咲良田は、記憶保持、未来視、リセットなどの能力が存在する地方都市で、能力の運用を管理局が見守っている。浅井ケイは記憶を失わない高校生、春埼美空はケイの指示で三日分の状態を戻す少女として、奉仕クラブの依頼や街の案件に関わる。猫の扱いに始まる小さな仕事から、魔女と呼ばれる人物、二年前の中学校での会話、長い眠りの夢の領域へと話題が移り、街の来歴や能力の意味が少しずつ見えてくる。個々の事件と過去の断片がつながり、改変された記憶や能力消失後の状況まで視野に入るシリーズ。視点は少年少女の関係だけでなく、能力が街にどう組み込まれているか、そして何が残るのかへ広がっていく。
構造レビュー
編集部判定 良作
短評・キャッチコピー
この項目をレビュー編集部
能力者が住む町・咲良田で相次ぐ不思議な事件の顛末。
編集部
特殊能力者が集められた地方都市・咲良田を舞台に、マクガフィンが巻き起こす不可思議な事件の顛末を描く群像劇。
こんな人におすすめ
この項目をレビュー編集部
能力者同士の駆け引きや出し抜き合いが好きな人 謎の機関が暗躍する話が好きな人 少年少女の微妙な距離感やすれ違いを楽しみたい人 ありふれた地方都市・咲良田の秘密に衝撃を受けたい人
-
AI分析(あらすじ)
記憶操作や時間巻き戻しの能力設定、学園を舞台にした依頼解決、街の成り立ちを追う構成に関心がある人。
著者情報
この項目をレビュー編集部
河野裕は日本の作家。本作『サクラダリセット』で角川スニーカー文庫からデビューした。代表作は他に『つれづれ、北野坂探偵舎シリーズ』『「架見崎」シリーズ』『「階段島」シリーズ』『最良の嘘の最後のひと言』『昨日星を探した言い訳』『彗星を追うヴァンパイア』『君の名前の横顔』など。
イラストレーター情報
この項目をレビュー編集部
椎名優は日本のイラストレーター。数多くのラノベのイラストを手掛ける。代表作は以下。 * 月と貴女に花束を(志村一矢著、電撃文庫) * 猫の地球儀(秋山瑞人著、電撃文庫) * エンジェル・ハウリング(秋田禎信著、富士見ファンタジア文庫) * なずな姫様SOS(阿智太郎著、電撃文庫) * 麒麟は一途に恋をする(志村一矢著、電撃文庫) * ダークエルフの口づけ(川人忠明著、富士見ファンタジア文庫) * 紅牙のルビーウルフ(淡路帆希著、富士見ファンタジア文庫) * モーフィアスの教室(三上延著、電撃文庫) * メガロ・オーファン(若木未生著、角川ビーンズ文庫) * ユーフォリ・テクニカ ~王立技術院物語~(定金伸治著、C★NOVELSファンタジア) * 偽りのドラグーン(三上延著、電撃文庫) * ベイビー、グッドモーニング(河野裕著、角川スニーカー文庫) * あじさいの季節に僕らは感応する(志茂文彦著、ファミ通文庫) * スライムなダンジョンから天下をとろうと思う。(再藤著、アース・スターノベル) * 男なら一国一城の主を目指さなきゃね(三度笠著、FUJIMI SHOBO NOVELS) * 自殺するには向かない季節(海老名龍人著、講談社ラノベ文庫) * ウォーター&ビスケットのテーマ(河野裕・河端ジュン一共著、角川スニーカー文庫) * いつかのクリスマスの日、きみは時の果てに消えて(瀬尾つかさ著、ファミ通文庫) * 異世界転生して生産スキルのカンスト目指します!(渡琉兎著、ドラゴンノベルス) * 本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~(香月美夜、TOブックス)
メディアミックス状況
この項目をレビュー編集部
河野裕の代表作。タイトル『サクラダリセット』のダブルミーニングが利いている。ケイと美空の微妙な関係性にニヤニヤするもよし、個性的な仲間たちから推しを探すもよし。管理局と能力者の対立の顛末、謎の物質マクガフィンの正体には意表を突かれた。
作品Q&A
合わない人・注意点は? ストーリー
回答を書く
このラノでノミネートされたことはありますか? シリーズ全体
評価されるポイントは? ストーリー
回答を書く
サクラダリセットのアニメは何で見れますか? メディアミックス 会員の質問
まだ回答がありません。最初の回答を書いてみませんか?
回答を書く
サクラダリセットはどんな話? その他 会員の質問
まだ回答がありません。最初の回答を書いてみませんか?
回答を書く
質問を投稿するにはログインしてください。
質問を投稿
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- 精緻で繊細な物語構成と、各巻をまたいで伏線がつながっていく一体感を高く評価する声が多い。
- 透明感のある文章や哲学的な語り口、能力設定への自然な組み込み方が好評。
- 単純な三角関係以上の、少年少女のすれ違いや想いの描き方に心を動かされた。
- 謎や管理局の動きを含む駆け引きが巧みで、再読すると理解の深まりを感じる。
- 異能力ものとしては派手さを抑え、等身大の青春や優しさに焦点を当てた独自性を評価する声が多い。
こんな人におすすめ
- 能力者同士の駆け引きや、謎解き・伏線回収を楽しみたい読者。
- 派手な異能バトルより、会話や距離感、感情の機微を味わいたい人。
- ライトミステリーやライト文芸寄りの、落ち着いたトーンの作品が好きな人。
- 前半から謎が多い構成を読み進め、後半で全体像が見えてくる展開を好む人。
- アニメ版より原作の描写やニュアンスを味わいたい、または両方比較したい人。
人を選ぶポイント
- 1〜2巻は世界観説明や謎が多く、最初は座りが悪い・遠い印象を受ける。
- 初読では理解しづらい部分があり、読み進めるか再読で初めて腑に落ちる。
- 異能力バトルものを期待すると、全体に地味で大人しく感じる可能性がある。
- 文章の密度が高く、読むのに時間がかかる。
- 短編集を挟む巻があり、本編との距離感に戸惑う読者もいる。
テンポ・読後感
- 咲良田という能力者の街を舞台に、抑制されたトーンで描かれる異能力×青春×ミステリー。
- 前半は謎が多く読み進めるまで落ち着きにくいが、過去編や中盤以降で物語の輪郭が見え、後半戦に入ると温度感が上がる。
- ラノベらしい派手さや萌え要素に特化せず、等身大の会話と静かな駆け引きが中心。
- 青春小説・ライトミステリー・哲学的小説の要素が混ざり合い、簡単なジャンル名では言い表せない作品だ。
- クライマックスに向けてタイトルの意味が重なり、佳境感が高まっていく構成を楽しむ声がある。
キャラクターへの評価
- 浅井ケイ:記憶を保持する能力者として、クールで判断に頼られる存在。物語を通じて少しずつ変化していくように感じる。
- 春埼美空:リセット能力を持つ少女として、可愛らしさや健気さ、ひたむきさが読者に支持されている。
- 相麻菫:物語の中心にいる重要人物として、純粋で切ない想いや、全体を見通すような存在感が強く印象に残る。
- 浦地正宗:怪しい管理局員として、理想の対立や駆け引きの軸になる存在だ。
- 坂上・宇川・非通知くんなど脇役も、能力の組み合わせやユーモア要素として好意的に語られることがある。
巻一覧
この巻のあらすじ
「リセット」たった一言。それだけで、世界は、三日分死ぬ──。能力者が集う街、咲良田。浅井ケイは、記憶の保持する能力をもった高校一年生。春埼美空は、「リセット」──世界を三日分巻き戻す能力をもっており、ケイの指示で発動する。高校の「奉仕クラブ」に所属する彼らは、ある日「死んだ猫を生き返らせてほしい」という依頼を受けるのだが……。リセット後の世界で「現実(いま)」に立ち向かう、少年と少女の物語。大ヒットシリーズ、第1弾!
この巻のあらすじ
「貴方は、貴方の未来を知りたい?」能力者が集う街、咲良田。記憶保持の能力を持つ少年・浅井ケイと「リセット」能力を持つ少女・春埼美空は、管理局の要人に呼び出される。名前を持たず、「魔女」と名乗るその初老の女性は、30年近く隔離され、窓一つない部屋に住んでいた。彼女の能力は、未来を見ること。その役割は、咲良田の未来を監視すること。そして魔女は、自身の死期が近いことを知っていた――。人気シリーズ、第2弾!!
この巻のあらすじ
「どうして、君は死んだの?」“記憶保持”の能力をもつ浅井ケイ、“リセット”の春埼美空、そして“未来視”の相麻菫。二年前。夏の気配がただよう、中学校の屋上で、相麻は問いかけた。「私たちの中に、アンドロイドがいると仮定しましょう」夏の終わりに向けて、三人は考え続ける。アンドロイドは誰? 最も人間からかけ離れているのは、誰──? 二年前死んでしまった少女と、すべての始まりを描く、シリーズ第3弾!
この巻のあらすじ
「リセットを、使えません」相麻菫の死から二週間。浅井ケイと春埼美空は、七坂中学校の奉仕クラブに入部する。二人は初めての仕事を振られるが、春埼はリセットを使えずにいた。相麻の死をそれぞれに考えるケイと春埼。ケイは、相麻が死んだ山へと向かい……。(「Strapping/Goodbye is not an easy word to say」)。中学二年の夏の残骸、高校一年の春、そして夏──。壊れそうな世界をやわらかに綴る、シリーズ第4弾!
この巻のあらすじ
「私を普通の女の子にすることが、貴方にできる?」復活した相麻菫。ケイは彼女に、咲良田の外に──能力が存在しない世界に移住することを提案する。だがそれが上手くいくのか、彼にも分からなかった。確証を得るため、ケイは管理局の仕事を引き受け、春埼、野ノ尾とともに、九年間眠り続ける女性の「夢の世界」へ入る。そこでケイは、ミチルという少女と青い鳥に出会い──! “咲良田”とは? 能力とは? 物語の核心に迫る第5弾!
この巻のあらすじ
「これで、最後だから。たぶん、あと数日で、すべて終わる」復活後、姿を見せなかった相麻菫。しばらくぶりの彼女からケイへの連絡は、奇妙なものだった。一つ目は、春埼と一緒に交差点でゴミ拾いをしろというもの。一方、管理局対策室室長・浦地は“咲良田のリセット”──全能力の消滅を目論んでいた。彼は未来視能力を持つ二代目魔女・相麻に接触し……。初代魔女が名前を失う前、咲良田の「始まりの一年」が明らかに! 最終章突入!!
この巻のあらすじ
「私が将来の夢を失くしたのは、貴方に出会ったからよ」能力を失くした相麻菫。「私は貴方を、覚えていません」能力を失くした春埼美空。改変された咲良田で、ケイはひとり、ふたつの記憶──街に能力が存在する本物の記憶と、能力が消滅した偽物の記憶──に直面していた。自らの過去に区切りをつけるため、ケイは初めて咲良田を出て──。複雑でシンプルな、大人のような少年がたったひとつを祈り続ける物語。堂々完結!!
星評価・感想
構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。 構造レビューを書く
感想を投稿するにはログインしてください。
最新 50 件を表示(全 58 件・感想付きを優先)
-
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 3 -
ブクログ 4 -
ブクログ 3 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4 -
ブクログ 5 -
ブクログ 5 -
ブクログ 4
