは頼れるというより、寄り添って背中を押す存在として受け止められている。
- 登場人物たちは悩みを抱えつつも、神様との会話で自分の気持ちに向き合っていく。
巻一覧
この巻のあらすじ
奇跡も神通力もないけれど、ただ"そばにいてくれる"。 そんな神様との出会いがおりなす、ほっと優しい物語。
就職を機にひとりぼっちで上京した神谷千尋だが、その心は今にも折れそうだった。些細な不幸が積もり積もって、色々なことが空回り。誰かに相談したくても、今は深夜。周りを見回しても知り合いどころか人っこひとりもいない。 ……でも狸ならいた。寂しさのあまり連れ帰ってしまったその狸、なんと人の言葉を喋りだし、おまけに自分は神様だと言い出して……?? 『お嬢、いかがした? 何事かとそれがしに聞いて欲しそうな顔でござるな』 こうして一日の出来事を神様に聞かせる日課が誕生した。 "なんでも話せる相手がいる"、その温かさをあなたにお届けいたします。
この巻のあらすじ
悩みごと、憂いごと、ひとりで抱えこまないで!“なんでも話せる相手がいる”、その温かさをあなたに。 侍言葉を話すタヌキ型の“山の神”、江戸言葉を話すエゾリス型の“森の神”。 奇妙な神様があなたの心をときほぐす、ほっこりリラクゼーションストーリー!
この巻のあらすじ
悩みごと、憂いごと、ひとりで抱えこまないで!“なんでも話せる相手がいる”、その温かさをあなたに。奇跡も神通力も使えない、奇妙な神様が悩める心をときほぐす、ほっと優しい物語第3弾!
この巻のあらすじ
バイト先のテーマパークで大失態を演じ、神木尋心の心は折れていた。今までのがんばりが認められ社員登用のチャンス! でもそこに幸せそうな元彼が現れ、大ショックで大失敗。上司の期待も裏切ってしまい、独りやけ酒に沈み、相談できる人もいない。 ……でも狸ならいた。帰り道で連れ帰った狸が人の言葉を喋ったかと思えば自分は神様だと言い出して……?? 「おかえり。風呂に入られよ。酒臭いでござる」 “なんでも話せる相手がいる”温かさをお届けいたします。
この巻のあらすじ
「家業を継ぐ」--その思いで庭師の仕事を頑張ってきた坂神吉良恵の心は折れていた。てっきり両親に期待されていると思っていたのに、後継者に選ばれたのは別の人。夢を失い、将来を見失い、人生迷子のぐるぐる迷路、道を訊こうにも相談できる人はいない。 ……でも狸ならいた。帰り道で連れ帰った狸が人の言葉を喋ったかと思えば自分は神様だと言い出して……?? 「お嬢は本当の自分からはぐれておるから迷うのだ」 “なんでも話せる相手がいる”温かさをお届けいたします。
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