本作は、意思を持つ呪力「フォーミュラ」を扱う高校生たちを描く現代伝奇シリーズ。舞台は、普通の高校生活の裏に特殊能力の教育を受けた過去や、封鎖された校内での連続殺人が重なる世界である。主人公の伊波瀬砌は、雙羽塾という進学塾で力の扱いを学んだあと、崩壊事件を経て日常に戻っていたが、四年前の猟奇殺人「切り裂く者」を思わせる事件と再び向き合うことになる。フォーミュラは宿主に力を与える一方で暴走の危険も持ち、過去の塾崩壊、現在の学園事件、呪術を使う犯人の存在が重なっていく。砌が何を守り、どの事件の真相に触れるのかが物語の中心になる。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 設定の作り込みが細かく、用語や能力体系を追う楽しさがある。
- 学園ものとしての軽さと、異能バトルの要素が同居している。
- 主人公カップルや先輩後輩の関係がかわいく、人物同士の距離感が見どころになる。
- シリーズや関連作へのつながりを意識して読むと、世界観の広がりが感じられる。
こんな人におすすめ
- 異能設定や用語整理をじっくり追うのが苦にならない人。
- 学園ファンタジーやライトノベルのシリーズものが好きな人。
- キャラ同士の関係性やカップリング要素を楽しみたい人。
- 三雲岳斗作品や関連シリーズをまとめて読みたい人。
人を選ぶポイント
- 設定や専門用語が多く、初見では把握しづらい。
- 登場人物が多めで、視点移動を丁寧に追う必要がある。
- 物語の広がりに対して、巻数の制約を感じる構成になっている。
- 展開や回収がやや物足りなく感じられる部分がある。
テンポ・読後感
- 序盤は導入中心で、勢いよりも世界観の説明が目立つ。
- 謎や伏線を抱えたまま進むため、読後感はすっきり一辺倒ではない。
- 軽快さの中に、続きが気になる引っかかりが残る。
- 途中でやや惰性を感じる読み手もいるが、設定や雰囲気で引っ張るタイプ。
キャラクターへの評価
- 主人公まわりのカップルが好意的に受け止められている。
- 先輩・後輩の組み合わせが印象に残りやすい。
- 登場人物が多く、誰を軸に追うかで印象が変わる。
- 敵側を含めた視点の切り替えがある一方、動機はつかみにくい。
巻一覧
この巻のあらすじ
フォーミュラ。それは人間の意識の奥底に眠る、意思を持つ「呪力」。宿主に強力な力を与えるのと引き替えに、常に暴走の危険をはらんでいる。高校生、伊波瀬砌は、かつて雙羽塾という進学塾で、その特殊能力を操るための教育を受けた子どもたちの一人だった。謎の大火災により雙羽塾が崩壊して、半年後。普通の高校生として生活する砌のもとに一通の封筒が届けられる。それは、四年前に起きた猟奇殺人犯「切り裂く者」の事件を報じた新聞記事のコピーだった。そして、まるでその事件を再現するように、封鎖された校内で、次々に人が殺されていく。同じ呪術を操る犯人から、砌は大切な人を護ることができるのか……? 三雲岳斗が贈る新シリーズ第1弾!!
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