帝国の幽霊屋敷と呼ばれる涜神館を舞台に、霊媒師や霊能力者たちの集う場で起こる連続殺人を追うゴシックホラー×本格ミステリのシリーズです。中心人物は、イカサマ霊媒師として招かれたグリフィス。交霊会で得た霊の証言、悪魔崇拝の伝承、館に残る因縁が絡み合う中で、事件の構図を論理と超常の両面から探っていきます。館の内部で起こる殺人を軸に、伝承や霊的現象の解釈、人物同士の疑念が重なる形で物語が進みます。単巻構成で、館ものの密室性と怪異譚の要素を合わせた内容です。続編・外伝・短編の情報はありません。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ゴシックホラーと本格ミステリが強く噛み合い、怪異の濃さと謎解きの両方を楽しめる。
- 悪魔崇拝、幽霊屋敷、交霊会、霊能力者など、舞台装置の密度が高くて勢いがある。
- 霊能力や超常設定を使いながらも、推理の骨格は意外とオーソドックスで納得感がある。
- 登場人物の癖が強く、会話や関係性のやり取りが作品の推進力になっている。
- 読後感は重苦しさ一辺倒ではなく、突き抜けた面白さや爽快感を挙げる声が目立つ。
こんな人におすすめ
- オカルト、ゴシックホラー、エログロ寄りの雰囲気が好きな人。
- 特殊設定ミステリや館もの、本格ミステリの変化球を求める人。
- キャラの濃さや大仰な演出を楽しめる人。
- まっとうな推理だけでなく、怪奇趣味や世界観の強さも重視する人。
- 読みやすさのあるラノベ調の語り口で重めの題材を読みたい人。
人を選ぶポイント
- 性的表現やグロテスクな描写がかなり多く、苦手だと読み進めにくい。
- オカルト色が強いため、純粋な本格ミステリだけを期待すると印象がずれる。
- キャラクターや語り口の癖が強く、合わないとノリに乗れない。
- 特殊設定のルール感や結末の方向性に好みが分かれる。
- 前半は設定説明や雰囲気づくりが厚く、展開の速さを求めるとやや長く感じる。
テンポ・読後感
- 前半は館の異様さと霊能力者たちの紹介でじわじわ引き込。
- 中盤から事件と怪異が重なって、読書体験は一気に加速する。
- 文章は重厚な題材のわりに読みやすく、勢いで押し切る力がある。
- 不穏さ、猥雑さ、怪奇趣味が混ざった濃い空気が続く。
- 解決後は意外とすっきりした読後感や、呆然とする余韻が残る。
キャラクターへの評価
- グリフィスはイカサマ霊媒師としての軽さと、場を回す読みやすさが好評。
- ダレンは相棒役として信頼感があり、二人の関係性を推す声が多い。
- クランドン夫人は強烈な個性で印象に残り、好悪を超えて話題になりやすい。
- 霊能力者たちは一人ひとり設定が濃く、誰を見ても退屈しない。
- 主要人物の癖の強さが、そのまま作品の魅力と読みにくさの両方になっている。
巻一覧
涜神館殺人事件
この巻のあらすじ
超常現象渦巻く悪魔崇拝の館で幕を明ける、霊能力者連続殺人事件! 異才・手代木正太郎の筆が暴れる、ゴシックホラー×本格ミステリ!
“妖精の淑女”と渾名されるイカサマ霊媒師・グリフィスが招かれたのは、帝国屈指の幽霊屋敷・涜神館。 悪魔崇拝の牙城であったその館には、帝国が誇る本物の霊能力者が集っていた。 交霊会で得た霊の証言から館の謎の解明を試みる彼らを、何者かの魔手が続々と屠り去ってしまう……。 この館で一体何が起こっていたのか? この事件は論理で解けるものなのか? 殺人と超常現象と伝承とが絡み合う先に、館に眠る忌まわしき真実が浮上するーーーー!!
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