藤木六華は、人の寿命を色の感覚として受け取ってしまう女子高生。夜の街で春風歩と出会った彼女は、命の気配を持たない彼に惹かれていくが、ある再会では歩が六華を覚えておらず、青い気配をまとって翔と名乗る。現代の町を背景に、六華は歩の言動の差、名前の揺れ、色の不在を手がかりに、その身に起きている事情へ近づいていく。表では静かな夜の散歩や会話が続き、その内側で、命をどう見るか、相手をどこまで知れるかが問いとして残る。違和感の積み重ねから関係の輪郭が変わっていく単巻の物語。

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  • AI分析(あらすじ)

    現代を舞台にした恋愛と異能設定、記憶や正体のずれを含む物語に関心がある人

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読者レビューをもとに AI が要約した内容です。

作品の魅力

  • 命の色が見える少女と、色を持たない青年という設定が強く印象に残る。
  • 限られた時間の中で育つ恋が、切なさと温かさを同時に残す。
  • 文章表現がきれいで、言葉選びやロマンチックな描写が刺さる。
  • 伏線の置き方や仕掛けが丁寧で、読み進めるほど引き込まれる。
  • 悲しさだけで終わらず、読後にやさしさや満足感が残る。

こんな人におすすめ

  • 切ない青春恋愛や、儚さのある物語が好きな人。
  • きれいな文章や雰囲気重視で読みたい人。
  • ファンタジー寄りの恋愛小説として楽しめる人。
  • しんみりしつつも、最後は前向きな余韻がほしい人。
  • 王道の恋愛に少し不思議な設定が加わった作品を求める人。

人を選ぶポイント

  • 現実味よりも雰囲気や象徴性を重視した作風。
  • 日常会話の中で大きな人生観を語る場面が合わない人もいる。
  • 序盤から結末の方向性が示されるため、驚き重視の人には弱め。
  • 主人公のテンションや空気感に温度差を感じる場合がある。
  • かなり切ない題材なので、重い恋愛が苦手だと読みづらい。

テンポ・読後感

  • 物語の進みは穏やかで、夜の散歩のように静かに浸れる。
  • 透明感があり、全体に透き通った空気が流れている。
  • 切なさがじんわり積み重なり、読後は感傷が残る。
  • 重苦しさ一辺倒ではなく、やさしさや温もりが差し込。
  • 終盤に向けて感情がまとまり、読了感は比較的すっきりしている。

キャラクターへの評価

  • 六華は繊細で、相手を見つめるまなざしの真っすぐさが印象的。
  • 歩は不思議でロマンチックな雰囲気があり、言動が魅力として受け取られている。
  • ふたりの距離感はピュアで、短い時間でも強い印象を残す。
  • 姉の存在が物語に揺らぎを与え、感情面の厚みを出している。
  • 主人公の振る舞いに好感を持つ声がある一方、テンションの差が気になる声もある。

巻一覧

この世界からまた君がいなくなる夜に
2022年7月 ISBN 9784049145458
この巻のあらすじ

命の寿命を色で感じ取ってしまう女子高生の藤木六華はある夜、春風歩と名乗る青年と出会う。 夜の散歩が趣味だという彼は誰もが持つはずの命の色を持たず、そんな歩の不思議な雰囲気に六華は興味を持ち惹かれていく。 だがある日、町で見かけた彼はいつもと様子が違った。六華のことを覚えておらず、青色の命を纏い自分を“翔”だと告げーー。 やがて明らかになる、歩の切なく残酷な秘密。それを知ったうえで、二人は限りある時間で奇跡のような恋をする。 プロローグ 眠り姫の想い人 第一章 死色のクオリア 第二章 無色透明の秘密 第三章 ラブソングを、君に 終章 わたしの世界を変えた人 エピローグ 君の素顔

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