構造レビュー 会員 11件
星評価
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
編集部
幼馴染の美少年がある日スカートを穿いた。彼が好きなのは……僕?
概要
編集部
性自認の不一致と周囲の偏見に葛藤するトランスジェンダーの幼馴染をヒロインに据え、高校生男女の三角関係を描いたラノベ。
こんな人におすすめ
編集部
トランスジェンダー問題に関心がある人 美少年と美少女の間で揺れる、三角関係の行方が気になる人 地方都市特有の閉塞感を味わいたい人 LGBTへの理解を深めたい人
著者情報
編集部
八目迷は日本のラノベ作家。思春期の少年少女の心情をセンシティブに描いた、瑞々しい青春ストーリーに定評がある。代表作は『夏へのトンネル、さよならの出口』『きのうの春で、君を待つ』『琥珀の秋、0秒の旅』他。人気漫画『葬送のフリーレン』のノベライズ、『小説 葬送のフリーレン前奏』も執筆した。
イラストレーター情報
編集部
くっかは日本のイラストレーター。センチメンタルな透明感が魅力的な美少女イラストで人気を集める。代表作は以下。 『恋に至る病』 『私が大好きな小説家を殺すまで』 『夏へのトンネル、さよならの出口』 『終わらない冬、壊れた夢の国』 『特別:データ編集/GeneralUserForm/きのうの春で、君を待つ』 『特別:データ編集/GeneralUserForm/琥珀の秋、0秒の旅』
メディアミックス状況
編集部
2023年7月にamazonからオーディオブックが配信された。
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 槻ノ木汐 咲馬の幼馴染兼親友。本作のヒロイン。トランスジェンダーの美少年で、一緒に育った咲馬に淡い恋愛感情を秘めていた。
総評
編集部
令和だからこそ成立した全く新しい青春ラブストリー。少年同士の恋愛を扱っているものの、ヒロインの性自認が女性であるのでBLにカテゴライズするのは気が引けるのが正直な所。汐を取り巻くクラスメイトたちの成長、美しく切ないラストが胸を打った。
ストーリーの説明
編集部
センシティブなテーマと誠実に向き合っていた点は評価できる。繊細な心理描写は読みごたえアリ。
キャラクターの説明
編集部
LGBTに生理的嫌悪を催し拒絶する者や自然体で接する者、様々な価値観を持った少年少女が登場する。彼ら彼女らの汐に対するスタンスの変化が物語に説得力を持たせていた。
設定・世界観の説明
編集部
閉鎖的な田舎町が舞台。保守的な価値観に縛られた大人たちや、彼等の刷り込みから抜け出せず、汐に対する態度を決めあぐねるクラスメイトの苦悩がリアルに描かれていた。
話題性の説明
編集部
画期的な設定が話題を呼んだが、作者が「読者全てに愛されるヒロイン」として作り上げた汐のキャラクターは概ね好評を得た。『このライトノベルがすごい!2022』では総合新作部門2位、文庫部門4位を獲得。Amazonオーディオブックも発売されている。
初心者向けの説明
編集部
ラノベとヤングアダルトの中間のような立ち位置。地の文多めの硬質な文体からして、従来のラノベフォーマットを意識して売り出されてない。
読後感のよさの説明
編集部
各登場人物の価値観の変遷や将来を模索する姿が瑞々しく描かれ、現実的な落としどころを大きく逸脱しない範囲で感動的ラストを迎えた。
テンポの良さの説明
編集部
テンポ感よりも登場人物の心情の掘り下げや関係性の深まりの描写に尺を割いた。
読みやすさの説明
編集部
文章は整っている。現代に即したテーマ性といい、一般文芸レーベルから刊行されても遜色ない作品。
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星評価・感想
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