構造レビュー
星評価
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
編集部
そのトンネルは永遠の夏に繋がっていた。
概要
編集部
海に面する田舎町・香崎のどこかに、中に入れば年をとる代わりに何でも欲しいものが手に入る「ウラシマトンネル」がある。 そんな噂がまことしやかに広まる中、高校二年生の塔野カオルと同級生の花城あんずは偶然そのウラシマトンネルを発見し……。
こんな人におすすめ
編集部
ひと夏のボーイミーツガールに胸キュンしたい人 田舎町に伝わる噂の真偽を確かめたい人 取り戻したい何かがある人 ジュブナイルな冒険小説が好きな人 感動したい人
著者情報
編集部
八目迷は日本のラノベ作家。少年少女の葛藤をセンシティブに描いたシリアスな作風が特徴。代表作は『ミモザの告白』『琥珀の秋、0秒の旅』『きのうの春で、君を待つ 』他。
イラストレーター情報
編集部
くっかは日本のイラストレーター。風景と美少女が融和した、透明感あるイラストが特徴。ガガガ文庫では八目迷とタッグを組んでいます。
受賞歴
編集部
第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞をW受賞。
評価点
編集部
【おすすめキャラクター】 塔野カオル 本作の主人公。自分の不注意が原因で妹を死なせてしまったと思い込み、その罪悪感を抱き続けていました。ウラシマトンネルに入り、死んだ妹を取り戻そうと画策します。
総評
編集部
ボーイミーツガールなジュブナイルとしては完成度が高く、ラノベを読まない人にもおすすめしやすい小説に仕上がっています。一方で設定の詰めの甘さやご都合主義な面も目立ち、タイムパラドックスを扱っている割に大団円のハッピーエンドになってしまったのが腑に落ちません。 ヒロインの悩みも親子間の話し合いで解決できる範囲の軽さで、主人公の家庭環境の深刻さと比べ、ちぐはぐに感じてしまいました。
ストーリーの説明
編集部
少年少女のひと夏の冒険を描いた青春ストーリー。ボーイミーツガールなジュブナイルとして、ハイクオリティーな作品に仕上がっています。
キャラクターの説明
編集部
主人公の塔野カオルは幼い頃に事故で妹を亡くし、それがきっかけで母が出て行ったトラウマに苦しんでいます。ヒロインの花城あんずも親と確執を抱え、進路に悩んでいました。 双方ともに思春期の少年少女の最大公約数のようなキャラ造形なので、同年代の読者の感情移入は容易いと思われます。
設定・世界観の説明
編集部
鄙びた夏の田舎の雰囲気がよく表現されていました。
話題性の説明
編集部
第13回小学館ライトノベル大賞にてガガガ賞と審査員特別賞をW受賞。 審査員の浅井ラボに絶賛されました。 2022年にはアニメ映画が公開されています。
初心者向けの説明
編集部
やや一般文芸寄りで高尚なきらいがあるので、ラノベの入門編として最適解かは微妙な所。
読後感のよさの説明
編集部
個人的にはご都合主義に白けましたが、客観的にはハッピーエンドで大団円だったので、読後感は良いと思いました。
テンポの良さの説明
編集部
1巻で綺麗に纏まっていました。
読みやすさの説明
編集部
文章は整っており読みやすいです。
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