『編集長殺し』は、出版社ギギギ文庫の編集部を舞台にした連作形式の仕事ものです。新人編集者の川田桃香を軸に、企画書の調整、表紙案の検討、校正、印刷所との連絡、部数や検閲をめぐるやり取りなど、出版の現場で起こる細かな工程が積み重なっていきます。見た目は幼いのに権限を持つ編集長をはじめ、先輩編集者、校正者、デザイナー、印刷所担当、役員まわりの人物が登場し、職場内の会話と段取りがそのまま場面を動かします。各巻では、編集部に持ち込まれる課題や周辺人物の反応が変化しながら、レーベル内部の手順と関係性が少しずつ広がっていきます。
構造レビュー
作品Q&A
読者の声
読者レビューをもとに AI が要約した内容です。
作品の魅力
- ラノベ編集部の裏側を、業界あるあるとブラックな笑いで軽妙に見せる作り。
- 仕事の地味さやしんどさを、会話の切れ味とシュールな展開で読ませる。
- 役員視察、締切、校正、表紙デザイン、販促など、編集現場の細かいネタが濃い。
- 変人だらけの職場なのに、掛け合いのテンポがよくて読みやすい。
- 川田の成長や、編集部の空気が少しずつ変わる流れも見どころ。
こんな人におすすめ
- 業界もの、職場コメディ、ブラックユーモアが好きな人。
- ラノベ編集部や出版の内情ネタを笑って読める人。
- 変人キャラ同士の掛け合いを楽しみたい人。
- シリアスよりも、毒のある日常コメディを求める人。
- 仕事のしんどさをネタとして消化する作風が合う人。
人を選ぶポイント
- 実在の業界事情を連想させるネタが多く、内輪感や生々しさが強い。
- ブラックさやギリギリ感が前面に出るため、穏当なお仕事小説を期待すると違う。
- キャラの成長や物語の大きな起伏は控えめで、巻ごとの印象が散りやすい。
- ネタの密度は高いが、記憶に残る強い一本筋を求めると物足りなさがある。
- 表紙や作中の業界ネタに引っかかる人には、少し刺さりすぎる可能性がある。
テンポ・読後感
- 短いネタを畳みかけるテンポで、会話の勢いが強い。
- ひたすら重いだけではなく、乾いた笑いとゆるさが混ざる。
- 日常業務の積み重ねで進むため、派手さよりも細かい笑いが中心。
- どの巻からでも入りやすい連作感があり、気楽に読み進めやすい。
- ブラックな題材でも、全体の空気はコミカルで軽快。
キャラクターへの評価
- 川田はまとも寄りの新人として見られやすく、巻を追うごとに仕事人としての色が出てくる。
- 編集長は強烈で、怖さと幼さが同居する存在として印象に残る。
- 小山内は空気を読まない強キャラとして、場をかき回す存在感が大きい。
- 浜山や岩佐など、周囲の面々も癖が強く、誰もが一筋縄ではいかない。
- キャラの個性は濃いが、人物劇よりも職場の掛け合いで立つタイプ。
巻一覧
この巻のあらすじ
これがギギギ文庫の日常、だよっ♪
私、川田桃香。ギギギ文庫一年目の新人編集者です! カバーデザインに悩む今日この頃、編集長にデザイン案を見せにいったのですが……。
「初版500部のオーラね」「なにこのヤ●チャみたいな戦闘力のカバーは」「やり直し。むしろ生まれ直し」
……ボロクソですっ!フルボッコとはまさにこのこと。 編集長は、見た目はたいへん可愛らしい幼女なのですが、中身は骨の髄まで真っ黒なドSロリなのです。 権力(校了)とお金(決済)を握られては、私たちはぜったいに勝てないのです。
こんなときは、頼りになる先輩たちに相談するしかありません。きっと魅力的なカバーの秘訣を教えてくれるはずです――。
「とりあえず、あんたがモデルになりなよ」「体操服がいいと思うんよ」「顔はキリリと睨むのがいいかしらね」
――って、なんでですかっ!?
グチと笑いに満ちたお仕事るぽラノベ!と見せかけたGIGIGI文庫の闇を晒す告発本、ここに校了です! 今日も元気にギギギっちゃお~♪(ギギギ……疑偽欺……)
※「ガ報」付き!
※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
きびしい検閲をかい潜り、第2巻登場!!
「最近思うんだけど、ギギギ文庫よりいいレーベルってなくない?」
ギギギ文庫編集長は幼女です。今日はどうやらギギギ文庫(=自分)を褒められたい気分のご様子。 「そ、そうですね……」なんて心にもない相槌を打ってしまった私は、編集部一年目の川田桃香です。 でも仕方ないのです。今日こそ、この渾身の企画を編集長に通さなければ……っ!
――企画を通すための編集長の機嫌早見表ほか、部数マジック、テンプレ論、差し入れなどなど、業界の役立つ知識が盛りだくさん! そして全編集者の敵、“やつ”も現れる……?
「塩まいて塩ォ!」現役☆美少女編集も荒ぶる編集部るぽラノベ第2巻、ここに校了です!
※「ガ報」付き!
※ガガガ10周年電子特典!シリーズ既刊すべてのカバーイラスト付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
その新人、絶版回収レベルにつきーー。
ギギギ文庫編集部からお届けします。編集部一年目の川田桃香です。 このたび、私についに後輩ができました。名前は小山内桐葉さん。憎めない雰囲気の元気な娘さんです。 なのですが、
「一巻打ち切りどころか、絶版回収レベルの新入りね」
配属早々、編集長からは厳しい評価が! 編集部の皆さんからもほとんど同じ評価なので、私が甘いのかもしれませんが、何もそこまで言わなくても……。
とはいえ、私もうかうかしていられません。明日は我が身というやつです。 何せいまも目の前で、お怒りの方が……。
「あの誤字脱字野郎、ふざけやがって……。もし直接会ったら、小指をトルツメしてやろうかな」
小指をトルツメしてはいけません! そんなところで校正用語を使わないでください! ……校正者の山田さんはちょっぴり過激なお姉さんです。ただ、そのお怒りももっともなところがありーー。
ヤバい新人・小山内をはじめ、トルツメ校正者・山田さん、演技派な印刷所担当・三上さんなど、個性派メンバーが盛りだくさん! ますます賑やかな編集部るぽラノベ第3弾!
この巻のあらすじ
オシャレデザインに憧れて――。
「川田、完全に取り憑かれてるね。オシャレデザインの魔物に!」
私が見せたカバーデザインを見て、幼女編集長はそう言い放ちました。 そんな、デザイナーの海老沢さんと一緒につくった、渾身のデザインなのに! 編集長には、護摩行でオシャデザ魔を祓ってこいとまで言われる始末。ぐぬぬぬ……。
隣の岩佐さんや井端さんにも見せるものの、 「あー、これはお寺だね」「オシャデザ魔だけでなく、サブカル魔にも取り憑かれてるんよ」 やっぱりお寺行きですか! しかもサブカル魔って!
結局、井端さんが魔を祓ってくれるというのですが――。
オシャレデザイン問題、難し作家の担当とりかえばや物語など、今回もギリギリなネタがてんこもり! 業界のリアルが(いやでも)わかる、ゆるふわブラック系☆編集部るぽラノベ第4弾!
※「ガ報」付き!
※特別カラーちらし「ゲキ推し!!ガガガラブコメ ラインアップ」付き
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
この巻のあらすじ
編集長、まさかの……?
編集長の様子がおかしいです。
浜山さんの連絡ミスで刊行延期になったのに、「次から気をつけて」のひと言だけ。 これではただの幼女です。あの悪鬼羅刹のような顔はどこにいったのでしょう。
それ以外にも色々とおかしい点があり、私、川田をはじめとした編集部員がたどりついた結論はひとつ。
これは……ラーメン屋を開業するつもりなのでは? 編集長から店長にジョブチェンジするつもりでは?
「池袋を激戦区と呼んでいた」「背表紙を背脂と言い間違えた」などの証言が飛びでます。
編集長がいなくなるなんて考えたこともありませんでしたが、一体どうなってしまうのでしょうか……?
――編集長の去就をはじめ、ゴッドハンド役員の視察、荒れる新人賞選考、帰ってきたスーパーゴロetc...
かつてない衝撃が業界を襲う!? かもしれない編集部るぽラノベ第5弾!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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