『君の傷痕が知りたい』は、宮、栄介、結仁、音織、恵美、泉水など、事情を抱えた若者たちをそれぞれ主人公にした短編集。病室で鏡を見ると知らない少女になっていた宮、クラスの美少女に「世界を壊してよ」と頼まれる栄介、マスクを取るのが怖くなってきた結仁、片耳難聴の音織、今までにない感情に葛藤する恵美、親からの過剰な期待に息苦しさを感じる泉水が登場する。舞台は現代の学校や家庭、病室で、各話は独立しながら、隠している事情とどう向き合うかを軸に並ぶ。人物ごとに抱える傷の形は異なり、教室、生徒会、病室、家庭の場面で、それぞれが自分の輪郭を言葉にしていく。1巻完結の短編集として、複数の視点から日常の息苦しさと変化を切り出している。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代の学園や家庭を舞台にした短編集を読みたい人。身体的な事情、親子関係、素顔や自己像の揺れに関心がある人。

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 10代の居場所のなさや、本音を隠して生きる苦しさを正面から描く短編集。
  • セクシャルマイノリティ、親の圧力、マスク事情、記憶の問題など、身近なテーマが重なる。
  • 6編それぞれに作家の色があり、短編ごとの手触りの違いを楽しめる。
  • 1編ごとの余韻が強く、感情を揺さぶる話や泣ける話がある。
  • 青春ものとして読みやすく、考えさせられる要素も多い。

こんな人におすすめ

  • 中高生の悩みや葛藤を描く作品が好きな人。
  • LGBTQや生きづらさを扱う物語に関心がある人。
  • 短時間で読める短編集を探している人。
  • 1冊で複数の作家の作風に触れたい人。
  • まっすぐな青春小説より、少し重めのテーマも受け止めたい人。

人を選ぶポイント

  • テーマが重く、読後にしんどさや切なさが残りやすい。
  • 似た系統の悩みを扱う話が続くため、構成に単調さを感じる場合がある。
  • 作品によって好みが分かれやすく、刺さる話とそうでない話の差が出やすい。
  • 企画色のあるアンソロジーなので、長編のような一貫した物語性はない。

テンポ・読後感

  • 6編構成でテンポは軽く、2時間弱で一気に読める手軽さがある。
  • 文章は読みやすく、感情の動きが前に出る。
  • 全体に切実さとやさしさが同居し、静かに胸へ残る。
  • 明るい青春感だけでなく、息苦しさや孤独感が強く漂う。

キャラクターへの評価

  • 本当の自分を隠している少年少女が中心で、共感しやすい。
  • 外からは恵まれて見える人物にも、それぞれの苦しさがある。
  • 周囲の無神経さや圧力が、登場人物の追い詰められ方を際立たせる。
  • 変わろうとする姿や、人との出会いで少しずつ前に進む姿が印象に残る。

巻一覧

君の傷痕が知りたい
2022年10月 ISBN 9784813713432
この巻のあらすじ

病室で鏡を見ると知らない少女になっていた宮(『まるごと抱きしめて』夏目はるの)、クラスの美少女・姫花に「世界を壊してよ」と頼まれる生徒会長・栄介(『世界を壊す爆薬』天野つばめ)、マスクを取るのが怖くなってきた結仁(『私たちは素顔で恋ができない』春登あき)、生きづらさに悩む片耳難聴者の音織(『声を描く君へ』春田陽菜)、今までにない感情に葛藤する恵美(『夢への翼』けんご)、親からの過剰な期待に息苦しさを感じる泉水(『君の傷痕が知りたい』汐見夏衛)。本当の自分を隠していた毎日から成長する姿を描く感動短編集。

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