大学生の紙透窈一は、相手の瞳を覗き込むと過去を読み取り、追体験できる能力を持つ。野良猫の瞳を通じて未来視の少女・柚葉美里とつながった窈一は、大学の演劇部の周辺で連続殺人事件が起きると告げられ、運命を変えるため調査に動く。猫の瞳越しには過去の世界との会話も成立し、死者からの手紙や手がかりが現在へ届く。窈一はミリに直接会う方法を探す一方で、二人の時間はずれており、やり取りは常に猫の瞳を介する。現代の大学生活を土台に、過去視・未来視・秘密と嘘が交差する物語として進む。
構造レビュー
編集部判定 判定なし
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
特殊能力を持った大学生は気になるあの子の死を猫の瞳の中に見る。
編集部
瞳の覗き込むことで過去の記憶を読み取り追体験できる特殊能力を持った大学生と、未来視の能力を持ったヒロインが猫の瞳越しに出会い、彼女が被害者となる連続殺人の解決に乗り出す青春SFミステリー。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
キャンパスライフに憧れている人 特殊能力ヒロインと運命の出会いを経験したい人 猫が好きな人 演劇部で青春したい人 素人探偵になって連続殺人事件を捜査したい人 朗らかで聡明な美少女助手に応援してもらいたい人
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AI分析(あらすじ)
現代を舞台にした異能ミステリー、大学を舞台にした事件調査、時間差のある人物関係に関心がある人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
四季大雅は日本のラノベ作家。『わたしはあなたの涙になりたい』でガガガ文庫からデビューした。代表作は以下。 『バスタブで暮らす』 『クラスで浮いてる宇良々川さん』
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
一色は日本のイラストレーター兼漫画家。ラノベのイラストを数多く手掛ける。代表作は以下。 『若返りの大賢者、大学生になる』 『魔女の愛し仔』 『ガンナー・ガールズ・イグニッション』 『転生程度で胸の穴は埋まらない』
受賞歴
この項目をレビュー編集部
編集部
四季大雅の電撃文庫デビュー作。主人公とヒロインが猫の瞳を介して知り合い、素人探偵とその助手として連続殺人の捜査をする設定が面白い。その一方一巻で纏めるには欲張りすぎた感が否めず、本筋に直接関わりのない演劇部の活動や人間関係の枝葉末節の描写は蛇足に感じた。乙一の『暗いところで待ち合わせ』や『きみにしか聞こえない CALLING YOU』の影響を感じる。
作品Q&A
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読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 過去視の主人公と未来視のヒロインが、猫の瞳を介して出会うSF×ボーイミーツガールの設定に、ユニークさを感じる。
- 大学演劇部を舞台にした演劇描写のリアリティや臨場感、作中の戯曲シーンの濃さが高く評価されている。
- 四季大雅氏の文章力・演出力の強さで一気に読み進められる、引き込まれる。
- 過去・未来・現在が交錯する構成や、提示されたヒントをたどる読み味に、ミステリとしての面白さを見出す読者もいる。
- 二人が互いの運命に向き合う切なさや、終盤の感情の揺さぶりを「エモい」「胸に残る」と評価する声がある。
こんな人におすすめ
- キャンパスライフや演劇部の青春ドラマに惹かれる人。
- 特殊能力×恋愛×ミステリを一度に楽しみたい人。
- 設定や時系列を追いながら、少し頭を使って読むのが好きな人。
- 作者の前作ファンで、作風の変化や要素の詰め込み方にも関心がある人。
- 切ない余韻や、現実と虚構が交わる不思議な読後感を求める人。
人を選ぶポイント
- SF・恋愛・ミステリ・演劇など要素が多く、詰め込み過ぎで消化不良・纏まりにくいと感じる声が多い。
- 過去と未来を行き来する時系列や視点の切り替えが複雑で、理解に苦労した。
- 素人探偵が事件に踏み込む説得力、警察の存在感の薄さなど、リアリティ面での違和感を指摘する読者もいる。
- 登場人物が多く紙幅が足りない印象があり、没入しにくい・淡々と感じた。
- ラストの方向性や余韻の苦さが好み分かれし、ハッピーエンドを期待する人には合わない可能性がある。
テンポ・読後感
- 一読で勢いよく読み切れる一方、設定理解のために集中力を要する作品だ。
- 道中は情報量の多さから食いにくく、演劇パートで中だるみを感じる読者もいるが、終盤で一気に畳みかけられる展開を評価する意見もある。
- 全体的に淡々として入り込みにくい、あるいは閉塞感や諦念を感じる重めの読後感だと語る声がある。
- ミステリとしては意外性や仕掛けを楽しめる一方、推理の弱さや破綻感を感じた。
- 前作と比べて要素過多で道中が苦労したが、終盤の感情の動きは相変わらず強い、という比較感想も見られる。
キャラクターへの評価
- 猫の瞳越しに交流する柚葉美里は、謎めいた魅力と切なさで物語の中心に据がる存在だ。
- 主人公・紙透窈一は、運命を変えようと奔走する姿や、ヒロインへの信頼の描き方が印象に残るとされる。
- 演劇部の阿望先輩は、最初は浮いている印象でも、読み進めるうちに最も好きになった。
- 演劇部員や筋肉先輩など個性的な部員描写を楽しんだ。
- 二人の「互いの最善」が食い違う関係性の切なさや美しさを高く評価する読者が多い。
巻一覧
この巻のあらすじ
★第29回電撃小説大賞《金賞》受賞作★ ☆読書メーターOF THE YEAR2023-2024 ライトノベル部門第2位☆
瞳を覗き込むことで過去を読み取り追体験する能力を持つ大学生・紙透窈一(かみすきよういち)。退屈な大学生活の最中、彼は野良猫の瞳を通じて、未来視の能力を持つ少女・柚葉美里(ゆずのはみり)と出会う。 猫の瞳越しに過去の世界と会話が成立することに驚くのもつかの間、『ミリ』が告げたのは衝撃的な『未来の話』。
「これから『よーくん』の周りで連続殺人事件が起きるの。だから『探偵』になって運命を変えて」 調査の過程で絆を深める二人。ミリに直接会いたいと願う窈一だったが…… 「そっちの時間だと、わたしは、もうーー」
死者からの手紙、大学の演劇部内で起こる連続殺人、ミリの言葉の真相──そして、嘘。 過去と未来と現在、真実と虚構が猫の瞳を通じて交錯する、新感覚ボーイミーツガール!
デビュー作『わたしはあなたの涙になりたい』(小学館ガガガ文庫刊)は『このライトノベルがすごい!2023』(宝島社刊)新作部門1位を獲得。 超大型新人が電撃小説大賞の看板を引っ提げて繰り出す衝撃作!
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