恋に至る病

判定なし
基本情報
イラスト
刊行年
2020
巻数
1巻
アニメ化
属性

構造レビュー

星評価

編集部判定 判定なし

評価

ストーリーの良さ
B (2)
キャラクター
B (2)
設定・世界観
B (2)
話題性
A (3)
初心者向け
B (2)
読後感の良さ
C (1)
テンポの良さ
B (2)
読みやすさ
B (2)

短評・キャッチコピー

編集部

150人以上の犠牲者を出した自殺教唆ゲーム『青い蝶』の主催者は完璧な女子高生だった。

概要

編集部

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。その主催者である女子高生・寄河景はいかにして怪物に変わったのか?幼馴染の少年・宮嶺の視線を通し紐解かれていくのは、純粋だった少年少女の運命を狂わせた最初の殺人の記憶だった。

こんな人におすすめ

編集部

少年少女の異常な愛情に惹かれる人 自殺願望を持っている人 悪意が拡散・伝染するSNSの危険性を垣間見たい人 衝撃のラストに絶望したい人

著者情報

編集部

斜線堂有紀は日本の小説家。もとはpixivでおそ松さんのBL二次創作を書いていた。尊敬する作家は佐藤友哉。代表作は以下。 『キネマ探偵カレイドミステリー』 『死体埋め部シリーズ』 『神神化身シリーズ』 『プロジェクト・モリアーティ』 『私が大好きな小説家を殺すまで』 『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』 『コールミー・バイ・ノーネーム』 『不純文学 1ページで綴られる先輩と私の不思議な物語』 『詐欺師は天使の顔をして』 『楽園とは探偵の不在なり』 『ゴールデンタイムの消費期限』 『廃遊園地の殺人』 『愛じゃないならこれは何』 『君の地球が平らになりますように』 『回樹』 『本の背骨が最後に残る』 『星が人を愛すことなかれ』 『ミステリ・トランスミッター 謎解きはメッセージの中に』

イラストレーター情報

編集部

くっかは日本のイラストレーター。美しい自然と儚げな美少女が融合したイラストに定評あり。イラストを手掛けたラノベは以下。 『ミモザの告白』 『夏へのトンネル、さよならの出口』 『きのうの春で、君を待つ』 『琥珀の秋、0秒の旅』 『終わらない冬、壊れた夢の国』 『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』 『私が大好きな小説家を殺すまで』

メディアミックス状況

編集部

2025年10月24日に『月の満ち欠け』で有名な廣木隆一監督による実写映画が公開予定。

評価点

編集部

主人公が信じ縋ってきたヒロイン像が根底から覆り、甘ったるい幻想が破壊さる瞬間の驚愕はぜひ味わってほしい。

【おすすめキャラクター】 '''寄河景''' 才色兼備な女子高生。嶺とは幼馴染で、陰惨ないじめから彼を救った恩人でもある。のちに自殺教唆ゲーム『青い蝶』を主催し、150人以上の少年少女を死に導くサイコパス。

評価が分かれる点・問題点

編集部

主人公が道化。ただただ救いがない。

総評

編集部

ヤンデレサイコパスヒロインが好きな人に読んでほしいサスペンス。SNS上で爆発的に拡散されていく悪意の描写、承認欲求に狂って身を滅ぼす少年少女の末路が印象的。偽りの恋愛感情を利用し嶺の思考を操作したた、邪悪極まるヒロインの本性には戦慄を禁じ得ない。

ストーリーの説明

編集部

ヤンデレヒロインの存在感が強烈な青春サスペンス。陰惨ないじめから救われた事がきっかけでヒロイン・景を盲信する嶺と、そんな彼の恋心を利用し、巧みに操った景の共依存関係に焦点が当たる。

キャラクターの説明

編集部

物語は嶺の視点で進んでいく。終盤まで景の本性が伏せられているのが上手く、彼女の真意が明らかになった場面は戦慄を禁じ得なかった。

設定・世界観の説明

編集部

猟奇事件や自殺の誘惑に惹かれ道を踏み外す、少年少女のダークサイドに鋭く切り込んでいた。SNSを活用した自殺教唆ゲームを主催する女子高生と、彼女に洗脳された男子高校生の破滅を描いたストーリーはなかなかショッキング。

話題性の説明

編集部

2025年10月24日に『月の満ち欠け』で有名な廣木隆一監督による実写映画が公開予定。TikTokの書籍紹介系アカウントで再生回数200万超えを叩き出し、28回もの重版を繰り返している。

初心者向けの説明

編集部

斜線堂有紀の著作の中では読みやすい部類だが、陰惨な内容の上ラストに救いがなく読者を選ぶ。SNSでバズった作品なので入手自体は容易。

読後感のよさの説明

編集部

警察に逮捕された嶺に衝撃の事実が突き付けられるラストは絶望的。ヒロインの景も死亡する為、ハッピーエンドしか許せない読者は回避推奨。因果応報の結末ではあるので、鬱作品に耐性があるならおすすめ。

テンポの良さの説明

編集部

可も不可もなく。小学生時代の淡い初恋体験を経て共犯となる高校時代まで、二人の立ち位置の変化や感情の深まりを上手く抽出し描いておりスムーズに感情移入が行えた。

読みやすさの説明

編集部

文章は平易だがキャラクターの価値観が道徳規範から逸脱しており、クレイジーな行動に嫌悪感を催す。景の真意を敢えてぼかすラストは考察の余地あり。

巻一覧

恋に至る病
ISBN 9784049130829

星評価・感想

構造レビューと同じ星評価・感想欄に保存されます。平均・中央値は上の「構造レビュー」欄に表示されます。

まだ感想はありません。