都内の洋食レストランで働いていた箸本なつめが、祖母の遺した食堂『ほたる亭』を茨城で引き継ぎ、人間だけでなくあやかしも訪れる店を切り盛りする物語。和服姿の紅葉とともに、猫又、河童、狐やタヌキ、天狗、鬼などの悩みに向き合い、料理を通して関係をつないでいく。舞台は天狗町の食堂とその周辺で、日常の仕事と妖怪たちの事情が交差する。シリーズは一冊完結の形で、食堂を軸にしたあやかし譚としてまとまっている。続編や外伝の情報はない。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
祖母から受け継いだ食堂にはあやかしがやってくると知った主人公と、主人公を支えてくれるあやかしたちのあたたかな物語。
編集部
都会の洋食店で働いていた主人公は、祖母が亡くなったことで食堂を受け継ぐことになる。その食堂には普通のお客さまだけでなく、あやかしもやってくると知り、ぶっきらぼうにも支えてくれる「紅葉」に協力してもらいながら、成長していく物語。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
・女性料理人の話が読みたい人 ・あやかしの来る食堂の話を読みたい人 ・あやかしの食トラブルをいろいろ見てみたい人 ・イケメン男性に支えられて、成長する主人公が見たい人
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AI分析(あらすじ)
- 食堂ものや料理中心の物語が好きな人 - 妖怪・あやかしが日常にいる設定に関心がある人 - 連作形式で客ごとの事情を追う話を読みたい人
著者情報
この項目をレビュー編集部
栗栖ひよ子(くりす・ひよこ) 茨城県出身。 2018年「菓子先輩のおいしいレシピ」で小説家になろう×スターツ出版文庫大賞の特別賞を受賞し、書籍化デビュー。 ≪代表作≫ ・恋する金曜日のおつまみごはん~心ときめき三食餃子~ ・異世界でお菓子を振舞ったら、王子と竜騎士とモフモフになつかれました」 ・菓子先輩のおいしいレシピ
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
細居美恵子 イラストレーター。文庫本などの表紙を多数担当。 ≪代表作≫※表紙、挿絵 ・双子騎士物語 ・さようなら君の贖罪 ・異世界温泉郷シリーズ ・老舗酒造のまかないさん ・世界の果てのランダム・ウォーカー ・恋文やしろのお猫様
受賞歴
この項目をレビュー編集部
2018年「菓子先輩のおいしいレシピ」で小説家になろう×スターツ出版文庫大賞の特別賞を受賞
編集部
全体的に初心者でも読みやすい文体、世界観の作品である。祖母から受け継いだ食堂を守りたい主人公と、都会で料理人として苦悩を抱いていたことなど、主人公の気持ちにも入り込みやすい作品。イケメンの紅葉に支えられ、あやかしたちとも仲良くなり、人とあやかしの両方を大切にしながら成長してく姿は成長物語としてもよかったと感じる。最後には子どもの頃に片恋していた相手と、再会できた主人公の物語の流れもとてもよかった。
作品Q&A
文体はどんな感じ? ストーリー
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世界観の作り込みは? 世界観
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評価されるポイントは? ストーリー
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この作品の特徴は? ストーリー
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どんなテーマ・ジャンル? ストーリー
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 祖母の食堂を継ぎ、人間とあやかしが訪れる店で「食事を通じた悩み相談・トラブル解決」が描かれる点を、斬新で読みやすいと評する声が多い。
- すいとんをはじめ、地元の食材やスイーツなど「美味しそうな料理描写」が印象的で、読後に食べたくなる。
- あやかしものとご飯ものの組み合わせが相性よく、失敗しにくいタイプの作品だ。
- 根っからの悪役がいない、争いも大きく荒れないなど、安心して和める雰囲気を高く評価する読者が多い。
- 1巻完結で手に取りやすい、Kindle Unlimitedで気軽に読めるといった読み方のしやすさも支持されている。
こんな人におすすめ
- 食堂・料理を舞台にしたほのぼの系ファンタジーを探している人。
- あやかしや神々が登場する「食と縁」の物語が好きな人。
- 都会での仕事疲れから田舎の食堂へ戻る主人公の成長・再出発に共感したい人。
- 肩の力を抜いてサクッと読める、箸休め向きの1冊を求めている人。
- 女性料理人の視点で、人とあやかしの交流を温かく味わいたい人。
人を選ぶポイント
- 終盤の展開やクライマックスが駆け足・あっさり感があり、もう少し丁寧に描いてほしい。
- お料理・あやかし・恋愛・問題解決など要素は揃う一方、どれも深くは掘り下げない軽さで、物語の厚みを求める人には物足りない可能性がある。
- 食堂ものながらスイーツ寄りの印象や、一部キャラの存在感の薄さを指摘するレビューもある。
- 1巻で区切りがつくため、続編や世界の深掘りを期待していた読者の中には、もどかしさを感じる声も見られる。
テンポ・読後感
- 全体的に「さらさら」「サクサク」読めるテンポで、のんびりした空気感と展開の軽快さが両立している。
- ほっこり・和み・読後に元気になれるといった、心が温まる読後感を挙げる声が目立つ。
- 食堂人情話としてハズレが少なく、疲れたときの癒やし向きだ。
- 天狗町を舞台にした田舎の雰囲気や、地元の思い出の味・伝承がつながる描写も好意的に受け止められている。
- 個食の時代に「一緒に食べる」ことの大切さを考えさせられる、という読み方も見られる。
キャラクターへの評価
- 主人公・なつめは、都会での苦労を経て食堂を引き継ぎ、得意の料理であやかしの問題に向き合う姿が共感・好感を集めやすい。
- 常連の紅葉は、ぶっきらぼうさや秘密めいた雰囲気がありつつ主人公を支える存在として、魅力・推しキャラの声が多い。
- 狐・狸・兎など個性のあるあやかしや、動物系キャラの可愛らしさを評する読者が多い。
- 祖母との思い出や、一部のあやかしとのエピソードに感情移入しやすい。
- 座敷わらしや農園の人物など、もう少し活躍の場が欲しい・存在感がもったいない。
巻一覧
この巻のあらすじ
都内の洋食レストランで毎日忙しく働いていた箸本なつめは、突然の祖母の訃報に急ぎ実家がある茨城に帰った。 そこでなつめは、祖母のエンディングノートに「食堂は、孫のなつめに遺します」と書いてあったことを知らされる。 彼女は祖母の意思を受け取り、食堂『ほたる亭』を引き継ぐことにーーしかしそのお店は、人間だけではなくあやかしもやってくる食堂だった…!?
和服イケメンの紅葉とともにあやかしたちの悩みを解決していく、ほかほかグルメ奇譚! プロローグ 一品目 あやかし食堂、はじめました 二品目 キャットフードしか食べられない猫又 三品目 キュウリが怖い河童 四品目 狐とタヌキとウサギの三つ巴うどん 五品目 天狗とすいとん 六品目 鬼とすいとん
星評価・感想
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